フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月4日(土) 晴れ

2011-06-04 23:16:36 | Weblog

  8時半、起床。晴天だ。今日は「甘味あらい」に今シーズン最初のカキ氷を食べに行こうと決める。
  メールの返事を数本書く。どれも昨夜届いたメールだが、帰宅したのが0時を回っていたので、寝る前に返信を書けなかった。クリームシチューとトーストの朝食。
  昼から外出。なにはさておき「甘味あらい」。店先に「氷」の旗が出ていない。あれ、まだなのかな、と思いつつ暖簾をくぐる。奥さんに「氷はまだですか?」と尋ねる。「今日から始めました」と嬉しい返事。しかし、カキ氷を注文している客は誰もいない。席に着き、ちょっと間をおいて、宇治金時ミルクを注文する。去年の8月31日以来である。甘味処のカキ氷の王様といっていい逸品である。本来、カキ氷というものは、真夏に汗を拭きながら食べるのが最高で、今日は晴れているとはいえ、爽やかな気候で、カキ氷の本格的なシーズンではないのだが、初ものというのは妻を質に入れても食べるというのが江戸っ子の心の習慣である。ああ、もうすぐ夏休みだ・・・とはまだ言えないけれど。夏休みの日々を想像しながら食べる。  

  本門寺の境内をちょっと散歩してから、下丸子へ行く。駅前の「喜楽亭」で昼食をとろうと思う。

  ところが、時間は2時半だったのだが、「喜楽亭」はこれから中休みに入る時間だった。中休みがあることを知らなかった。そうだよね、普通はあるよな、と思いつつ、近くの和食・中華の店「龍華」に入る。店名はあきらかに中華の店だが、メニューは定食屋さんである。とん焼肉定食(810円)を注文。生姜焼きではなく焼肉のたれの味付けである。テーブルの上にマヨネーズがチューブに入ったまま置いてあるところがいかにも庶民の店である。キャベツにかけて食べる。「ボリュームのある店」の宣伝文句どおり、ご飯は大盛だった。壁のメニューの中の「目玉焼き定食660円」というのが気になる。何が気になるのかというと、目玉は何個なのかということだ。卵一つで660円は高いように思う(それで大盛のご飯を食べきるのは難しい)。たぶん目玉は二つあるのだと思う。お店の人に聞きたかったが、聞けなかった。そんなことを聞いて、目を丸くされるといけないと思ったのである。

  下の写真は、注文した料理が出てくるのを待っている間に、入口の硝子戸越しに撮った、店の向かいの四つ角の風景。木村伊兵衛の代表作「本郷森川町」を頭の片隅で意識して撮ったものである。たくさん撮った中の一枚で、7人の人物〈ベビーカーの中の赤ちゃんはカウントしない)の配置が気に入っている。これで右端の空間に女子高生3人組でも写っていれば完璧なのだが・・・。四つ角だから登場人物は時々刻々変化する。同じ人物たちの同じ配置は二度と出現しない。一期一会の風景だ。街の魅力というのは、いろいろな人がいて、思い思いに生きていて、ゴチャゴチャしているところではないかと思う。ストリートというのはそういう街の本質が目に見える形で現れる場所だ。街角で交錯する名も知らぬ人たちの人生。


木村伊兵衛「本郷森川町」(1952年)・・・何度見てもいい。ずっと見ていても飽きない。

  蒲田に戻り、床屋に行く。散髪を終えて、「シャノアール」で一服してから、帰宅。晴れると、6月というのは日が長いことに気づく。


6月3日(金) 晴れ

2011-06-04 03:29:37 | Weblog

  8時半、起床。ドライカレーと麦茶の朝食。
  午前中は授業の準備。11時過ぎに家を出て大学へ。1時から教務事務連絡会。途中で退席して本部で開かれる別の会議へ。それが終ってから、「西北の風」で遅い昼食。天重とミニせいろのセットを注文。こういう組み合わせの場合、どちらを先に食べるものなのか(交互に食べるというやり方もないわけではない)、ちょっと迷ったが、前菜感覚で蕎麦を先に食べ、しかるのちに天重を食べる。食後にコーヒー。

  夕方まで授業の準備や教務的雑用。6限・7限はゼミ。6限は3年生・4年生合同で4年生のグループ報告。休憩時間のスイーツは3年生のIさんが買ってきた鯛焼き(小倉、チーズ、クリーム、白玉)。3年生の担当は初である。私が「うちのゼミでは、発表の失敗は許されるが、スイーツの失敗は許されない。失敗したら甘寺(尼寺)へ行けと宣告されるのだ」と脅かしたら、半分本気にして(してないか)、どうしようと悩んだようである。大丈夫、合格だよ。

  7限は教室を移動して3年生のグループ発表(4年生は自主ゼミ)。3年生は3年生だけだとよく発言する。合同ゼミのときも臆せず発言してもらいたい。
  帰りに遅くまで残っていたゼミ生数名と「モスバーガー」に寄って、おしゃべりをする。私は夕食がまだったので野菜バーガーとコーラを注文。学生たちはモスシェイクを注文。コーラがペプシネクストだとは知らなかった。私はこの手のカロリーオフのコーラが嫌いである。普通のコーラの方が美味しいに決まっている。

  帰りの地下鉄でゼミの卒業生のHさんとバッタリ遇う。馬場でサークル仲間と飲み会があって、その帰りだという。一週間ほど前に同じくゼミ卒業生のNさん、Iさんと一緒に新宿で食事をしたばかりだから、「やあ、しばらく」とは言えない。ちょうどスマートフォンで私のつぶやき「本は重く、しかし、心は軽く」を読んでいたとろだったそうだ。そういう偶然てあるんだね。