おいしい野菜をつくろう

採れたて野菜は おいしい!

『坊っちゃん』に出てくる温泉

2016-12-09 | 
今 読んでいる 夏目漱石の『坊っちゃん』に 温泉の話があります
小説の中では「毎日 住田の温泉に行く」と 書いてあります

そこを読んだ時は 別段 何も考えなかったのですが 今朝の天声人語は
漱石は 相当な温泉好きだったとお見受けする… というような書き出しでした



ここでは 温泉が出てくる作品として『草枕』と『二百十日』が取り上げられていますが
残念ながら どちらも読んでいません

だって私が読んでいる漱石は 新聞連載の『吾輩は猫である』と
最近買ったばかりで 読みかけの『坊っちゃん』だけなんですから…お恥ずかしい限り…

まぁ唯一 私が買った『坊っちゃん』にも 温泉が出てくるのに 天声人語には書かれていません
なんでかな~? と思い「住田温泉」を ネットで調べたら 実在の名前は あの道後温泉のことなんだそうです


道後温泉と言えば 坊っちゃんと言われるくらい 有名な話なんだそうです
でも『坊っちゃん』の中では 道後温泉という名前では 登場しないから 天声人語にも出なかったのかな?


『坊っちゃん』は 小説ですが 実在の夏目漱石が 松山に住んだことがあるのは有名だそうです
愛媛県尋常中学校(松山中学校)に英語科教師として赴任したから 道後温泉にも行ったのでしょうね

ネットには こんなふうに ↓ 書いてありました

文豪・夏目漱石が松山中学の英語教師として赴任したのは、本館の完成した翌年のこと。

漱石はその建築に感嘆し、手紙や、後の小説『坊つちやん』の中で
「温泉だけは立派なものだ」と絶賛し、実際頻繁に通ったという。

手紙によれば、8銭の入浴料で「湯に入れば頭まで石鹸で洗って」もらうことができ、
また3階に上れば「茶を飲み、菓子を食」うことができたようである。
小説には「住田」の温泉として登場する。

これにあやかり、本館は「坊っちゃん湯」とも呼ばれる。
1階の男湯浴室内には、『坊つちやん』の主人公が湯船で泳いで注意の張り紙をされたことにちなんだ
「坊っちゃん泳ぐべからず」の札が掲げられている


漱石が松山で英語教師になったという事実と 
小説の『坊っちゃん』が 四国辺の ある中学の数学の教師になったこととが同一視され
世間には 漱石=坊っちゃん という 妙な思い込みが ができ上がっているらしいと
岩波文庫の後書きにある

漱石が松山で 英語教師になったのは 28歳のとき (明治28年)
『坊っちゃん』が発表されたのは 39歳のとき   (明治39年)
事実と小説の間には 10年もの違いがあるんですね


それにしても 「漱石没後100年」で テレビ番組も 盛りだくさん
明日 再放送《2016年12月10日(土) 午前0時00分(90分)》
ETV特集「漱石が見つめた近代~没後100年 姜尚中がゆく~」は 大変興味深いものでした  

録画してあったのを もう一度見直したほどです

 

コメント (2)

里芋種子据置法(さといもたねすえおきほう)

2016-12-09 | 野菜
昨日 載せた 里芋の保存法に 似た話が『やさい畑・2016冬号』に出ていました

里芋種子据置法 と言うタイトルで 58ページに出ていました



拡大します


 

昭和12年の『家の光』に載った記事だそうです
大変 興味深く読みました