献立の備忘録でございます。
今年の夏にお出しした、amuse goule つまり、前菜の前の一品なのですが、プルーン、いちじく、ブルーベリー、季節によっては桃に生ハムを浮かべておいて、さらにトニックウォーターで満たしたものでございます。
トニックウォーターはカクテル材料。
キナリレと呼ぶ、苦みを帯びた香料の味がする炭酸飲料ですが、その苦みとフルーツの甘み、さらに生ハムの塩味を出会わせる、という大胆な試みを行いました。
食前酒と前菜のイメージを合わせたものですが、まだまだ進化の余地がありそう。
昭和のアンティークグラスに満たして、すすっていただきました。
概ね、ご好評をいただきましたが、来シーズンはさらにブラッシュアップして、お目見えの予定でございます。みなさま、ありがとうございました。