嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

トクイチオートからの帰り道にイヤなものに乗ってしまう(爆)

2014-09-23 13:19:01 | トクイチオートを考える

 

タイトルだけ読まれたお方は、すわ、スピード違反でもこいて、公用車の後部座席に乗せられたかっ、と期待なさったことでしょうが、そちら方面の経験はもう、血がにぢむほど(爆)済ませて参りましたので、ここ数年は検挙歴がございません。

少しでもアヤシい個体を見かけたらどんな状況でもソク減速。確認がとれるまでは制限速度で走行。これ鉄則。

特に夜間は判別が難しい場合がありますが、それもこれも、ニンゲンやはり経験あればこそですわね(涙がにじむ)。

さて、そんな公用車の話ではありません。戻りに乗った、非常にイヤなもの、というのは画像のゴルフ5。FSIの2リットルに6ATのGTというグレードですが、いやあ、乗らなきゃ良かった、と。トクイチオートの社長車なのですが、これね~、走りたがって困るクルマでした。アクセルのツキが抜群に良くて、もちまえのNAエンジンに特有のキモチ良さに加えて、しつけの良いアイシン製6ATがまたキモチ良い。

乗り味も、うちのB子さんにはない、非常にシナヤカないなしが、おもに後輪付近から感じられます。うう~、ほんとにいいわ、これ。

緊張感なしに恐ろしいくらいのハイスピードを保てる、という私の使い方には絶好の個体。B子さんも、けして悪くはないし、単体で乗っていれば最高なんだけど、こんなのと比べると分が悪いです、ほんと。

戻りの蓼科山中では、上手なドライバーがあやつるスバルに先導していただきましたが、そのスバルがどうにも遅く感じられて困った、といえば失礼にあたるでしょうか(完全意味明瞭)。


つかった包丁は研いでおく(爆)ボクスターの場合

2014-09-23 09:26:32 | トクイチオートを考える

先日来、ボクスターのブレーキペダルのフィールが重くなり、こりゃあお手入れの時期なのかなと考えて、さっそくトクイチオートへと出向いて参りました。北海道のU教授にも念のために試乗していただいたのですが、やはり効きが甘いとのインプレッションでございました。

ダストがたまって、キャリパー内の動きが渋くなっているのかな?クリーニングで治るかも、と根拠のない期待を秘めてマイスター直々にインプレッションしていただきました(怖)。

ガレージからバックで出るおりにほんの1m下がって、ブレーキング。

この瞬間に、すべての診断がくだされました(滝汗)!

「パッドの表面のみ炭化が起きてカサカサんなってまっとるがね(岐阜弁ご容赦)。試乗にいくまでもにゃーわ(一部脚色を含みます)」。

パッドの油分が表面から3mm程度の部分まで失せてしまって、炭化が起きているはずである。というわけです。これはパッド全体の温度をじゅうぶんに上げずにハードブレーキングを行うとこうなる、の見本だそうです。ようはパッドの暖気不足。

なんということでしょう!パッドにも暖気運転が必要だったのです(汗)。

あうーん!たしか1年前の車検時にも同様、いや、あのときはクラック入りだったからさらにひどかったか?で、フロントのみ交換していたのですが、まあね~、厚みも残しているし、つかって使えなくはないが、こうなるとパッドだけではなく、ローターのほうも厚みが心配、ということになってお預けする始末となりました。

2.7のベーシックエンジンにTIP-S装備という、一番「走り」に振られていないモデルに想定されているブレーキングのレンジを超えた使用環境の結果、であるという分析ですから、ここはパッドをきっちりそれ用のものに変更してやる必要がある、というのが見えてきます。

画面で見せていただくと、ポルシェからは何種類ものパッドがリリースされており、たまげてしまいました。

反省いたしますに、得意になってやってる、ド下手な左足ブレーキングのコントロールが雑な上に、一連の整備からくる車両の安定感に助けられて、レイトブレーキング=ハードなブレーキングが頻繁に行われている。

さらに山道の下りなどで高速からシフトダウンを起こさせるのに、ブレーキングGでシフトダウンを起こさせるような使用、などなど。考えうる原因は無数にあるのでした(涙)。

というわけで、使用方法にあわせた、ブレーキ系のチューンナップが行われることとなりました。

ううむ、つかった包丁は研いでおく、とまさにその通りですが、私のように使い方に難があってもまたヒジョーにアレですわねえ(フクザツな心境)。研いでるうちに包丁がすり減って細くなっちゃったりしてね(自虐ネタご容赦)。

ううむ、ポルシェの楽しみ、ってのはこういう部分にもあるか、と感慨しきりですが、いつまでたってもクルマのパフォーマンスに合わせた扱いができない自分にもいらつきますねえ~。

んま、まだまだ3台目。これからも精進あるのみ。上を向いて歩きましょう、ってねえ(いいのか)。

それにしてもこのブレーキ系はうつくしい!こんかいはこの穴あきディスクローターも新品に換装される見込み。ううむ、どうなっちゃうのかっ!

ボクスター名物の4輪ストラットのシンプルな足回りがよくわかるショットですが、この簡素なリアサスペンションで、あの走りと乗り味を醸す、というのはやはり素晴らしいと思います。マルチリンクの997と比べるとコストダウンありありなのがみてとれますが、だからなに、と、強がっておきましょう(爆)。

トクイチオート整備に特有の、リアサスペンションが積極的に動かされているな、頻繁に感じるときにああ、なんて楽しいんだろう、とシビレるわけでございます。

4輪を取り去って、リフトに上げられていると、なんだかボートみたいなボクスター様。通称僕ちゃん(爆)。こうしてトクイチオートにで向いて、その都度ソリューションが提示されるカーライフでは、次のステップも非常に楽しみにしていられる、というものでございます。

クルマもニンゲンも、といでナンボ。まったく奥深いことでございます。

以下次号。