フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月24日(木) 小雨

2008-04-25 09:31:17 | Weblog
  8時、起床。オムレツ、トースト、紅茶の朝食。9時過ぎに家を出る。10時半から大隈会館横の26号館地下のスタジオで大学体験Webの現代人間論系紹介番組の収録。基礎講義ではホワイトボードを使って話をしたが、今回は、パワーポイントのスライド(昨日作った)を使って話をした。15分以内でまとめる予定であったが、結局、18分ほどのものになった。ちょっと長いけど、まあ、いいか。
  研究室に戻る途中のコンビニで昼食用のおにぎりとお茶を購入し、研究室で食べる。いつものように外で食べないのは、他の論系の基礎講義(それぞれ初回の論系紹介のコンテンツ)を視聴するためである。論系によってずいぶんとスタイルが違う。また、教員によってずいぶんと語り口が違う。魅力的なものもあれば、退屈なものもあるが、概して面白かった。学生は全部で60ほどあるコンテンツの中から半分程度を選んで視聴するわけだが、かなり勉強になると思う。同じ導入教育のコンテンツでも、基礎演習の教材論文(教員がどこかに発表したものを使っている)と違って、こちらは学生用に製作されたものであるから、わかりやすい。基礎演習でいきなり専門的な論文を読ませるよりも、準備体操として、基礎講義のコンテンツを教材に使って、レポート(プレゼン)の練習をさせた方が導入教育としてはスムーズにいくと思う。基礎講義は基礎講義、基礎演習は基礎演習というふうに、別々にやるのではなくて、二つを有機的にリンクさせる工夫が必要ではないだろうか。
  3限は大学院の演習。5人のメンバー(私を入れて6人)が初めて全員そろう。これから大正時代の文芸作品を中心としてそこに見られる「人生の物語」を時間を追って見ていくわけだが、今日は日文の中島先生が書かれた「大正文学出発期の時代精神」(『編年体大正文学全集』第一巻の解説)を事前に読んできて、各自、自分が実際に読んでみたいと思う作品、考えてみたいトピックスについて話してもらった。
  研究室に戻ってくると、ドアノブにビニール袋がかけてあって、中にパンが2個入っていた。非常勤の白井先生が留守中にやってこられたらしい。東向島のパン屋さんのものですとメモが入っていた。苺のミルフィーユとカレーナンである。間食はしないことを原則としている私だが、原則には例外がつきものである。基礎講義を視聴しつつ、ミルフィーユと珈琲で一服する。
  5限は基礎演習。「銀だこ」のたこ焼きで茶話会。たこ焼きは1パックに8個入っていて、1人1パックではお八つとしては多かろうと、2人で1パック。29人全員が出席で、私を入れて30人。私と1パックを共有することになった女子学生は、私が1個しか食べなかったので(なにしろずっと授業をしていたわけで・・・)得をしたと思う。最初の3回が終わり、次回からは隔週授業となる。次回までに基礎講義のコンテンツをひとわたり見て、各自のベスト1を選んでくることを宿題とする。また、教材論文のタイトル一覧を渡し、興味をひかれたものからぼちぼち読んでみることを勧める。
  夜、書斎で明日の授業の準備をしていたら、義弟からケータイにメールが届いた。「わが家も買いました」という件名で、妹が地元川越の「TAKANO」でケーキを買ってきたという話だった。写真も添付されていて、見ると、私が最初に購入したのと同じものだった。そうか、そんなに食べたかったのか。

        
            ちょっとピントが甘い(ケーキだけに大目に見よう)