フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月25日(木) 晴れ

2016-02-26 14:22:54 | Weblog

8時、起床。

パン、サラダ(ウィンナー、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

午後、散歩に出る。今日は美術散歩の一日になる予定。

野良猫のなつが玄関先にいたので、エサを与える。では、行ってくるよ。

電車に乗って有楽町で降りる。

銀座方面へ。

銀座4丁目と5丁目の間の交差点。

三原橋方面へ。

銀座6丁目の「ギャラリー暁」で開催中の「第3回 現代絵画シリウス展」(2月22日~28日)。

ブログの読者の方からご案内をいただいた年齢も作風も多様な7人の男性作家のグループ展である。

カタログ表紙、川井雅樹「証言者・あの日を忘れない」

 

紀井学「森の精霊達(部分)」、小山佐藤敏「生命都市-FUJIYAMA」、

 

齋藤鐵心「空間演出法2016A001」、砂糖忠弘「風のゆくえ」

 

 清水健太郎「バベルの末裔たち「しずくの巣」」、田所一絋「聖なる獣-ネパールの倒壊した寺院より-」

 

カタログにはそれぞれの作家のメッセージが書かれていて、興味深かった。何人かの作家さんが在廊されていて、リアルな語りも聞くことができる。

昼食は「竹葉亭」で。

 鯛茶漬けを注文。

まずは鯛の刺身でご飯を一膳いただく。

二膳目は刺身と薬味をご飯にのせてお茶をかけて。

三膳目はごまだれもかけて。

最後はお新香でさっぱりと。

銀座一丁目の方へ歩く。

「ザード」のデビュー25周年とか・・・。

道端で苺が売られていた。

卒業式のときに配る記念品でも買おうかな。

 宝くじが当たったらね(笑)。

伊東屋ビルに入る。

最上階にあるカフェで一服していく。

チーズケーキと紅茶を注文。以前のラウンジに比べると高級感に溢れている。あのラウンジはホット一息するのに最適だったのだが・・・。

娘からケータイにメールが届く。私のブログの昨日の記事を読んだ感想が書かれていた。

「喰い逃げとはやるね!」

「いや、逃げてはないよ。アイル ビー バック と言って立ち去ったのさ。」

「そんなターミネーター的な感じだったのね。お父さんは財布を忘れすぎと思うの。」(絵文字は省略)

「そうだね。でも、食べ物への愛を忘れたことはない。」

「そうだね、そうだよね。」

娘も会社で遅めの昼食を食べているようである。

京橋、さらに日本橋の方へ歩く。

日本橋高島屋に到着。

お目当ては「ピカソ展」。

ケルン市にあるルートヴィッヒ美術館が所蔵する世界最大級のピカソ・コレクションの展覧会である。

絵画作品では、「手を組んだアルルカン」(1923)と、「読書する女の頭部」(1953)が一番見ごたえがあった。

しかし、今回の展覧会の一番の収穫は、ピカソの陶芸作品(絵皿)をたくさん見られたことである。ピカソが多芸な作家であることは知っていたが、これだけたくさんの陶芸作品が並んでいるのを見ると改めて彼の創作のエネルギーに圧倒される思いがした。

さくら通りを通って、東京駅の丸の内北口へと向かう。 

東京ステーションギャリ―で開催中の「ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏」(2月20日ー4月10日)。

同じような瓶や容器を配置を変えて、繰り返し描いた「静物画」がたくさん展示されている。

まるで数種類の素粒子から宇宙のすべてが構成されているように、彼の「静物画」は「ここに世界のすべてがある」と言っているようである。

カタログはまた来たときに購入するとして、今日はジャネット・アブラモヴィッチ『ジョルジュ・モランディ 静謐の画家の激動の時代』(バベルプレス)を購入。カラーの図番が豊富な研究書である。 

ポストカードを9枚購入。いわゆる一般的な「静物画」のイメージに近いのは上段中央の作品だろう。あとはすべてモランディならではの「静物画」である。

東京ステーションギャラリーの出入り口は東京駅丸の内北口の構内にある。

そこに立って、目の前の人たちを、同じ視点で数枚撮る。

ここに東京のすべてがある・・・か。

午後6時、蒲田に帰って来る。

夕食は鯖(干物)、茄子とベーコンの煮物、サラダ、卵と玉ねぎのみそ汁、ご飯。

 

デザートは有楽町の「六角玉屋」で買ってきたいちご豆大福(特選)。

あんこはとろりと甘く、苺は甘酸っぱい。