野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(くつろぎ)

2012-10-15 22:03:32 | 野外教室

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コブシの花の満開を見るのは難しい。

この大木が真っ白の花で覆われると鳥がやってきて食べつくす。

手も足も出ない悔しさを数度味わった。

もう今年はコブシの花は見られないとあきらめていたら動くことのできない木のしたたかさか数日して又咲き始めるときもあるが感激するほどの量ではない。

妹のきんかんはコブシの花が好きで一度だけ満開の花を見に来たときはまだ肌寒いころだったが長い間コブシの花の下にたたずんでいた。

”ヤマザクラとコブシのどちらを先に選ぶ?”と聞くと迷わずコブシを選んだ。

雨台風での崖崩れを止めた谷側での作品作りでは根の迫力と威厳に硬くなっていたが遊歩道側では大きくて力強い根っこに甘えるような作品を作った。

正直なものだ。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(貫禄)

2012-10-15 19:42:46 | 野外教室

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雨台風での崖崩れを止めたヤマザクラの谷側での作品つくりはめいっぱい硬くなったからか遊歩道側での作品つくりではホッとする素材を使いたかった。

幸いカボチャとみかんが2個ずつありキノコでも探しにと遊歩道を歩いたが天気続きで一個しか見つからずロープで量感を出し貴重なキノコを真ん中に置き使うことにした。

やっぱし向かいあうと美しいサクラの木肌を見せたく両サイドに素材を置くことにした。

丸いカボチャが転げないように小枝を使った。

このヤマザクラは崖崩れを止めたことで畏敬の念をもつ特別な大木だったが生えている位置の関係で満開の花を楽しんだことはないが今年やっと見られそうな位置を発見したので来年の花時が楽しみだ。

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少人数だったが

2012-10-14 22:47:02 | 日記・エッセイ・コラム

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5:30分ごろ愛宕山やすらぎの家より瀬戸内海に沈む夕日だ。

毎月第二日曜日の切山ニコニコ市の後平家遺跡保存会の真鍋潤さんの案内でのハイキングの後遭遇。

何度か夕日が沈む時間帯にこの場所で眺めたが今回は最高だった。

ほんの30分前この場所に立ったが厚い雲の隙間から少しだけ夕焼け色が感じられる程度だったが一番華やぐときに雲がきれたようだ。

沈む夕日に”地球が動く”と言った人がいたが瀬戸内海に沈む夕日のようにダイナミックな言葉だ。

秋祭りのためいつもは20人前後の参加者だが私を含めて3人だけ。

後で聞けばお祭りが嫌いな人たちらしい。

目的地はいつ行っても良い山だが何度も行っている大谷山。

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まずはその中の一人は大谷山登山道入り口に置かれている杖の供給者だった。

どんな人がわざわざ杖を作って置いてくれているのかといつも思っていた。

杖を供給してもいいのが作れたと思うのからなくなっていくといっていたが今回も歩きながら7~8本作った。

彼は切山へ歩いてくるたびに投げ捨てられている空き缶を拾い始めて10年近くなるらしい。

はじめは持って降りられないほどあったが最近は少なくなったといっていた。

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何度も通っているのに見過ごしていた手入れされたヒノキ林は美しい。

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少人数で早く移動できたのか予定外で切山付近では珍しい火成岩が露出したかんかん石へ再度案内していただく。

いつもなら4時ごろ解散だがリーダーも含め参加者5人のうち4人は知っているようだが私は知らないで愛宕山やすらぎの家オーナーの参鍋さん主催のパーテーへ紛れ込みお酒や料理を美味しく頂きほんの30分前までは曇り気味の天気だったが瀬戸内海へ沈む秋の夕日を堪能。

ハイキングの参加者は最小人数だったが今までのハイキングにはない味わいがあった。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(祈り パート1)

2012-10-14 18:59:59 | 野外教室

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日ごろは明るく軽快な妹のきんかんがコブシの大木に向かいあったとたん身が引き締まるといっていたが題まで”祈り パート1”と固い感じだ。

このコブシの大木は遊歩道に隣接していつも見ているが雨台風で崖崩れを止めた谷側はほとんど見ることがない。

手早く作品を作るきんかんも足場の悪さもあるがかなり苦戦していた。

台風のときにできたであろう根っこの空洞を写してくれというが私の写真技術では思うようには写らないのが残念だ。

粟島で拾ってきたロープ、近くに生えていたシダ、素材として山小屋へ保管していたスイカズラを使った。

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作品つくりの前の状態だ。

このたくましい根っこで大地の恵みをたっぷりといただくのかカンピザクラが咲き終わるころ真っ白な花をいっせいに咲かせ濃いピンク色のカンピザクラと重なって見える位置に初めて立ったときはこの世のものとは思えない美さに息が止まる思いだった。

