フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月15日(木) 雨

2015-01-16 00:29:19 | Weblog

8時半、起床。

久しぶりの雨。一階の雨戸を開けに行くと、母から留守電にメッセージが入っていた。今夜、妹が泊まりに来るのだが(明日は朝から母の手術なので)、妹が使う蒲団を干しておいてくれとという内容。どうやら病室からは外が雨だということがわからないらしい。

ハムステーキ、目玉焼き、サラダ、味噌汁、ご飯の朝食。しっかり食べる。

昼前に家を出て、大学へ。

3限は大学院の演習。蒲田駅ビルの「ブールミッシュ」で買っていたシブースとを食べながら。ホールで買って行ったので、6等分する。Oさんに切ってもらったが、4等分や8等分は簡単だが、6等分(頂角は60度)は意外に難しいようである。

演習の最中に病院からケータイに電話が入る。何事かと思ったら、看護師が母の伝言を伝えてくれた。「今日は雨が降っているから見舞いはいいです」とのこと。

3時から学生の面談を一件。シブーストを振る舞う。私も付き合ってもう一つ食べる。朝食をしっかり食べたので、本日の昼食はこれで済ませる。

5時に大学を出る。

「あゆみブックス」で、佐々木敦『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)を購入。

6時、帰宅。

夕食は、あまりお腹が空いていなかったので、昨日、「小倉屋山本」で購入した山椒昆布で茶漬け。

9時半頃、妹が来る。

明日は8時から手術なので、早めに寝る。


1月14日(水) 晴れのち曇り

2015-01-15 02:35:11 | Weblog

8時、起床。

一階の雨戸を明けると、野良猫のなつが入ってきた。ただの挨拶なのか、お腹が減って何かくれというのか。あるいはいつも自分の世話をしてくれるおばあちゃんの姿が最近見えないので、どうしたのかと気になっているのだろうか。でも、私が仏壇の花の水を替えたり、線香をあげたりなどしているうちにどこかへ行ってしまった。

トースト、サラダ(ハム、トマト、水菜、レタス)、紅茶の朝食。

母親の入院のことがあって、新年の墓参りにまだ行っていなかったので、今日、行くことにする。

近所の「青木酒店」で墓前に供えるビール缶(ミニサイズ)を購入。

「花時計」で仏花を購入。仏花を包む新聞紙が「ヘラルド・トリビューン」というのが面白い。

鶯谷の菩提寺へ。

暮れにきたときに供えた花がまだ萎れずに残っていた。寒いから長持ちしているのだろうか。今日備えた花と一緒になって豪勢な感じである。

墓参りを済ませて、昼食は寺の近所の「川しま」で鴨つくね蕎麦でも食べようと思っていたのだが、生憎、定休日だった。

それではということで、銀座に出て・・・

「竹葉亭」に行く。

「竹葉亭」といえば、私の場合は、鯛茶漬けである。

いきなり茶漬けにはせず、まずはごまだれに漬けた鯛の刺身でご飯を軽く一膳食べる。

続いて、茶漬けで。

そして二度目の茶漬けはごまだれも加えて、濃厚な味わいで。

最後はお新香の茶漬けでさっぱりと〆る。

デザートには小豆のアイスを注文。

墓参りをすませ、「竹葉亭」の鯛茶漬けを食べて、これでようやく新年を迎えた気分がした。

有楽町の駅のそばの「大角玉屋」にいちご豆大福を買いに行く。

「いちご豆大福を3つください」と店員さんに言うと、「つぶあん、こしあん、とくせん」の三種がありますが、どれにいたしましょうか?」と聞かれた。「とくせん?」何だろうと思ったら、「特選」の意味だった。苺に高級品(あまおう)を使って作ったものらしく、普通のものより値段が高い。「特選」を3個購入。

大井町で途中下車して、「pottery」に寄る。新年の挨拶である。

ブレンドを注文。

マダムに「甘いものはお好きですか?」と聞いたら、「はい」と笑顔になったので、「これ、おすそわけです」と言って、いちご豆大福を1つさしあげる(元々そのつもりで3個購入したのである)。本日中に召し上がってください。

