フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月2日(木) 小雨

2011-06-03 00:55:31 | Weblog

  8時、起床。講義「日常生活の社会学」のパワポ資料を作成し、pdfファイルにしたものをコースナビにアップする作業を済ませてから、ウィンナーとキャベツの炒め、パン、牛乳の朝食。玄関脇のガレージの屋根の下の盛り土のところにおいてあるシャベルに小鳥の餌を一握り撒いておく。家の前の電信柱の金属(鋳物?)の箱の中に雀の巣があって、そろそろ子雀が生まれる時期で、親鳥たちは忙しく働いている。雨だと餌を探すのも一苦労だろうと、ちょっとおすそ分けというわけである。母の観察によると、電柱のところにいつも三羽ほどの雀がいて、それが食べに降りてくるそうだ。それから向かいの家の門柱の中に巣を作った四十雀も来ることがあるという。あまりたくさん撒いて、遠くからもやってこられても「野鳥の家」みたいになって困るから、あくまでも少しだけ、近所の雀たちへのサービスである。都会の雀が激減しているということを知っている方はどのくらいいるだろうか。いまは都会は雀にとって住みにくい場所となっているのである。家の中で飼えば10年以上生きることも珍しくない雀だが、都会の野生の雀の寿命は2、3年といわれている。「頑張れ都会の雀たち」キャンペーンを個人的に実施中。

  昼から大学へ。「たかはし」で昼食。お刺身(鰹)定食を注文。焼き魚や煮魚もあるのだが、自然と刺身を注文してしまう。今日の小鉢は鮪の佃煮だった。ご飯が進むこと、進むこと。TVの国会中継が聞こえている(私の席からは画面は見えない)。内閣不信任案の審議がされている。♪けれども問題は今日の雨~、という井上陽水の歌が口をついて出そうになる。政治家というのは自分の選挙と政権争いにしか興味のない人たちという「間違った」印象を子どもたちに与えてしまわないかと心配になる。

  教務室で講義の準備。昨日が怒涛の会議5連荘だったせいだろう、その反動か、今日の教務室は閑散としている。5限は講義「日常生活の社会学」。せっかく今朝作ったパワポのファイルを忘れてくる。プリントアウトしたものは持っていたので、それを書画台に置いてプロジェクターに映して何とか急場をしのぐ。
  授業を終えて、今日は残業はせず、6時半に大学を出る。蒲田の駅ビルでケーキ(シブースト)を買って帰る。妻と二人の夕食。

  夜、今日の講義の感想をBBSに書きこんだ学生たちに返信を出す。書き込み可能期間は本日の授業終了時点から来週の授業開始時点までなのだが、早めの書き込みを奨励する意味で、本日中に書き込みをした学生たち限定のサービスである。
  牧阿佐美バレエ団のプリマである伊藤友季子さんは、去年の8月から英国ロイヤルバレエ団に留学している。なので最近はバレエの公演もごぶさたしているのであるが、今日、彼女がブログをやっていることに気がついた。去年の2月から始めたようだ。いままで気づかなかったとは不覚である。最近の記事は映画「ブラックスワン」を観た感想である。実際に「白鳥の湖」で白鳥と黒鳥を踊った人の感想であるから、そんじょそこらの感想とはわけが違う、と言いたいところだが、まあ、一般の若い女性の感想とそんなに違わない(笑)。彼女は夏に帰って来る。秋の公演から復帰するのだろうか。楽しみだ。

http://ameblo.jp/yukikoxx/entry-10906398756.html