フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月6日(土) 晴れ

2019-04-09 12:55:04 | Weblog

8時半、起床。

トースト、マーマレード(松本の「シェ・モモ」で購入したもの)、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に卒業生のミズキさん(論系ゼミ4期生)と蒲田駅で待ち合わせ、「HITONAMI」へ行く。彼女は山登りが趣味なので、蒲田駅から「HITONAMI」へは歩いていけると思ったが(20分ほど)、ここ1週間ほど(たぶんジムでのトレーニングで傷めたのだろう)足に軽い痛みがあるそうなので、池上線で池上まで行って、そこから歩いた(10分ほど)。一昨日は身重のサオリさん、今日は足を痛めているミズキさん、歩行にハンディを抱えた人とのカフェ巡りである。

「HITONAMI」の魅力はなんといっても和のカフェご飯である。私の馴染みのカフェのうち、ちゃんとした食事ができるのはここと「パン日和あをや」と「テラス・ドルチェ」である。あとのカフェは、他の店で食事をしたあとに行くカフェである。

 私はメインに鯖の粕漬け焼きをチョイス。

野菜のマスタードマリネ。 

 もやしとほうれん草と人参のナムル。

大根と人参と車麩の煮物。 

「今日はじゃがいものコロッケは注文されないのですか?」とオガサワラさんに聞かれ、「あっ、それも」と注文した。ただし、これはミズキさんと1つずつにしましょう。

彼女は油淋鶏をメインにスペイン風オムレツ、野菜のマスタードマリネ、もやしとほうれん草と人参のナムル(+じゃがいもコロッケ1個)。 

ごちそうさまでした。美味しくて健康的な食事というのはいいですね。

食後に豆乳カフェオレ。彼女のゼミ論のテーマは「幸福」であったが、彼女が最近「幸福」について改めて考えたことをめぐっておしゃべりをする。かつて研究室でおしゃべりしたことの延長というか、社会人版である。卒業後も関心を持ち続けられることをゼミ論のテーマにするというのはよいことです。

「HITONAMI」には1時間半ほど滞在、店を出るとき、オガサワラさんが「卒業後も大学時代の先生とこうして会うって珍しいんじゃないですか?」と言っていたが、たぶん研究室でのおしゃべりとカフェでのおしゃべりは連動していて、そうした種類のおしゃべりを社会人としての多忙な日々の中で必要としている卒業生が研究室(あるいは私の行きつけのカフェ)を訪れるのだろうと思う。 

さて、桜のスポットをゆっくりめぐりましょう。

「HITONAMI」の近所の運動広場の片隅に見事な一本桜がある。

広場では少年がボールを蹴っていた。

 

少年にも写真に入っていただく。

写真ではわかりにくいが、満開の桜の花びらがハラハラと落ちてくるのをキャッチしようとしているところである。でも、花びらは簡単にキャッチできそうで、できない。これ「普通の幸せ」に似ている(笑)。 

 

 さきほどの運動公園から少し行ったところにあるさくら児童公園。

 

枝ぶりのよい6本の桜が満開だ。

 

「枝ぶりがよい」とは低いところの枝も切られることなく水平に扇型に広がっているということである。したがって花と地面との距離が近いから木の下にマットを敷いてのお花見にはもってこいである。

別々の木の下でお花見をしているグループのワンちゃん同士が見つめ合っている。地面は散った花びらでいっぱいだ。

彼女がかがんで写真を撮っている。

オオイヌノフグリである。頭上の桜ばかりに目を奪われていないところが彼女らしい。

呑川沿いの桜並木。

日蓮橋のたもとの桜のトンネルだ。

日蓮橋の上からの眺め。ここは近所の人ならみんな知っているお花見スポットだ。今年もこの景色を見られてよかった。 

青空を背にした桜ももちろん美しいが、

川面を背にした桜も美しいものである。

そしてその川面に映る桜と散って浮かぶ花びらも美しい。 

日蓮橋の上で満開の桜を背景にポートレイトを撮る。

離れた場所からズームで撮っているので、立ち止まって、シャッターが切られるのを待ってくれている通行人もいるが、遠慮なく前を横切る人もいる。

「申し訳ありません」と謝る彼女。モデルとADの一人二役である(笑)。

呑川沿いの道を離れて、JRの踏切に向かう。ここにも桜並木があって、花がひらひらと舞い落ちている。

いまはやっていないカフェ「日時計」(でも空家ではない)。蔦の形が象に似ているのは、偶然ではなく、そのように剪定しているからである。

 

 店先に置いてある地球儀を指差す彼女。そこはニュージーランドだ。最近、「やってみたいこと」をノートに書き出したそうだが、「ニュージーランドにいってみたい」というのはその中の1つである。

 

御成り橋商店街を「スリック」をめざす(日蓮橋のあたりからマダムに「これからうかがいます」と電話を入れておいた)。 

 

「紅茶のシフォンケーキ」を指差す彼女。

私も紅茶のシフォンケーキを注文。定番メニューの中では一番これが好きである。ドリンクは彼女はアイスティー(いや、ハーブティだったかな)、私はロイヤルミルクティー。

 

「スリック」には1時間半近く滞在した。時刻はそろそろ4時半。でもまだ時間は大丈夫とのことなので、最後にもう一軒、「ノザワBAKE」に行ってみることとにした。卒業生を連れて行くのはたぶん始めてだと思う。

未踏峰に初登頂した登山家のような表情である(笑)。

 シフォンケーキを食べたばかりであるから飲み物だけにしようかという話を彼女としていたのをご主人(ノザワさん)が聞いて、「ハーフサイズでお出ししましょうか」と言ってくれたので、お言葉に甘える。キャロットケーキを半分個と、ドリンクは私はブレンドコーヒー、彼女はチャイ。彼女が使っている鳥の図柄のお皿はカフェ仲間の清水直子さんの作である。

「ノザワBAKE」には1時間ほど滞在した。時刻は午後6時。彼女が帰るべき時間である。今日は(脚の調子がいま一つなのにもかかわらず)時間いっぱいまでカフェ巡りにお付き合いいただいて、ありがとう。次にお会いするのは、ゼミ同期のユカさんの結婚式(6月1日 神戸)になりますね。

彼女を駅の改札まで送って行く。

夕食は鶏肉とブロッコリーとパプリカとエリンギの炒め物、

玉子と茗荷の吸い物、サラダ、めかぶ、ご飯。 

デザートにミズキさんからお土産にいただいた桜プリンを食べる。 

カップから出していただく。 

 2時、就寝。