帰宅して、少し休んでから、妻と病院へ。手術の執刀医から手術の詳しい説明を聞くためである。母は今日から手術室のある棟の部屋に移った。6時から説明室でA先生とY先生、母と私と妻で会って説明を聞く。母にもよくわかるように丁寧に話していただいたが、質問も含めて、1時間ほどかかった。たくさんの承諾書にサインをする。

夕食は病院からの帰りに「梅徳」で煮込みカレーうどん(妻は鴨南蛮)を食べる。(カメラを忘れたので写真はありません)

帰宅してデザートにいちご豆大福を食べた。美味しい。苺も美味しいが、餡もとろりとしていて美味しい。「特選」だけのことはあると思った。

今日は疲れたので、夜のランニング&ウォーキングはなし。


1月13日(火) 晴れ

2015-01-14 11:25:07 | Weblog

7時、起床。

昨夜の残りの青椒肉絲、トースト、サラダ(トマト、レタス)、紅茶の朝食。

午後、母の見舞いに行く途中で「あるす」に寄って行く。

コーヒー(モカ)とチーズトーストを注文。「あるす」はフード類はトーストとチーズトーストの2種だけ。

でも、サービスでフードが出てくるのである。紅茶とホットケーキの粉に大豆をまぜて焼いたパン。

庭で獲れた夏みかん。

先日、「あるす」から病院へ行く途中でみかけたカフェ「屋根裏」の話をしたら、お二人ともご存知だった。35年前、「あるす」が開店したときには、すでに「屋根裏」はあって、ご主人が「あるす」に来ることもあったそうである。あの、店を覆う蔦は象の形に剪定されていたそうだ。たしかにその面影は残っている。

今日は金曜日の手術に向けて口腔外科の診察や(口の中を清潔にしておかないと術後の感染症のリスクが高まるのだ)、麻酔科の診察があり、私も同席した。

テレホンカードは病院の売店で売っていた。味も素っ気もないデザインの1000円のもの一種だが、これで用は足りる。

見舞いを終えて、梅屋敷商店街の「じゃんぼ総本店」の店先のテーブルでお好み焼き(豚玉)を食べる。ここでお好み焼きを食べるのは二度目だ。

花屋でガーデンニングの花と仏壇用の花を買って帰る。

 穏やかな冬の夕暮れだ。

夕食は鰈の煮付け。

デザートは仕事帰りの妻が東急プラザの「エルカフェ」で買ってきたミルクレープ。2個ではなく、3個買ってきた。3種類そろっていたのと、3個買うと割引になる券をもっていたからだそうだ。ちょっと食べ過ぎでは・・・。

風呂に入る前に体重を測る。そこから500グラムを引くと明日の朝の体重(これを毎日記録している)の予測値である。誤差の範囲は±100グラムである。なのでその予測値が高めであるときは、風呂の前にランニング&ウォーキングに出かけることになる。やはりさきほどのミルクレープの落とし前をつけなくてはならない。

時刻は10時半、ほぼ真南の空にシリウスが煌めいている。

専門学校の周囲は正方形ではなく、長方形で、四辺の長さは私の歩数で、辺Aが145歩、辺Bが195歩、辺Cが150歩、辺Dが220歩(計710歩)である。先日の測量では720歩だったが、あのときは最後のクールダウンのときに測定したもので、今日の710歩は最初のウォーミングアップのときに測定したもの。疲れる前なので歩幅が若干大きかったようである。短い2辺(AとC)はウォーキング、長い2辺(BとD)はランニングというインターバルである。これを10周する。

走っていていまが何週目であるかがわからなくなるといけないので、周回ごとに「ワン!」「ツー!」「スリー!」と声に出す。4週目は「フォース!」と言う。「力」の「フォース(force)」に掛けて、気合を入れる。5週目は「ゴー!」。「Go!」に掛けて、気合を入れる。6週目は「ロックだぜ!」と気合を入れる。とにかく中盤が一番疲れるのだ。ここを乗り切るとランナーズハイの状態になってくる。7週目は「セブン、セブン、セブン、ウルトラセブン!」。8週目は、昭和30年代の子どもにはお馴染み、「エイトマン!」。9週目は「ナイン、009!」(「サイボーグ009」の主人公です)。10周目は「テン!」と言って天を指さす。「我が生涯に一片の悔いなし!!」と言ったラオウの気分で。

