おいしい野菜をつくろう

採れたて野菜は おいしい!

次は『三四郎』

2016-12-13 | 
漱石『坊っちゃん』が ようやく読み終りました
これ 電車の中で読まない方がよいと思いました
思わず プッと吹き出してしまうところが 結構あったからです

漱石の小説は 学生時代にも 読もうとしたことは あったのかもしれませんが
旧仮名づかいに 馴染めないし とにかく漢字がいっぱいで ついて行かれなかったのかも…?

今の文庫本は 現代仮名づかいになっているし 難しい漢字には ふりがながついているので
漢字が苦手な 私でも それほど苦労しなくても 読めました

しかし どうも文学的でない私が 漱石を読んでも 気になるのは 食べ物の話ばかり(笑)
蒲鉾のつけ焼き」っていうのが出てきて これが ずっと気になっています

見ると今夜も薩摩芋の煮つけだ。
ここのうちは、いか銀よりも叮嚀で、親切で、しかも上品だが、惜しい事に食い物がまずい。
昨日も芋、一昨日も芋で今夜も芋だ。
おれは芋は大好きだと明言したには相違ないが、
こう立てつづけに芋食わされては命がつづかない。
うらなり君を笑うどころか、おれ自身が遠からぬうちに、芋のうらなり先生になっちまう。
清ならこんな時に、おれの好きな鮪のさし身か、蒲鉾のつけ焼きを食わせるんだが、
貧乏士族のけちん防と来ちゃ仕方ない。
 (岩波文庫『坊っちゃん』・82ページ)

…ってな感じです

蒲鉾に醤油をつけて 炭火で焼いたのかな~?
なんか美味しそう~!


今は『三四郎』を 読み始めましたが
 上の帽子の絵は付箋 

ここで気になったのが 初めの方の 汽車の中…

日が暮れた場面で…

駅夫が屋根をどしどし踏んで、上から灯の点いた洋燈(ランプ)を挿しこんで行く。

明治30~40年代の汽車の 灯りの様子を もっと具体的に知りたいです
屋根の上から ランプを挿しこむ…って イメージができません…


もう一つは 汽車の窓から 物を投げ捨てちゃう…話

三四郎は空になった弁当の折を力一杯に窓から放り出した。 
(岩波文庫『三四郎』10ページ)

散々食い散らした水蜜桃の核子(たね)やら皮やらを、一まとめに新聞に包んで、窓の外へ投げ出した。 
岩波文庫『三四郎』20ページ)

昔の汽車は トイレの糞尿も 撒き散らして走ったんですよね
だったら ゴミを窓から 放り投げるなんて 当たり前だったのかな~?

まぁ こんなことにこだわって読んでいると なかなか進みません(笑)


あと 難解な語句は 巻末に“”があるので それもいちいち読んでいるから 益々時間がかかります
でも そんなふうに 遊び遊び 読んでいくのも 楽しいです

またまた 食べ物の話ですが 子規が 柿を沢山食べたらしい…っていう話も 面白い

子規は果物が大好きだった。かついくらでも食える男だった。
ある時大きな樽柿を十六食ったことがある。それで何ともなかった。
(岩波文庫『三四郎』19ページ)


私が気になるのは やっぱり食べ物の話ですね(笑)
文学作品としてちゃんと読みたいとは思うのですが…



丹波の黒豆は、これからだそうです

2016-12-13 | おいしい物
豆の専門店に 行きました
古い豆が終ったので やっと新豆が買えます

小豆と黒豆と大豆を買いました   砂糖も買いました(一番左)



黒豆は 北海道産しかありませんでした
別のお客さんが「丹波の黒豆はないんですか?」と 聞いていました

店主が「温暖化で 丹波の黒豆の収獲が 年々遅くなっています
    明日あたりには入荷すると思いますが 早く出荷したものは 乾燥があまくて 
    私は あまりお勧めしたくないのですよ」

傍で聞いていた私は「へ~っ! そういうもんなんだ~?」と 驚きましたが
もしかしたら 以前にも この話は 聞いたかもしれない…???

ネットで見ると 丹波の黒豆は 11月末~12月が 収穫期だそうです
本当なら もっと後の方が良い乾燥状態になるそうですが
正月に合わせて 機械で 乾燥させたりしているらしいです


どうも 早めに出荷するものは 自然乾燥でなく 機械で乾燥させているようですね
昔ながらの 自然乾燥の黒豆って 2月頃になれば 売られるのでしょうか~?
それとも 普通に売られっるのは みんな 機械乾燥なのでしょうか~?

豆ひとつでも 本当に美味しいものを 作るのは なかなか難しいのですね  
奥が深~い!