さて、いよいよ待ちに待った、テストドライブ。本来の姿を取り戻すべく、はるばる広島から東京へ運び、そこから長野経由で岐阜県各務ヶ原へと移動させた上で、「リセット」かけたこの987ボクスター。
んま、クルマってのはPCみたくリセットかけたところで一瞬で状態が変わるほど単純なものではありませんけれど、そのあたりを踏まえてもこの激変ぶりは衝撃的です・・・
こんかいの整備はじつにブレーキ、デンキ、アライメント、ホイールバランス、ホイールと車軸のマッチング(!)、ATF交換。さらに引き取り当日に慌てて依頼したのにもかかわらずカンペキにやっていただいたサイドブレーキ調整などなど。じつに多岐にわたっておりますが、初回の整備といたしましては今後を見据えたのでしょうか、控えめな部類に入るでしょう。
いうまでもなく、クルマがまだ中途半端で、ダメならダメで徹底的に手が入るところなのですが、そうではなく、新しいまま放っておかれたスポーツカーという厄介なシロモノだからですね。
交換されたATFを見せて頂いて、ガクゼン!!墨汁ですよ、墨汁。もうね、「お正月」と書こうか、と(爆)。シャビシャビの粘性を失った液体の上に、真っ黒けなこりゃあなんだ~、ってなもんです。何でこうなったのか、甚だギモンですが、事実なんだから仕方がない・・・発進時のいかにも「スリップしてますがなにか~」というATのマナーはデンキとこいつが原因。交換後はたとえ2速発進でもリニアにエンジン回転がアクセルについてくる感じが出て非常によし!
余計にアクセル踏まなくなってるので、ネンピにも貢献している模様・・・戻りの立科では下りの連続でおもわず2と3のレッドゾーン近辺の雄叫びを聴いてしまいますたが、そりゃあすごい!もうね、目がついてゆかない(爆)。さらにマダム向けのアライメント・セッティングを施してあるのだそうで、クルマ全体がアクセルオンでいるかぎり、安定咆哮もとい安定方向一本槍だ~。なんとかタイアを鳴かせてみよう、と(ばか)、早めのアクセルオンや、ギリギリのブレーキをかましてみるのですが、EBSエア装備のタイアは「キュリ」ともいいませんぜ(驚愕しつつ以下痔号)