7時半、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『なつぞら』。農業高校の演劇部の練習風景。なつが、いや、広瀬すずがわざと下手な演技をしている。たぶんここからだんだん上手に(役に気持ちが入って)行くのだろうが、俳優にとって 下手な演技をするというのは案外難しいものだろう。今日の彼女の「下手な演技」はいわゆる「台詞棒読み」型のものだったが、思うに、「気持ちが入っているつもりで、それが独りよがりで、見ている者に伝わらない」型というものもあり、むしろその方が普通の「下手な演技」ではなかろうか。「台詞棒読み」型は「演技以前」のものである。
8時半に家をでて、蒲田の1つ隣の大森へ行く。降りるのは久しぶりだ。
山王口の駅前は、正面に神社があるため、大きなビルが建てられないので、昭和の面影を残している。
このあたりは昔のままだ。
いま一階に上島珈琲が入っている場所は、昔は「不二家」のパーラーだった(はずである)。私は子供の頃、神田にある父の知り合いの歯医者に毎週通っていて、痛い思いをしての帰り道、大森で途中下車して、「不二家」のパーラーで好きなものを食べさせてもらっていた。
駅から徒歩1分の場所にあるビルの5階に 「街角の年金相談センター大森」がある。蒲田の年金事務所は自宅からは不便な場所にあり、しかも相談の予約をしようとしても全然空いていなかった。相談はどこのセンターでもできるので、大森に来たというわけである。交通至便な場所にある。説明を受けつつ申請書類をその場で作成し、提出した。
バス通りからちょっと入ったところにある「山王小路飲食街」。
駅の近くにまだこんな空間が残っているのか。 蒲田の「バーボンストリート」や大井町の「東小路」「平和小路」もそうだが、時代の流れに取り残されているようにみえながら、そうそういつまでも放置されているとは思われず、探訪するならいまのうちというところだろう。
次の用事まで少し時間があるので、お隣の大井町で途中下車して(京浜東北線ぶらり途中下車の旅か)、「pottery」でコーヒーを飲んでいくことにする。
先日、卒業生がひとりで店に来てマダムとおしゃべりをしていったという話をする。多忙な日々を送っている人だが、「カフェのある生活」というものを志向しているようである。それはよいこと。「pottery」が「サードプレイス」になるといいですね。
「pottery」はGW中も営業しているそうである。「家で猫とボケッとしていても暇ですから、どうせならお店でボケッとしていようと」とママダムは笑って言った。ただし、開店時間は11時にするそうである(普段は8時)。
11時にニッセイの本社の地下にある「暮らしと保険の相談窓口」を予約しておいた。毎月給料天引きで支払っている保険料を見直すためである。若い時に入ったので、家族のことを考えて死亡保険の金額が大きかったのだが、これを引き下げて、医療保険中心の軽いものにする。契約内容の変更(減額)は、本人確認さえできれば、簡単にできる。
これで、住宅ローンの繰り上げ返済、一時払い個人年金の購入、年金の申請、生命保険の見直しという4つの課題をGW前に全部クリアーすることができた。やれやれ、これで「老後」に入っていける。
ちょうどお昼の時間に大学に着く。
昼食は「たかはし」で食べることにする。
鯵フライがメニューに出ている(花丸が付いている)。よし、これにしよう。
一番乗りの客である。
2尾分の鯵で作った4切れのフライ。背骨の部分がカリカリのせんべいになって添えられている。 醤油で2切れ、ソースとレモンと辛子で2切れ食べたが、甲乙つけがたい。
先日、娘さん(ジュリちゃん)連れでこの店に来た卒業生のアマネさんからこのタイミングでラインが届く。昨日、アメリカに戻って、今日から職場復帰だそうだ。時差ボケが解消されるまで一週間かかるそうだ。彼女も鯵フライが好物だが、「不覚にも」日本滞在中に食べ忘れたので、来年こそは食べたい、「たかはし」の奥様によろしくお伝えくだしとのこと。はい、伝えておきましたよ。
研究室に戻る途中で鯛焼きを買う。鯵フライのあとの鯛焼きはまた格別である。
3時から教授会。先週は定例の教授会で、今日は臨時の教授会である。1時間ほどで終了。
本部キャンパスの図書館へ資料を探しに行く。本キャンは戸山キャンパスとは雰囲気が違う。 ビジネス街のようである。
本部図書館。
いつものことながらお目当ての本が、書庫の一画、あるべき書架の場所にちゃんとあるというのは気持ちのよいものである。
帰りに神楽坂で途中下車して「トンボロ」に寄る。
Aブレンドを注文。
「トンボロ」もGW中は通常通りの営業だそうである。(木曜と第1水曜定休)。
7時、帰宅。洗面台で手を洗っていると、ハルがやってきて蛇口から出る水を飲む。この飲み方が好きなのだ。
夕食は冷豚シャブ。
スライスした新玉ねぎの上の肉を盛っている。妻は上からポン酢を掛けて食べていたが、私はポン酢と胡麻味噌ダレの二種で食べる。どちらも甲乙つけがたい美味しさである。新玉ねぎは冷シャブに合うことを発見する(妻が先日、外出先で食べてさっそくそれを我が家の食卓で再現したのだ)。
デザートはメロン。
2時、就寝。