旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

円山公園

2009年09月11日 | 旅 歴史
 京都市東山区円山町にある円山公園です。
 円山公園はもと安養寺(あんようじ)六坊や祇園感神院の坊舎などが維新の時に官収された跡地を政府の公園設置の太政官符により明治19年(1886)公園としたものです。
 円山安養寺にちなみ円山公園と命名されました。時宗の安養寺には塔頭に連阿弥、世阿弥、左阿弥など六阿弥坊があって湯茶のどを供し遊楽地になっていたそうです。
 歌枕の真葛ヶ原(まくずがはら)も取り入れて公園の面積は8万6641㎡です。明治時代は人工鉱泉療養所や貸席、旅館などが建ち並ぶ歓楽地でしたが何回かの火災で焼失しました。
 大正2年(1913)、平安神宮や無鄰菴などを手がけた七代目小川治兵衛によってすばらしい庭園に生まれ変わりました。治兵衛は東京の浜離宮などの作庭にも従事した人物です。
 今では桜の名所として大勢に人が見物に来ています。坂本龍馬、中岡慎太郎の像などもあります。
 なかでも樹齢約75年を誇る大樹「祇園枝垂桜」は堂々とした佇まいで皆の注目を浴びています。見頃になればライトアップされ夜桜の勇姿もみせてくれます。。

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八坂神社

2009年09月11日 | 旅 歴史
 今日は京都府京都市東山区祇園町北側にある八坂神社を紹介します。
 八坂神社は「八坂さん」「祇園さん」の名で親しまれ、古くから厄除けの神さまとして有名です。花街の祇園がすぐそばにあるせいか、たたずまい、雰囲気とも艶やかで独特の香気をただよわせています。
 創建には諸説ありますが、上代に高麗からの帰化人・八坂氏が牛頭天王を祀ったのが初めという説もあります。八坂神社の祭神は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこかみ)です。
 斉明天皇2年(656)に素戔嗚尊を祀ったのが起源で、素戔嗚尊は祇園精舎の守護神である牛頭(ごず)天王と一体視され、長らく祇園社と呼ばれていました。明治初期に八坂神社と改称されたということです。。
 重文の本殿は祇園造りと言われる独特の形式で、承応3年(1654)に再建されたものを平成14年(2002)に40年ぶりに修復しました。本殿の下に竜穴があり、神泉苑や東寺まで通じているという言い伝えも残っています。
 それほど広くはないのですが、四方に出入り口のある開放的な明るい境内です。全国各地に約3千もの分社を持っています。
 楼門には、蜘蛛の巣が張る事がなく、また雨だれの跡も付かないといわれています。八坂神社の七不思議のひとつです。重文の鳥居は石造のものとしてはわが国最大のものです。
 悪王子社があります。
 悪王子の悪とは「強力」の意です。荒魂は現実に姿を顕わす霊験あらたかな神の意です。元は東洞院四条にあり、烏丸、四条京極を経て明治10年(1877)ここに移築したものです。
 美御前社(うつくしごぜんしゃ)です。
 美御前という名の通り美を象徴する神として祀られています。本社の祭神、素戔鳴尊が天照大神と誓約(うけい)をされた時、素戔鳴尊の持っていた十挙剣を振りすすいで生まれた三柱の女神で宗像三女神です。


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