朝、窓から入る光のまぶしさもあって、7時に目が覚めてしまう。2時間ほど机に向かい、それから朝食をとり、朝食をとったら眠くなったので、1時間ほど眠り(まだ午前中だから昼寝とはいわない。何というのだろう)、再び机に向かい3時間ほど原稿書き。さて、昼飯はどうしようと考え、散歩がてら外で食べることにする。久しぶりに「やぶ久」で日替わり定食を注文する。本日のメニューは天丼となめこおろし蕎麦のセット。なめこおろし蕎麦は美味だが、たぶんこれだけだったら物足りなかったであろう。天丼とセットになることで、互いの足りない部分を補いあっているのである。夫婦も、友人も、職場の同僚も、すべてかくありたいものである。食後、通常であれば、そのまま散歩に出るなり、喫茶店に入るなりするところであるが、なにしろこの暑さである。そしてお腹がよくなったせいで眠くもなってきた。早々に自宅に戻り、昼寝。今度は正真正銘の昼寝だ。うっかり昼寝をするとそのまま何時間も寝てしまうので困るという人がいるが、私はそういうことはない。1時間から1時間半で自然に目が覚める。昼寝から目覚めてすっきりした頭で、先日、Amazonから届いたRobert AtkinsonのTHE LIFE STORY INTERVIEW(1998)でも読もうかと思い、その前にメールのチェックをしておこうとパソコンを起動したところ、迅速に対応すべきメールが一通届いていて、送信者に電話をかけたがつながらず、少々長いメールを書くことになり、そのまま夕食の時間となり、食事を終えて机に向かっていたら、件の人物から電話がかかってきて、さきほど電話をいただいたいようですがというので、返信のメールは読んでいただけましたかと尋ねたら、まだ開いていないとのことで、さきほど書いたメールの内容と同じことを電話で話すことになり(私としては珍しい30分ほどの長電話となる)、結局、THE LIFE STORY INTERVIEWは1頁も読めなかった。でも、電話自体がライフストーリー・インタビューみたいなものだったから、勉強にはなった。物事というのは、動かないときは動かないが、いったん動き出すと、一気に動くものである。そうやっていったん動き出した事態は、もう誰にも止めることはできないのだ。おそらくフランス革命もロシア革命もそのようにして進行していったのであろうと、電話を切った後、私は夏の夜空を見上げながら思った。