漱石『坊っちゃん』が ようやく読み終りました
これ 電車の中で読まない方がよいと思いました
思わず プッと吹き出してしまうところが 結構あったからです
漱石の小説は 学生時代にも 読もうとしたことは あったのかもしれませんが
旧仮名づかいに 馴染めないし とにかく漢字がいっぱいで ついて行かれなかったのかも…?
今の文庫本は 現代仮名づかいになっているし 難しい漢字には ふりがながついているので
漢字が苦手な 私でも それほど苦労しなくても 読めました
しかし どうも文学的でない私が 漱石を読んでも 気になるのは 食べ物の話ばかり(笑)
「蒲鉾のつけ焼き」っていうのが出てきて これが ずっと気になっています
見ると今夜も薩摩芋の煮つけだ。
ここのうちは、いか銀よりも叮嚀で、親切で、しかも上品だが、惜しい事に食い物がまずい。
昨日も芋、一昨日も芋で今夜も芋だ。
おれは芋は大好きだと明言したには相違ないが、
こう立てつづけに芋食わされては命がつづかない。
うらなり君を笑うどころか、おれ自身が遠からぬうちに、芋のうらなり先生になっちまう。
清ならこんな時に、おれの好きな鮪のさし身か、蒲鉾のつけ焼きを食わせるんだが、
貧乏士族のけちん防と来ちゃ仕方ない。 (岩波文庫『坊っちゃん』・82ページ)
…ってな感じです
蒲鉾に醤油をつけて 炭火で焼いたのかな~?
なんか美味しそう~!
今は『三四郎』を 読み始めましたが
上の帽子の絵は付箋
ここで気になったのが 初めの方の 汽車の中…
日が暮れた場面で…
駅夫が屋根をどしどし踏んで、上から灯の点いた洋燈(ランプ)を挿しこんで行く。
明治30~40年代の汽車の 灯りの様子を もっと具体的に知りたいです
屋根の上から ランプを挿しこむ…って イメージができません…
もう一つは 汽車の窓から 物を投げ捨てちゃう…話
三四郎は空になった弁当の折を力一杯に窓から放り出した。
(岩波文庫『三四郎』10ページ)
散々食い散らした水蜜桃の核子(たね)やら皮やらを、一まとめに新聞に包んで、窓の外へ投げ出した。
(岩波文庫『三四郎』20ページ)
昔の汽車は トイレの糞尿も 撒き散らして走ったんですよね
だったら ゴミを窓から 放り投げるなんて 当たり前だったのかな~?
まぁ こんなことにこだわって読んでいると なかなか進みません(笑)
あと 難解な語句は 巻末に“注”があるので それもいちいち読んでいるから 益々時間がかかります
でも そんなふうに 遊び遊び 読んでいくのも 楽しいです
またまた 食べ物の話ですが 子規が 柿を沢山食べたらしい…っていう話も 面白い
子規は果物が大好きだった。かついくらでも食える男だった。
ある時大きな樽柿を十六食ったことがある。それで何ともなかった。
(岩波文庫『三四郎』19ページ)
私が気になるのは やっぱり食べ物の話ですね(笑)
文学作品としてちゃんと読みたいとは思うのですが…
これ 電車の中で読まない方がよいと思いました
思わず プッと吹き出してしまうところが 結構あったからです
漱石の小説は 学生時代にも 読もうとしたことは あったのかもしれませんが
旧仮名づかいに 馴染めないし とにかく漢字がいっぱいで ついて行かれなかったのかも…?
今の文庫本は 現代仮名づかいになっているし 難しい漢字には ふりがながついているので
漢字が苦手な 私でも それほど苦労しなくても 読めました
しかし どうも文学的でない私が 漱石を読んでも 気になるのは 食べ物の話ばかり(笑)
「蒲鉾のつけ焼き」っていうのが出てきて これが ずっと気になっています
見ると今夜も薩摩芋の煮つけだ。
ここのうちは、いか銀よりも叮嚀で、親切で、しかも上品だが、惜しい事に食い物がまずい。
昨日も芋、一昨日も芋で今夜も芋だ。
おれは芋は大好きだと明言したには相違ないが、
こう立てつづけに芋食わされては命がつづかない。
うらなり君を笑うどころか、おれ自身が遠からぬうちに、芋のうらなり先生になっちまう。
清ならこんな時に、おれの好きな鮪のさし身か、蒲鉾のつけ焼きを食わせるんだが、
貧乏士族のけちん防と来ちゃ仕方ない。 (岩波文庫『坊っちゃん』・82ページ)
…ってな感じです
蒲鉾に醤油をつけて 炭火で焼いたのかな~?
なんか美味しそう~!
今は『三四郎』を 読み始めましたが

ここで気になったのが 初めの方の 汽車の中…
日が暮れた場面で…
駅夫が屋根をどしどし踏んで、上から灯の点いた洋燈(ランプ)を挿しこんで行く。
明治30~40年代の汽車の 灯りの様子を もっと具体的に知りたいです
屋根の上から ランプを挿しこむ…って イメージができません…
もう一つは 汽車の窓から 物を投げ捨てちゃう…話
三四郎は空になった弁当の折を力一杯に窓から放り出した。
(岩波文庫『三四郎』10ページ)
散々食い散らした水蜜桃の核子(たね)やら皮やらを、一まとめに新聞に包んで、窓の外へ投げ出した。
(岩波文庫『三四郎』20ページ)
昔の汽車は トイレの糞尿も 撒き散らして走ったんですよね
だったら ゴミを窓から 放り投げるなんて 当たり前だったのかな~?
まぁ こんなことにこだわって読んでいると なかなか進みません(笑)
あと 難解な語句は 巻末に“注”があるので それもいちいち読んでいるから 益々時間がかかります
でも そんなふうに 遊び遊び 読んでいくのも 楽しいです
またまた 食べ物の話ですが 子規が 柿を沢山食べたらしい…っていう話も 面白い
子規は果物が大好きだった。かついくらでも食える男だった。
ある時大きな樽柿を十六食ったことがある。それで何ともなかった。
(岩波文庫『三四郎』19ページ)
私が気になるのは やっぱり食べ物の話ですね(笑)
文学作品としてちゃんと読みたいとは思うのですが…