フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月8日(月) 雨

2019-04-10 16:29:28 | Weblog

(「現在」に追いつくために「4月7日」の記事は後回しにします)

8時、起床。トースト、マーマレード、牛乳、紅茶の朝食。

9時ごろ家を出る。桜が雨に濡れている。 

花散らしの雨である。

 散った桜の花びらが帯状になって呑川を流れていく。「花筏」(はないかだ)という風流な言葉がある。 

 開いたまま逆さまになったビニール傘がゆっくり流れている。潜水艦のようでもあり、ネッシーのようでもある。

東口の東京三菱UFJ銀行(うちのメインバンク)へ行って、送金を2件おこなう。合わせて一千万円という手に汗を握る金額であったが、それほど時間もかからず、 あっさり終わる。現金が介在しないやりとりはリアリティに乏しい。しかし、記帳をしてみれば確かに私の口座の金額は1千万減っており、ミッションは完遂したことを知る。

昼食は1時過ぎに「マーボ屋」食べに行く。 

 ランチメニューから6番の豚肉と春キャベツの餡かけ焼きそばを注文。

これがとても美味しかった。名前には入っていないが、タケノコやシメジも入っている。青い葉物は何かしら。あんかけというのがいい。

食べ終わって、デザート(杏仁豆腐かマンゴープリン)が運ばれてくる前に、デザートはいりませんからと支払いをする。口の中に残っているあんかけ焼きそばの味をデザートで消してしまいたくなかったから。

次はこちらも試してみようかしら。春キャベツとエビとアサリのあんかけ焼きそば。 

デザートは「まいばすけっと」で購入。 

帰宅して、少し時間をおいてから、ふんわりドーナツを紅茶でいただく。松本の「栞日」でいつも頼むカリっと揚がったドーナツも好きだが、しっとりふんわりしたドーナツも好きである。たぶんこの私の味覚の原点は子供の頃に食べた「不二家」のミルクドーナツにあると思う。ドーナツに限らず1960年代の子供たちにとって「不二家」はファッションリーダーならぬ、お菓子リーダー的な存在であった。 

 先日の松本旅行で初めて訪問して気に入ったカフェ「ユキ・リ」にハガキを書く。私が撮って、ブログに載せた写真(ミニサイズ)を貼って。一応、写真を撮らせていただいたときに「私はブログをやっていまして」という説明はしておいたが、念のためである。馴染みのカフェを作るためにはそれなりの気遣いが必要なのである。

夕食は私のリクエストでオムライス。 

「いつものオムライスと違うのわかる?」と妻が言った。うむ、いつもよりごはんがやわらかいというか、ねっとりしているが、それは褒めたことにはならないだろう。私が逡巡していると、「わからない? チーズとクリームを入れたのよ」と妻は言った。確かにチーズの風味はする。そして、ねっとりの理由もわかった。「なるほどね」と私は答えながら、(いつものでいいけど)と心の中で思った。このあたりは言い方が難しい。

デザートはイチゴ。 

3月に卒業したゼミ生(9期生)は会社勤め2週間目に入る。週末に何人かからメールが届き、「ヘトヘトです」「体調を崩して週末は寝込んでしまいました」「また1週間が始まるかと思うと憂鬱です」とネガティブなことが書いてあった。先が思いやられるが、ある程度は慣れの問題だろうが、リフレッシュする時間を、一日の中で、一週間の中で、ひと月の中で、そして数カ月(めぐる季節)の中で、つまり大小のサイクルでもつことが大切である。 このうち「一週間の中で」というのは誰でもやっている。週末のリフレッシュのことである。「週末を楽しみに平日を働く」ということである。しかし、それだけでは不十分で、他のサイクルの中でのリフレッシュの工夫も必要である。たとえば「一日の中で」なら、「ゆっくりお風呂に入る」とか「日記を書く」とかである。「一か月」や「数か月(季節ごと)」なら、ちょっとしたショッピングや小さな旅行(私の松本旅行みたいに)などが有効である。労働して稼いだお金があるのだから、そういうことに使いましょう。

2時、就寝。 


4月7日(日) 晴れ

2019-04-10 11:21:12 | Weblog

*アップが遅れていた4月7日の記事です。2、3日したら本来の位置に戻します。

9時半、起床。

トースト、マーマレード、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に卒業生のホナミさん(論系ゼミ3期生)と蒲田駅で待ち合わせる。目指すは池上の「HITONAMI」。彼女はスニーカーを履いている。歩く気満々である。おそらく今日が最後の見頃になるだろ街の桜を眺めながら歩くことにしましょう。

