嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

秋深まる!リンゴの出荷にみる農家のテクニック

2012-10-29 19:26:34 | 今日の逸品
Dsc06795ガラガラ~、ぴしゃーん!かあさーん、「明日への責任」ってなんだよ(カテゴリ違)!

あ、失礼。こちら長野県中部にはなんとシモフリ注意報、ぢゃなかった、霜注意報発令!!いよいよ冬の訪れを感じさせる気配がやってきておりますが、ここへきてリンゴの出荷も最盛期。今日は、フルーツ愛好家としても名高い(うそ)私が、このリンゴの分析を勝手にしてみましょう。

収益重視のりんご農家はマチガイなく単価が高い「ふじ」の生育に励んでおられるわけですが、年末の需要期にあわせて、いかに良品を出荷するかに専念しておられる模様・・・出荷の勝負は11月いっぱいなのですが、この農家の生産調整によって、11月も後半に行くほどミゴトな個体、というかケース(完全意味明瞭)が出揃うのです。

いうまでもなく、ボーナスが支給されて、購買力が極端にあがる「はずの(希望的観測にすぎません)」12月の初旬に良品を店頭にいかにたくさん並べるか、というのが生産農家にとっては一年を通してのターゲットなわけで、他のフルーツと違って、リンゴというのは=お歳暮の性格を帯びる、珍しいフルーツなのです。

というわけで、こんごも生育状況を観察しつつ、今年のデキを見極めるといたしましょう!それにしても「ふじ」はおいしいからね~。だいたい果肉に「ミツ」とよばれる、糖分を追加した時点でゲージツ!たとえば、ブドウの世界で頂点を極めたかに思えた「巨峰」の上を行くとおもえる「ナガノパープル」みたいな変革がこのリンゴ栽培の世界に起きるのかどうなのか、一介のフルーツ好きといたしましては目が放せない昨今でございます・・・ううむ、「美しいニッポン」と(爆死)。