フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月12日(日) 曇り

2011-06-13 01:51:40 | Weblog

  8時、起床。バタートーストと牛乳の朝食。

  今日は終日自宅でデスクワーク。昼頃、確認したいことがあって高瀬君に電話をしたら、いま園子さんと池上本門寺にいるというのでびっくりする。「甘味あらい」に来たのだそうだ。何を食べたのと聞いたら、ビギナーがいきなり贅沢あんみつなんかを頼むのは気が引けて、白玉クリームあんみつ(ぜんざいだったかな?)を注文したそうだ。そんなこと考えなくてよかったのに。初めて「甘味あらい」に来る客の大半は看板メニューである贅沢あんみつを注文するのである。むしろビギナーらしくていいじゃないか。ビギナーがやってはいけないのは、メニューにないものを注文することである。たとえば、「氷あづきにイチゴのシロップをかけて下さい」とか、そういうわがままな常連客のマネをしてはいけない。二人は今夜の新幹線で弘前に帰る。それまで東京散歩を楽しんで下さい。

  夕方までかかって頼まれていた書評原稿を書き上げる。長めのバージョンと短めのバージョン、2種類作って、編集者にメールで送る。

  子持ちの野良猫が今日も我が家の勝手口にやってきて盛んに食べものをねだる。ハムを千切ってやったらあっという間に食べた。よほどお腹が空いているようだ。仔猫に栄養を吸い取られているのだろう、ずいぶんと痩せている。寒い季節でないのがせめてもだ。

  チュンを手の平の中に入れて、外に出てみる。以前は玄関の外にちょっと連れ出しただけで暴れ始めたものだが、病院に連れて行くので外に出る経験を積んだためか、バタバタしなくなった。私の手に握られたまま、顔だけ出して、興味深々で外の世界を眺めている。

  夜、もう一仕事する。首と肩の筋肉が張ってきたので、ロキソニンを飲む。妻が肩こり如きでそんな劇薬を飲むなんてと驚いている。劇薬か・・・。妻が風邪で寝込んでいたとき、これを飲んでごらんとロキソニンを一錠与えたら、たちまち回復したので、妻はロキソニンを劇薬(頓服薬)だと思っているのである。「ドラゴンボール」に出てくる仙豆みたいなものである。でも、ロキソニンはいま薬剤師のいる薬局で購入できるようになった。ロキソニンSという名前だったと思うが、頭痛・生理痛の薬として売り出されている。鎮痛だけでなく解熱作用もかなりのものである。

  今週も忙しい一週間となりそうだ。

  寝る前に、卒業生のNさんのブログを見た。お子さんが生まれて今日でちょうど一ヵ月だ。一日に15回くらい授乳をしている。頻回授乳(略して頻乳)というのだそうだ。乳の出がよくないとか、赤ちゃんの吸う力が弱い場合に起こることらしい。一日中授乳をしているような感じなのだろうか。そんなNさんだが、最近、家族三人で一つの寝室で寝るようになったとのこと。それまでは母子がリビングで、夫が一人で寝室で寝ていたそうだ。F別室型と呼ばれる(私が命名したのだが)家族の寝方である。で、いまは、Nさんが真ん中で、左側に夫、右側に赤ちゃんという配置で寝ている。M中央型である。これは二番目にポピュラーな寝方である。一番は赤ちゃんを真ん中にして父母が赤ちゃんを挟んで寝る寝方、C中央型である(伝統的な「川の字」の寝方とはこれである)。両者の違いは夫の育児参加度である。あるいは、妻が育児を自分の責任を考えているか、夫婦の連帯責任と考えているか、の違いであるともいえる。そういう考えが無意識のうちに寝方に反映するのである。ブログを読むと、Nさんは一日中てんぱり気味のようである。それが育児の責任を自分が一手に引き受けていることに原因の一部があるとしたら、ためしにC中央型で寝てみることである。ちょっと気持ちが楽になるかもしれない。