専門学校のキャンパスの周りの桜並木。

呑川の日蓮橋の付近の桜並木。  

桜のトンネル。 

道路にはたくさんの桜のはなびら。 

さくら児童公園。 

ここも足元は桜の花びらが敷き詰められている。

「HITONAMI」まだあと少しのところの児童運動公園の一本桜。 

予約している12時ちょうどに「HITONAMI」に到着。 

 乾いた喉を梅ジュースで潤す。

「忘れないうちに・・・」と言って、彼女は結婚式の日取りが決まったことを話した。10月22日(火)。火曜日だが、「即位礼正殿の儀」という新天皇即に関わる今年だけの祝日である。おめでとう。出席させていただきます。

 注文した料理が運ばれてきた。

2人ともメインは豚鶏肉のハンバーグ和風きのこ。

ほうれん草と菊芋と人参とひじきの胡麻炒め。 

これは何だったけな? こふき芋のように見えるけれど、そういう名前ではなったと思う(一週間前のことなので記憶があいまい)

大根と人参とくるま麩の煮物。 

隣りの長テーブルのグループ客が席を立った。「宴の後」的情景。 

客はわれわれだけになったのでオガサワラさんに写真を撮っていただく。

ごちそうさまでした。またうかがいますね。

店を出て、呑川沿いの道を本門寺の方へ。 

寺町池上には小寺が多いが、ここ養源寺は桜と菜の花の寺として知られている。つまりいまが旬の寺である。 

 

境内の一角にシャクナゲが咲いている。ラテン系の顔立ちの彼女には真っ赤な花がよく似合う。 

 養源寺の裏の階段を登って本門寺の境内へ。

 

今日は五重塔の御開帳が行われている。

木洩れ日が美しい本門寺公園でポートレイトを撮る。 

コートを脱いで軽やかな写真を撮りましょう。

 

軽やかだ(笑)。

  

バーベキュー広場は賑わっている。 

 この場所は奥行きがあり、かつ高低差があり、新緑のグラデーションがとても美しい。 

ここではたくさん写真を撮った。 桜はたしかに美しいが、ポートレイトは人物が主役なので、ポートレイトの背景としては桜より新緑の方が断然いい。

新緑を背景にするとスッキリとしたポートレイトが撮れる。

 

 

 

山の裏手を下りると、噴水池があり、釣り糸を垂れる人たちでにぎわっている。 

彼女はキャンプ好きだが、魚釣りはしないようだ。魚を食べるのは好きだが、生きている魚に触るのは苦手らしい。

水辺のポートレイトも清涼感がある。 

池の側のこども広場。子ども連れの家族でいっぱいだ。 

 子供たちに混じって頑張ってみる(笑)。

シャボン玉をする親子のそばを通る。

シャボン玉のお裾分けにあずかる。 

絶えず桜の花びらが降ってくる。 

でもうまくキャッチするのはなかなか難しい。 

 

 キャッチできたようである。 

ガクのところから(たぶん小鳥についばまれて)落ちてきた花弁をキャッチ。

 

撮れ高OKです(笑)。公園を出る。  

お参りをしてから山を下りましょう。 

明日はお釈迦様の誕生日。この週末は「春まつり」で境内は賑わっている。

古民家カフェ「蓮月」に行きましょう。

混んでいるかと思いきや、すんなり入れた。冷たい飲み物で喉を潤す(彼女はほうじ茶プリンも注文)。 

 室内はゆったりとしていて、くつろげる。

本日最後のカフェは蒲田に戻って「スリック」でシフォンケーキの予定だったのだが、電話を入れるとなんと「シフォンケーキは完売してしまいました」とのこと。予定変更で「池田屋」で葛餅を食べることにする。 

私は小腹が空いたので、葛餅とおでんのセットを注文。この組み合わせは素敵だ。 

次回は夏カフェで、そのとき結婚式の招待状をもってきてくれるとのこと。準備はあれこれ大変だと思いますが、彼と一緒に仲良くすすめてくださいね。 

池上から電車で蒲田駅に戻り、彼女はそこから川崎回り(南武線)で帰っていた。

 

夕暮れが近づいていた。 

夕食は鯖(干物)と小松菜の炒めもの、  

オクラ、豆腐とねぎ、味噌汁、ご飯。 

2時、就寝。