フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月15日(水) 晴れ

2007-08-16 02:58:39 | Weblog
  今日も暑い。一階の廊下で「はる」が横になっている。この場所が風通しのよい場所であることを「はる」も知っているのだ。

           

  昼過ぎ、食事をとりがてら外に出る。徒歩ではなく自転車に乗って行く。相変わらずの猛暑だが、自転車に乗っているといくらかましである。インディアン蒲田店で支那そばを食べる。ここでは半カレーとのセットで食べることが推奨されているのだが、この後ジムへ行くので、お腹いっぱいまで食べるのは控えておいた。前に食べたのは蓮沼の本店でだったが、本店の方が美味しかった気がする。しかしそれは店の違いのせいではなくて、この暑さのせいかもしれない。
  同じサンロード商店街にある喫茶店「ドルチェ」で珈琲を飲みながら『文化の社会学』の「第3章 住居」を読む。大変刺激的で、参考になった。「ドルチェ」は前から気になっていた店だが入るのは今日が初めて。本格的なサイホン式珈琲の店であるが、軽食類も充実していて、昼食をとりに来る客で賑わっていた。カウンターの中のママと思しき人が、厨房とウェイトレスに元気よく次々に指示を出している姿は、喫茶店というよりも、居酒屋のようであった。
  それからジムへ行く。一昨日同様、筋トレを3セットとウォーキング&ランニングを1時間。1時間という時間はけっこう長いが、何かテーマを決めて考えごとをしていることが多い。今日はさきほど読んだばかりの住居についての社会学的アプローチの話にヒントを得て、「社会と文化」の授業の内容についてあれこれ考えた。読んだ文献がどんなに面白くても、それをただ右から左に紹介するような授業は面白くない(というか、私のプライドが許さない)。他人の書いたものはあくまでも素材であり、ヒントである。そこからどう自前の授業を作り上げていくかが、一番腐心するところであり、面白いところでもある。もっとも授業プランをあれこれ考えることができるのはもっぱらウォーキングのときで、中盤以降のランニングのときは、だんだん苦しくなってきて、考えごとをする余裕はなくなってくる。
  ジムの後は、やはり一昨日同様、井筒屋で氷イチゴを食べる。今日は氷の後で甘い団子と辛い団子を一本ずつ注文した。和菓子の店に来て氷だけ食べているのは失礼なような気がしたからだが、夕方の時間まで売れ残っている団子だけに少々硬くなっていた。餡子の方はまずまずだったが、御手洗団子のたれは醤油の味が強すぎた。水や麦茶はサービスだが、熱い煎茶は50円(急須で運ばれてくる)である。最後にこの煎茶を飲んで店を出た。
  帰宅して、一息ついてから、再び自転車に乗って池上のTSUTAYAに昨日借りた『父親たちの星条旗』のDVDを返却していく。そして新たに『どろろ』と『デジャブ』のDVDをレンタルしてくる。7時から六郷の花火大会が始まって、その音が聞こえてくる。3階のベランダに出てみると、遠くの建物の上に花火がちょこっと頭を出しているのが見えた。夜の海に浮かぶ夜光虫のようであった。