8時半、起床。
トースト、コンフィチュール、ポトフ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『なつぞら』。東京にいる兄や妹に会いたくて柴田の家から家出したなつ。河原であった同級生からもらった魚を河原で焼いている。(どうやって火をつけたのかは疑問だが、同級生から火種をもらっていたようすはない)。
父や母との日々を思い出して涙と笑みがこぼれる(ここは難しい演技だと思うが、すごいね、この子役の子)。
突然背後で自分の名を呼ぶ声がする。
柴田家の人々がなつを見つけだしたのだ。
突然、泣き出すなつ。安心したからではない。「どうして私には家族がいないの!」と、そのことの理不尽さに感情が爆発したのだ。
泣きじゃくるなつを抱きしめる泰樹(草刈正雄)。
「おまえにはもう、側に家族はおらん。だが、ワシらがおる。一緒におる。」
この河原のシーンを『なつぞら』名場面集に勝手に認定させていただきます。
ナレーション(内村光良)がなつを空から見守る父親なのだということが、今回、明らかにされた。そういうことだったのね。
9時半に家を出て、大学へ。
10時40分から学位委員会。
今日は審議する件数が少なかったので、いつもより早く終了。
「たかはし」に昼食をとりに行く。
今日は冷え込む。こういう日はこれを注文することにしている。
肉豆腐定食。
ほっこりとした気分になる。
帰りがけにお八つのたい焼きを買っていく。「今日は寒いから売り上げはいいんじゃないですか?」と店長さんに聞いたら、「う~ん、雨なので、いまひとつです」とのこと。そうか。傘をさしていると、買い食いはしにくいのか。
それにしても今日は花冷えの一日だ。勤め人は冬物はクリーニングに出してしまったという人も多いだろうが、学生はそんなにテキパキとは衣替えをしてはいないだろう。私もそうで、今日はダウンコートを着て来た。
スロープの橋の手すりは落下防止のためだが、置かれた(接着している)石は何だろうと思う人もいるだろう。これはここにねっごろがって下に落ちた学生がいたので、その防止策(ねっころがれないように)として置かれたものである。その後、ちゃんと手すりが設置されたので、いまでは無用のものになった。考現学でいうところの「トマソン」(無用の長物)である。
たい焼きでお八タイム。
4時半から現代人間論系の教室会議。用意された議題は6時にはすべて終えたが、それから1時間ほど、論系の中長期的な課題についてフリートーキング。このところ毎年新人の先生が入ってきているので、「われわれの課題」について意見交換し、共有化することはとても大切である。
8時過ぎに帰宅。夕食はカツオのたたき、茄子とベーコンの炒め煮、ゆず大根、卵と玉ねぎの味噌汁、ごはん。
私は脂ののった戻りカツオよりすっきりとした味わいの初ガツオが好きだ。
初ガツオがさっぱりしている分をベーコンが補っている。
卵と玉ねぎの味噌汁は大好きである。これだけでご飯がいけちゃいますね。
あれこれ食べたあとに口の中をすっきりさせるのにゆず大根は最適である。
卒業生のリョウコさん(論系ゼミ2期生)から本日無事出産されたと連絡を受ける。予定日ピッタリというのもすごいが、午前中に出産して当日の午後に報告ってすごい(笑)。これまでで最速だ。しかも「とても痛くて死ぬかと思いました」とのこと。安静にしてなさいって(笑)。
男の子で、名前は「陽大」(ようた)。「太」ではなく「大」。夫の名前から一文字採ったそうである。陽大くん、誕生おめでとう。明るく、たくましく育って下さい。リョウコさん、出産おめでとう、お会いできるのは夏ごろでしょうか。
1時半、就寝。寝る前に日付が変わって、私は65歳、晴れて(?)老年人口の一員になった。