いやはや、とうに立春を過ぎたというのに、今朝の最低気温マイナス9度(脱力)。うう~、雪が降らないだけよいのか、とは思うのですが、そこはそれ、陽射しがでてきますと早春ならでわの気温上昇もあって非常に気持ちがよい。
明日からの天気予報によれば今度は関東一円で大雪、とのこと(驚)・・・春先にはよくあるパターンながら、ここらで一発ポルシェをポルシェらしく走らせてやらねば、との強迫観念にとらわれ(爆)、群馬ネッケン某所の大規模卸売り店舗へと出向きがてら、ボクスターでアウトバーンドライブを愉しんでまいりました。
行きの気温はさすがにマイナスでしたが、戻りには峠手前で6度もあって、まったくたまげます。ミゴトな晴天に気をよくして屋根あきで流していたのですが、非常にキモチよい。長い冬が終わったなあ、と文字通りハダで感じることができるオープンカーはやっぱりゼータクなものです。
ボクスターの場合、3000rpm程度では眠っているのに等しく、能力の半分も出せていない、という始末ですから、ここは一発景気よくぶちまわして差し上げます(爆)。3と4を主に使ってレッドまで!考えてみますと上のほうを中心に愉しんだのは今年初(爆)。忘れていたあのパワーの盛り上がりがドバーっときてタマランチ会長。
某卸売り大規模小売店舗ではエビスビール350ml缶のケース売りが最安。まさに卸値で売られているほかに、今回はUSDAビーフの赤身率88パーセントだという挽肉が69円/100gで売られていましたのであまりの量の多さに一瞬躊躇したのですが、買ってまいりました。これですとアコガレの牛肉100パーセントのポルペチイノ(イタリアン肉団子)でつくる「ラザニア・アル・カルナバル」が常に用意できるので、重宝。それにしてもいついってもものすごい人だかりで、たまげます。一体なにしにきてんだろう(爆)?
戻りのアウトバーンではひとりで踏んでもすぐに萎えてしまう(トシのせいでしょうね)ので、テキトーなライバルを見繕って遊んでいただきましたが、フルオープンでレッドまで、というのはナカナカにしゃきっとしてよいものなり(○チガイ)。6000rpmから上では空冷のフラット6そっくりのすばらしいポルシェサウンドとひりひりするようなパワーが供給されるのが感じられます。
また、先行車につかえてしまい、後方より接近した車にあおられてしまったようなケースで「カチリ」と音がするまでアクセルを踏み込みますと、TIPに搭載されてわいるのに、普段はまずカヲを出すことはない、といわれる4つ目のモード=「バイザッハモード」のスイッチが入ってしまい、タイヘンなことになるのもTIP搭載の個体ならでわ。意識的に低いギヤをキープする現象が現れて、トップエンドのパワーを使い切る設定となり、別のクルマに乗っているよう。うへえ、これか~、てなもんです、ハイ~(汗)。
イパーン道に下りてみますとクルマ全体が明らかに軽くなっている他に、タイアの丸みが戻って、非常にスムーズな走行感覚が戻っているのに気がついてガクゼンとなります。考えてみますと一生ないだろうと思っていた、ポルシェの「ツインカム」サウンドをこうして空いたアウトバーンで思うさま聴けるなんざ非常に感慨深い。下り坂のカーブの先にトンネルが控えていたり、トンネル出口がカーブの上に橋だったりする最終区間では、ここまで必死に追いすがって下さった大排気量ファミリーセダンにはまことに申し訳ないのですが、敬意を表しつつ、ミラーの点となっていただきます(爆)。急な下り坂の超高速旋回だなどというカテゴリーははっきりいってボクスターのために用意されたようなもの。たとえ2.7の27.5kgmでも、トクイチオートのアシを持つうちのクルマにとりましてはまったく充分(!)というものでございます。それにしてもあのルートであの安定感とトラクションはスゴイ!ロングホイールベース+ミッドシップの理由を思い知る瞬間ですね。
なお、記事はドイツ本国での体験をもとに脚色されたもので、実在する人物、施設などとはなんら関係ございません。為念(爆)。