京都市左京区大原来迎院町にある三千院です。
「京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり~ ♪」で大ヒットした三千院です。洛北大原にある有名な三千院は、伝教大師・最澄が比叡山の東塔にあった梨の木の下に一院を開いたのが始まりとされています。
平安初期、慈覚大師円仁が天台声明の根本道場として魚山大原寺を開いて以来、三千院のある大原の地は、比叡山を取り囲む天台仏教の中心地のひとつとなりました。
三千院は別名を「梶井門跡」「梨本門跡」「円融院門跡」とも呼ばれる「天台宗五箇室門跡」のひとつです。平安時代後期以降は、皇族の僧が住んでいたそうで、優美な雰囲気です。
958年に建てられた本堂の往生極楽院には弥陀の来迎を表わす阿弥陀三尊の座像があります。重要文化財にも指定されていて穏やかな面持ちで来訪者を出迎えてくれます。
妙法院、青蓮院と並ぶ天台宗三門跡の一つでもあり、最澄ゆかりの寺として有名です。後ろには小野山がひかえ、四方はまるで城のように高い石垣に囲まれています。杉の並木が境内を包んでいます。
三千院内には「有清園」「聚碧園」の二つの地泉回遊式庭園が造られていてしっとりとしたたたずまいをみせています。「あじさい苑」のアジサイ、「有清園」のシャクナゲは人気です。
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