コブシの花は鳥に食べられるので満開は一度しか見たことはないのだけれど。

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ヤマザクラとコブシの大木は3メートルほど離れて生えているその位置からの遊歩道風景だが午後の陽で木の葉がキラキラと美しかった。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(木肌)

2012-10-13 22:18:42 | 野外教室

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ヤマザクラとコブシの大木が雨台風での崖崩れをせき止めた。

いつかその2本の大木を作品にしたいとは思っていたがやっと4回目にして向かい合う気持ちになった。

遊歩道からはいつも眺めているが谷になっている反対側に行きまじかで眺めると神々しいというか気軽には取りかかれない気分になるし木肌がとにかく美しい。

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そばに生えていたネズミもちを切り倒したので白っぽいグリーンの葉の裏を表にして周りに張った海で拾ってきたロープにぶら下げることしかできなかった。

貫禄負けだ。

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周りを整理する前だがこの根っこを見たときからひるんでいた。

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山仕事ではたじろぐが

2012-10-13 19:12:38 | 山小屋整備

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東京へ送る植物を採りに山小屋へ行くついでにナンテンの木を覆っているツルをのけるつもりで行ったが簡単ではなかった。

倒木を一面に覆い立っている木に這い上がっているオオツズラフジだがどこに根っこがあるかわからない。

ここはナンテンを覆っているツルの状態を確かめようと高い場所に登って見つけたが手をつける気持ちにもならない。

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ツルにすっぽりと覆われてしまったナンテンだが正月用の花材として使えるようにどうしてもツルは取り払いたい。

この場所はツルで覆われている下に空間があったのでアオツズラフジの根っこは見つけ切ったがヤマイモやオニドコロの根っこは見つからない。

かなり離れた場所より這ってきている可能性もあるがさがすのは難しい。

とにかく覆われているナンテンの実を陽に当てるためツルを切り引っ張った。

いろんな種類のツルが絡まって覆っているので細いツルでも引っ張るには力がいる。

それでもごっそりはがしたツルの中にはオオツズラフジの可愛い実やムカゴまであった。

オオツズラフジの実は花材として送りムカゴはもうすぐ横浜よりやってくる友達夫婦に食べてもらおう。

おもわぬ収穫にちょっと嬉しくはなったけれど・・。

それにしても数日前、野外教室で創作の気持ちで山小屋付近の自然を見ていたが山仕事の気持ちで見るのとはかなり違う。

今はツルたちのすさまじさにたじろいでいるが素材となれば元気が出るかもしれないが深入りしないで引き上げてきた。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(小滝)

2012-10-12 22:40:19 | 野外教室

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雨が降ると平らな屋上の縁から雨が滴り落ちるのだろう。

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ヒマラヤスギの落ち葉が流れのようにきれいに並んでいる。

トウモロコシ、セイタカアワダチソウの葉、茎などを流れのように並べた。

この作業をしていたら妹のきんかんが”大滝”ができたと叫んだので思わず”小滝”にした。

平らな屋上でも微妙な条件が整ってヒマラヤスギの茶色の落ち葉のきれいな一角ができていた。

簡素なつくりの狭い屋上だけれど周りの自然に助けられて思わぬいい作業場だった。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(大滝)

2012-10-12 16:27:43 | 野外教室

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家の片付けをしている先輩が大量の布類をいらないから何かに使ってほしいと持ってきてくれた。

私にとってはありがたい頂きものだ。

一着分のアセテート類の布があったので2種類持って来たが私はイメージがわかなかったのに妹のきんかんは使い切った。

”大滝”といったが木の股から流れ出し大河になったように見える。

きんかんは金生町で野外教室を開き始めて8回目だが全参加だ。

はじめはフーセンカラーボールを持ってきての参加だったが今は何でも素材に使ってしまう。

こころに響いた素材に向かい創作するという自分との対話の世界ができたのが嬉しいようだ。

野外教室を終えての帰り道、車の運転をしなが”さあ切り替わった。夕食に何を作ろうと”と言っていた。

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第37回野草(イエツァオ)金生町教室(ネムノキだけど)

2012-10-11 22:13:21 | 野外教室

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山小屋の屋上にはネムノキも覆っていた。

花のころはよく見上げた。

今はまだ落葉の時期でもないが葉がない。

葉がないので気がつかなかったが屋上の上まで枝は伸びてきている。

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よく見ると繊細な枝だ。

粟島で拾ってきたロープも今回は素材として持ってきている。

ネムの枝にあわせて太いロープはばらして使った。

セイタカアワダチソウもネムの枝やロープのように葉は取って立てかけたりのせた。

ネムの葉が落葉でなくついてないのは虫に食べられたと思うので調べたら薬効があるようだ。

来年は新芽が出たら食べてみようと思う。

屋上で作品つくりをしたおかげで新しい食材が見つかる可能性ができた。

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第37回野草金生町野外教室(風のブランコ)

