(「現在」に追いつくために「4月7日」の記事は後回しにします)
8時、起床。トースト、マーマレード、牛乳、紅茶の朝食。
9時ごろ家を出る。桜が雨に濡れている。
花散らしの雨である。
散った桜の花びらが帯状になって呑川を流れていく。「花筏」(はないかだ)という風流な言葉がある。
開いたまま逆さまになったビニール傘がゆっくり流れている。潜水艦のようでもあり、ネッシーのようでもある。
東口の東京三菱UFJ銀行(うちのメインバンク)へ行って、送金を2件おこなう。合わせて一千万円という手に汗を握る金額であったが、それほど時間もかからず、 あっさり終わる。現金が介在しないやりとりはリアリティに乏しい。しかし、記帳をしてみれば確かに私の口座の金額は1千万減っており、ミッションは完遂したことを知る。
昼食は1時過ぎに「マーボ屋」食べに行く。
ランチメニューから6番の豚肉と春キャベツの餡かけ焼きそばを注文。
これがとても美味しかった。名前には入っていないが、タケノコやシメジも入っている。青い葉物は何かしら。あんかけというのがいい。
食べ終わって、デザート(杏仁豆腐かマンゴープリン)が運ばれてくる前に、デザートはいりませんからと支払いをする。口の中に残っているあんかけ焼きそばの味をデザートで消してしまいたくなかったから。
次はこちらも試してみようかしら。春キャベツとエビとアサリのあんかけ焼きそば。
デザートは「まいばすけっと」で購入。
帰宅して、少し時間をおいてから、ふんわりドーナツを紅茶でいただく。松本の「栞日」でいつも頼むカリっと揚がったドーナツも好きだが、しっとりふんわりしたドーナツも好きである。たぶんこの私の味覚の原点は子供の頃に食べた「不二家」のミルクドーナツにあると思う。ドーナツに限らず1960年代の子供たちにとって「不二家」はファッションリーダーならぬ、お菓子リーダー的な存在であった。
先日の松本旅行で初めて訪問して気に入ったカフェ「ユキ・リ」にハガキを書く。私が撮って、ブログに載せた写真(ミニサイズ)を貼って。一応、写真を撮らせていただいたときに「私はブログをやっていまして」という説明はしておいたが、念のためである。馴染みのカフェを作るためにはそれなりの気遣いが必要なのである。
夕食は私のリクエストでオムライス。
「いつものオムライスと違うのわかる?」と妻が言った。うむ、いつもよりごはんがやわらかいというか、ねっとりしているが、それは褒めたことにはならないだろう。私が逡巡していると、「わからない? チーズとクリームを入れたのよ」と妻は言った。確かにチーズの風味はする。そして、ねっとりの理由もわかった。「なるほどね」と私は答えながら、(いつものでいいけど)と心の中で思った。このあたりは言い方が難しい。
デザートはイチゴ。
3月に卒業したゼミ生(9期生)は会社勤め2週間目に入る。週末に何人かからメールが届き、「ヘトヘトです」「体調を崩して週末は寝込んでしまいました」「また1週間が始まるかと思うと憂鬱です」とネガティブなことが書いてあった。先が思いやられるが、ある程度は慣れの問題だろうが、リフレッシュする時間を、一日の中で、一週間の中で、ひと月の中で、そして数カ月(めぐる季節)の中で、つまり大小のサイクルでもつことが大切である。 このうち「一週間の中で」というのは誰でもやっている。週末のリフレッシュのことである。「週末を楽しみに平日を働く」ということである。しかし、それだけでは不十分で、他のサイクルの中でのリフレッシュの工夫も必要である。たとえば「一日の中で」なら、「ゆっくりお風呂に入る」とか「日記を書く」とかである。「一か月」や「数か月(季節ごと)」なら、ちょっとしたショッピングや小さな旅行(私の松本旅行みたいに)などが有効である。労働して稼いだお金があるのだから、そういうことに使いましょう。
2時、就寝。