旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

清水寺

2009年09月10日 | 旅 歴史
 京都市東山区清水にある清水寺を紹介します。
 清水寺の本堂は寛永10年(1633)再建されました。清水寺本尊十一面千手観音を祀り、「大悲閣」ともいいます。国宝に指定されています。
 正面11間(約36m)側面9間(約30m)高さ18mの堂々たる仏殿で、優美な起り 反り曲線を見せる寄棟造り・檜皮葺きの屋根や軒下に吊る蔀戸など、平安時代の宮殿、貴族の邸宅の面影を伝え、音羽山と見事に調和しています。
 堂内は巨大な丸柱の列によって外陣(礼堂)と内陣と内々陣に三分され、外陣内奥の正面欄間に本尊と両脇寺の懸仏(御正体)を掲げ、最奥の内々陣に本尊を祀っています。そして本尊南正面に懸造り・総檜板張りの「舞台」を錦雲渓に張り出しています。 
 清水寺の住職で歌人の月照と弟信海は幕末勤王僧として活躍しました。月照は西郷隆盛とともに薩摩に逃れ、入水自殺したことは有名です。
 奈良時代の末、宝亀9年(778)大和・子島寺の延鎮上人が音羽の滝の行叡居士に逢い、霊木を授けられ観音像を彫造して、滝上の草庵に祀ったのが創建にあたります。
 そして間もなく、坂ノ上田村麻呂公が、滝の清水と上人の観音信仰に導かれて本堂を寄進建立し、御本尊十一面千手観音を安置しました。
 御本尊(秘仏)は、本堂に祀られ、"清水型観音"といわれる四十二臂の最上の両手を頭上にあげて化仏をいただく清水寺独特の観音像をしています。
 現在の建物の多くは、寛永8年(1631)から寛永10年(1633)の間に、徳川家光の寄進によって再建されたものです。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霊山観音

2009年09月10日 | 旅 歴史
 京都市東山区高台寺下河原町八坂鳥居前にある霊山観音(りょぜんかんのん)を紹介します。
 高台寺の南側、このような大きな仏像ですがうっかりすると見過ごしてしまいそうなのが、この「霊山観音」です。
 平和日本の建設と、殉国の英霊並びに大戦による犠牲者の冥福を祈念するために建立されたものだそうです。


下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする