うひひ、久々の履き道楽ネタ!!実はもう夏前のお話になるのですが、ベルルッティのこちら!あのデムジュールコレクションにとうとう手を出してしまいますた!!そう、一昨年の年末のパリもうでの折にマダム・オルガが執拗に薦めてきたモデルです。たしか当時のレートでも20マソを優に超えるお値段だったのに躊躇して、踏みとどまってしまったニガーイキヲクがあるのですが・・・今回とうとう・・・ユーロ高や消費税率の心配(爆)などもあって、こらえきれずに、というわけですがな(爆)。
デムジュールは端的に言えばデムジュールと呼ぶ「木型」を使って展開するベルルッティのラインナップのひとつ・・・ベルルッティには様々なラインがありますが、これらは木型の違いです。ただし、ス・ムジュールと呼ばれる注文靴が一般庶民にはなかなか手が届かない、というか理解しがたい(爆)対価となるのに対して、既成の、いわゆる「つるし」ラインの中でも注文靴に近いスペシャルなフンイキをこれでもかとぶつけてくるコレクションがデムジュールです。
他のラインにも存在している定番のアンディ、アレッサンドロ、などはしっかりと押さえてラインナップしてあるのは言わずもがなですが、デムジュール独特のセンスでこさえるそれぞれのモデルはローン組んで買ってもいいか、と思わせるのに十分(ばか)な美しさをそれぞれに誇ります。というわけで、私が選んだのはシリーズ中でもさらに異彩を放つ「モンク」。さらにこのデムジュールには「キャビア」と「トパーズ」と呼ばれるスペシャルカラーでのみパティーヌ(着色)を許される、というマニヤをくすぐる仕掛けがなされているのです(狂喜)。さらにさらにこのデムジュールにはなんと内装にも着色がなされている!グリーンとパープルの2色なのですが、外装とのコントラストを考えてトパーズにはグリーン、キャビアにはパープルとなっており、そのうえ専用のシューツリーに同色が塗られる(!)というまさに凝りまくりの仕様(爆)!
モンクには通常「トパーズ」が推奨されており、「キャビア」の個体は見たことがないのですが、「塗ってちょ」といえば、実現するはずなれど、ロングノーズの超オサレ靴には華やかなトパーズはうってつけ。スーツにも合わせることが可能なモンク、それもデムジュールとなったときにはブラックベースのキャビアよりもトパーズでしょう。下地に明るめのグリーンを使って、そこへシブーイ茶色を重ねた感じのえもいわれぬトパーズのお色は店頭でどうぞ。画像はなんとまさかの靴底に直打ちの鋲、そこへさらにまさかのパティーヌがなされているの図・・・これぢゃ歩けねえぢゃねえか、ってもう歩き倒してしまいますたがなにか(爆)