1時間のトレーニングを終えると、シリウスは西に15度傾き、体重は500グラム減っている。


1月12日(月) 晴れ

2015-01-13 10:17:54 | Weblog

8時、起床。

クリームシチュー、トースト、サラダ(トマト、レタス)、紅茶の朝食。

居間の床の上にあった無印良品の大きな袋の中ではるが寝ている。

病院に母を見舞いに行く前に妻と「phono kafe」で昼食(ご飯セット)をとる。惣菜は6種類全部を注文し、シェアして食べる。

ごぼうのフリット。

菜の花とコンニャクのガーリック風味

柿と春菊の白和え、玄米と豆腐のタルト人参ソース添え

蕪とテンペの梅肉和え、ピーマンとベジミーとのバルサミコ炒め

食後にハニーブッシュ。妻はコーヒー。

先日、大原さんと常連の女性3人で「あるす」に行ったそうだ。コーヒーを注文したわけだが、林檎やパンや紅茶も出てきて、庭で獲れた夏みかんをお土産にいただいたそうだ(私のときと同じである)。商売でカフェをやっているわけでないのである。

病院には川越から妹も見舞いに来た。デイルームでしばらくおしゃべりをする。

3時半頃、病院を出て、その足でジムへ行く。病院からジムまで20分ほど歩く。

ジムではクロストレーナーを50分。650キロカロリーを消費。

ジムでのトレーニングの後は、「テラスドルチェ」で一服。

原田曜平『女子力男子』(宝島社)という本を読む。「SKIPA」仲間の秋山千佳さん(フリーライター)が執筆協力をされた本である。

ここでいう「女子力男子」とは、「従来、女性がやっていたり、得意とされたりした領域の力が備わっている男性」のことである。近年、そうした「女子力男子」が増えている。しばしば指摘される若者の消費離れという現象は、仔細にみると、消費離れではなく、男子が男性的消費から離れて女性的消費に移行している現象なのだという指摘は、なるほどと思った。

女子力男子の増加は、男子の女子化ということであるが、女子の男子化は以前から起こっている。社会は男性的領域と女性的領域から構成されているが、女子が女性的領域から越境して男性的領域に侵入するという現象は、大正時代の「職業婦人」という言葉に象徴されるように近代の早い段階から起こっている。それに対して、男子が男性的領域から越境して女性的領域に侵入するという現象は、目に見える形では起こって来なかった。それは男性的領域と女性的領域が上下の関係に置かれていたからである。下位的領域(女性的領域)から上位的領域(男性的領域)への女子の越境は「上昇」(成功)であり、「かっこいい」とみなされるが、反対に、男性的領域から女性的領域への男子の越境は「下降」(失敗)であり、「かっこわるい」とみなされるからである。別の言い方をすれば、男性的領域と女性的領域の間の越境行為の一方向性・非対称性(女子は越境しようとするが、男子は越境しようとしない)こそ、男性的領域と女性的領域の上下関係を証明するものなのである。

男子の女子化=女子力男子の増加は、そうした上下関係が揺らぎ、男性的領域と女性的領域が横並びになりつつあることの証拠である。越境が上昇ー下降ではなく、趣向の問題、選択の問題として認識されるようになってきたのである。その背景には「失われた20年」の中で、「稼ぎ手」としての男性の経済力が低下したことがあるだろう。経済力の低下は「妻子を喰わせる」という伝統的な男性性を弱いものにする。経済力の低下が政治力の低下をもたらしたわけだ。その意味では「失われた20年」も悪いことばかりではなかったわけだ。「失われた20年」といういい方は、失われたものばかりに注目した言い方だが、新たに得たものもあるはずである。また、失われたものがすべてよきものであったわけではなく、悪しきものも失われたのである。本書を読みながら、私はその思いを強くした。

