フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月5日(日) 晴れ

2007-08-06 02:05:51 | Weblog
  オープンキャンパス3日目(最終日)の今日はかなりの来場者があったらしい。現代人間論系の個別相談室の来場者は、初日の2倍、二日目の3倍であったと助手のAさんからのメールで知った。当番の増山先生、安藤先生、長田先生、木村先生、助手のAさん、TAのI君はおおわらわだったのではないかと想像する。お疲れ様でした。
  私はといえば、書斎のクーラーをずっとつけっ放しにして、夏休みの小学生よろしく勉強をしていた。昼食の冷麦が美味しい。夕方、いくらかしのぎやすくなってから、自転車に乗って池上駅前のTSUTAYAに行く。徳永英明のアルバム『ヴォーカリスト2』とポール・マクギガン監督作品『ラッキーナンバー7』(2005年)のDVDを借りる。来たついでに池上駅前の商店街を見て回っていたら古本屋「大黒」を発見。以前、蒲田駅西口の商店街にあった「書林 大黒」(従業員数人の大きな古本屋だった)が店仕舞いをして、こちらで店主一人だけの小さな古本屋を開いたようだ。「日本の古本屋 大黒」とあるからインターネット販売に商売の中心を移したのかもしれない。

           


  小さくてもなんでも古本屋のある商店街はいい。挨拶代わりに、100円均一の棚から以下の5冊を購入。

  結城昌治作品集2『ゴメスの名はゴメス/暗い落日』8朝日新聞社)
  大江健三郎『個人的な体験』(新潮社)
  小島直記『出生を急がぬ男たち』(新潮社)
  竹田青嗣・橋爪大三郎『自分を活かす思想 社会を生きる思想』(径書房)
  三好行雄編『太宰治必携』(別冊国文学、学燈社)

  夜、『ラッキーナンバー7』を観る。いや~、よくできたサスペンスである。最後までハラハラ、ドキドキ、間然とするところがない。夏の夜に観るのにうってつけの作品である。たくさんの殺人が起こるが、それほど嫌悪感がないのは、復讐劇であるからだろう。血生臭い作品の割りには後味も悪くない。『ヴォーカリスト2』をPCとMDに取り込んでから、深夜の町を自転車に乗って、TSUTAYAに返しに行く(当日返しなのだ)。往復20分。夜風が心地よい。この夏は深夜の自転車に何度か乗ることになりそうだ。