2012-10-11 10:39:02 | 野外教室

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ヒマラヤスギは山小屋のすぐ脇に2本立っている。

少し小さい方だが屋上付近ではのびのびと枝を伸ばし、懐がたっぷりで緑の空間は居心地がいい。

私が別の場所でここちいい風を感じながら作業していると”風のブランコ”ができたと妹のきんかんが叫んだ。

スイカズラの皮を剥いだ白い大きな輪とアオツズラフジの丸くまいたツルに挿された黄色いセイタカアワダチソウの花が心地よさそうに揺らいでいた。

きんかんももくもくと作業しながら風を感じていたようだ。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(シャワー)

2012-10-10 21:40:32 | 野外教室

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見上げることしかなかった大木のヒマラヤスギの少し白っぽい緑の針葉がびっしりとつき少し垂れ下がりびのびとした枝はシャワーを思わせるし乗り心地もよさそうだ。

もちろん私が乗ってみることはできないが来る途中採集したセイタカアワダチソウを乗せてみた。

針葉なのですべることもなく居心地はよさそうだ。

毎回10月の10日前後に開く金生町野外教室はちょうど花時で大量に採集できるセイタカアワダチソウはいい素材になる。

それに葉の上だと湿気もあり日陰で次々と作る作品の素材の置き場所としても最高だ。

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別の方向より。

  (写真は繰り句すると大きくなります)

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(ここはどこ・・)

2012-10-10 18:28:57 | 野外教室

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屋上では今までは見上げることしかなかったヒマラヤスギを見下せるし今まで人には見られたことのなかった幹がまじかでみられるのは心躍る。

素材用に山小屋で保管していたツルを幹に絡めてトウモロコシを皮でしばった。

トウモロコシもまさかこんな場所につるされるとは思っていなかっただろう。

このトウモロコシたちは野外教室の素材としての役目が終わると実は玄米と炊き皮や実がついていた箇所は草茶になる。

黄色のトウモロコシはポップコーンを作るための実を蒔いてできたもので茶色のトウモロコシも甘く改良されたものではないので利尿作用もいいだろう。

  (写真はクリックすると大きくなります)

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第37回野草(イエツァオ)金生町教室(せいくらべ)

2012-10-09 22:47:35 | 野外教室

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まずは丸太と流木で作ったハシゴを使って大騒ぎしながらやっと屋上に登った妹のきんかんが私が下から投げた素材を使って作った”せいくらべ”。

畑で作ったとうきびを乾かせておいたのと山小屋へストックしているツルを使った。

ツルを引っ掛けている曲がった鉄は小屋を作る建材の出ている部分を使っている。

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もう一方はハシゴの桁に引っ掛けている。

屋上には柵がなく気をつけての作業になるが平らなセメントの屋上は作業しやすく快適で今までとは又違う目線で木々が眺められる。

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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室(異母姉妹)

2012-10-09 11:39:50 | 野外教室

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繊細な作品で写真ではわかりぬくいが道路傍に咲く一メートルほどのセンダングサにすぐ隣で咲くミゾソバのピンクの花を絡めている。

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別々に見ると背丈も50センチほどで可愛いピンクの花を咲かせるミゾソバと一メートルほどになり地味な黄色の花のセンダングサは似てないようだが花の大きさ茎の細さなどが似ていてセンダングサにミゾソバの花を絡めた作品が新種の植物みたいだ。

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後ろに咲くミゾソバの花をセンダングサに絡めているところだが妹のきんかんは作る前から名前は”異母姉妹”と言っていた。

作品つくりと同時に的確な名前を考えるきんかんのの能力を私は持ち合わせてないが実の姉妹だ。

以前にもセンダングサで作品を作った人がいて表現するための素材としては面白いが衣服に種がくっ付くのでかなり嫌われている草だ。   (写真はクリックすると大きくmなります)
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第37回野草(イエツァオ)金生町野外教室の報告(アケビのカーテン)

2012-10-08 17:27:38 | 野外教室

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山道の草刈をしていたらアケビのツルが絡まった枯れ枝が折れて中吊りになっていた。

よく見るとアケビがたくさんついている。

その日は何も考へないで本番で向かい合った。

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葉っぱがたくさんついて実は隠れているので葉っぱをとった。

いい具合にツルのところどころに大小の実がぶら下がったカーテンが現れた。

1個割れて白い果肉が見えていたがあまり大きくはない。

山にくわしい人が言うには今年はアケビが不作だそうな。

アケビが不作の年は柿も不作だと教えてくれた。

まず最初の一作だったが帰りにはもう1個割れていたのともうすぐ割れそうなのを3個採って恒例になっている愛宕山やすらぎの家での夕食の一品にした。

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