男子の女子化はとりあえず若者の間で顕著だが、それは社会の変化に敏感に反応するのがいつも若者たちであるからだ。しかし、男子の女子化は若者だけにとどまらないだろう。中高年も若者のライフスタイルを真似るものだし、より長期的には、女子化した若者たちが大人になっていくからだ。おじさんのおばさん化、おじいさんのおばあさん化という現象がこれから観察されてくるだろう。何よりも私自身がそのことを自覚している。

新年の挨拶方々「一二三堂」に寄って、初買い。

 

唯川恵『逢魔』(新潮社)

片岡たまき『あの頃、忌野清志郎と―ボスと私の40年』(宝島社)

角田光代『降り積もる光の粒』(文藝春秋)

香川リカ『怒り始めた娘たち―「母娘ストレス」の処方箋』(新潮社)

亀山早苗『「最後の恋」に彷徨う男たち』(双葉社)

今日は長寿会(老人会)の新年会だったのだが、母は出られなかったので、そのお弁当だけもらってきた。夕食はその「今半」のお弁当。

今日はジムでトレーニングをしたので、夜のランニング&ウォーキングはお休み。


1月11日(日) 晴れ

2015-01-12 02:43:12 | Weblog

9時、起床。

ハムステーキ、チーズトースト、サラダ(トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

今日は鏡開き。鏡餅を割るわけだが、「割る」は忌み言葉なので、「開く」という。昼食はお汁粉。

病院に母を見舞いに行く。デイルームで話をしながら、病院の売店で買ったおにぎりを食べる。母はコンビニおにぎりというものを食べたことがないので、珍しいものを観るように私の手元を見ながら、「見ていると食べてみたいような気がする」と言った。今週の金曜日に腸の手術をして、しばらくしたら食べられるようになりますから、それまでの辛抱です。

母はケータイを持っていない。病院の公衆電話から家にかけてくるのであるが、硬貨ではあっという間に切れてしまう。使いかけのテレホンカードがあったらもってきてほしいと言う。たぶんさがせばあるだろう。

1時間ほど滞在して、病院を出る。 

「琵琶湖」に寄って行く。

30分ほど滞在して、昨日と一昨日の日誌を付ける。

間もなく(日曜日の)閉店時間の6時である。

帰宅して探してみると使いかけのれてホンカードが数枚出て来た。モデルの女性は牧瀬里穂である。一体、いつごろのものだろう。

 

実は、使いかけでない真っ新のテレホンカードを私は一枚所有しているのであるが、それは昔、『少年ジャンプ』の景品としてもらった「ドラゴンボール」のテレホンカードで、親不孝と言われてもこれは渡せない。

夕食はクリームシチューライス。

『学校のカイダン』の初回を録画で観る。高校を舞台にスクールカーストの底辺にいる女生徒(広瀬すず)が謎の車椅子の青年(神木隆之介)のアドバイスを受けて言葉(語りかけ)を武器に学校という世界を変えていく物語である。『野ブタ。をプロデュース』と『リーガルハイ』を足して二で割ったようなドラマである(知略に長けた車椅子の青年はコミカルさのない古美門研介である)。今日のハイライトは臨時生徒総会での所信表明であったが、青年の準備した原稿のまましゃべるのであれば、ロボットになってしまうが、一番肝心な個所は女生徒がアドリブで自身の言葉でしゃべらなくてはならないようになっている点がミソであろう。脚本は『働きマン』『カエルの王女さま』の吉田智子。「清純派」の石橋杏奈が女子生徒のトップに君臨するクールな女王を演じている。

三夜連続のランニング&ウォーキング。まさかここまではまるとは思ってもみなかった。一周を歩数で測ったら720歩あった。換算するに約600メートルである。これを12周するので、約7キロとなる。今日はルートの一部でビル風が強く、けっこう消耗した。風は走るスピードを鈍らせるだけでなく、ランナーの体温も奪う。ばっちり防寒をして走ったからよかったが、油断をすると低体温症になるだろう。