8時、起床。パンとオレンジマーマレードと牛乳の朝食。
10時に予約している歯科医院へ。一週間、弱めての接着剤で装着していた右奥歯の金属、問題ないのでしっかり強めの接着剤で固定しようということになったが、外れない・・・。どうしても、外れない。ならばもうこのままでいいでしょうということになる。
11時半に家を出て、大学へ。「フェニックス」で昼食(チキンカレーとコーヒー)。冷房がしっかり効いていて、クーラーの冷たい風が苦手な私は、風に当たらない場所を求めてクーラーの真下の席に移動した。
1時から教務事務連絡会。2時50分から本部で教担主任会。引き続いてFD推進委員会。5時過ぎに終了。戸山キャンパスに戻る途中で「maruharu」で一服。たまごサンドとアイスカフェラテを注文し、待っている間に、スイカのゼリーを食べる。夏休みの予告編のような味がする。たまごサンドはトーストにしないで作ってもらった。今日はパンの柔らな食感を味わいたい気分だった。
6限・7限はゼミ。前半は3年生のグループ発表。「変わる家族のゆくえ」をテーマに、小津安二郎監督の『秋刀魚の味』(1962)、森田芳光監督の『家族ゲーム』(1983)、宮部みゆきの小説『R.P.G』(2000)にみる家族像を分析した論文の紹介。「個人化する家族」とういう流れに沿った説明である。発表のために『家族ゲーム』のDVDを観たNさんが「全然面白くありませんでした」と言ったのが印象的だった。まぁ、当時も、そんなに「面白い」映画ではなかったと思うが。
休憩のスイーツタイムに入る前に、特別講義「なぜダメな男に女がいるのか」を行う。ダメな男に女がいるのは3つのパターン(共依存、アイデンティティの補強、役割距離)があるという話。詳細はここでは語れない。講義の後、講義の内容をツイッターで発信してはいけない、門外不出であると念をおす。
本日のスイーツはおまんじゅう二種と「すあま」。「すあま」を知らない学生がけっこういて、もの珍しさからだろう、真っ先になくなった。「すあま」は「素甘」と書く。中に餡子は入っておらず、やわらかなモチモチとした食感とほんのりとした甘さを味わうものである。ほんのりとした甘さという点では、是枝監督の『奇跡』に登場する「かるかん」と共通している。
7限は来週から始まるライフストーリー・インタビュー調査(4年生)の質問項目の最終調整。4年生が考えてきた質問に3年生に答えてもらって、意図したような回答を引き出せるかをテストする。『家族ゲーム』を「全然面白くなかった」と言ったNさんは、「あなたにとって恋愛とは?」という質問に「自己満足」と答えていた。個人化する家族ならぬ個人化する恋愛だ。個人生活を充実させていくための資源としての家族であり、恋人であるということ。
大学を出たのは10時過ぎ。蒲田に着いて、先週と同じ「富士そば」で、かけうどん+ちくわ天+コロッケ+生たまごを食べる。