旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

三千院

2009年09月27日 | 旅 歴史


 京都市左京区大原来迎院町にある三千院です。
 「京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり~ ♪」で大ヒットした三千院です。洛北大原にある有名な三千院は、伝教大師・最澄が比叡山の東塔にあった梨の木の下に一院を開いたのが始まりとされています。
 平安初期、慈覚大師円仁が天台声明の根本道場として魚山大原寺を開いて以来、三千院のある大原の地は、比叡山を取り囲む天台仏教の中心地のひとつとなりました。
 三千院は別名を「梶井門跡」「梨本門跡」「円融院門跡」とも呼ばれる「天台宗五箇室門跡」のひとつです。平安時代後期以降は、皇族の僧が住んでいたそうで、優美な雰囲気です。
 958年に建てられた本堂の往生極楽院には弥陀の来迎を表わす阿弥陀三尊の座像があります。重要文化財にも指定されていて穏やかな面持ちで来訪者を出迎えてくれます。
 妙法院、青蓮院と並ぶ天台宗三門跡の一つでもあり、最澄ゆかりの寺として有名です。後ろには小野山がひかえ、四方はまるで城のように高い石垣に囲まれています。杉の並木が境内を包んでいます。
 三千院内には「有清園」「聚碧園」の二つの地泉回遊式庭園が造られていてしっとりとしたたたずまいをみせています。「あじさい苑」のアジサイ、「有清園」のシャクナゲは人気です。




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大原寂光院

2009年09月27日 | 旅 歴史
 今日は京都市左京区大原草生町にある大原寂光院を紹介します。
 寂光院の名で知られていますが、詳しくは清香山玉泉寺寂光院です。歴史が古く聖徳太子が推古2(593)年に用明天皇の菩提のために建てたと伝えられています。
 壇浦の戦で破れ都に戻った平清盛の娘で安徳天皇の生母の建礼門院が出家して住んだ事で知られています。また建礼門院に仕えた阿波内侍が、里人の貢ぎ物の夏野菜を一緒に漬け込んだのが「しば漬」だということです。
 本殿は16~17世紀、片桐且元が淀君の命により再建したもので、本尊の地蔵菩薩は重要文化財に指定されています。本尊は六万体腹竜りの地蔵菩薩で聖徳太子の御作と伝えられています。本堂は焼失し、現在の本堂は平成17年(2005)6月に再建されたものです。
 大原の山里に、まだ時の権力者であった後白河法皇が、建礼門院を訪ねられたのが平家物語の「大原御幸」の段で出てきます。これで 寂光院は一躍有名になりました。 



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