
中秋の名月、もおわり(イヴェントかよ)、秋は深まる一方。おいまつえんでは鈴虫とコオロギさまの大合唱がニギヤカでございます。
ここへきて秋野菜、おもにナスですが、秋なすと呼ぶにふさわしい、素晴らしい出来のやつが市場にたくさん出荷されてきて、毎晩献立を賑わわせております。焼き茄子をはじめ、コンソメとあわせたすり流しや、ステーキのつけ合わせにしてみたり、とふっくらした舌触りと独特の風味を愉しんでいただいております。
おいまつえんのメニューはそれこそ日替わり。毎日メニューが違うのがジマンと言えばジマンですが、考えるほうはなかなか大変でございます。メニューが決まるまでは気分が落ち着かず、悩みぬくのが常(汗)。
ようやくメニューが決まって、いざ売り場に赴きあれこれと食材を目にすると、またあらたなアイディアがわいてしまい、急遽メニュー変更!などというやっかいな始末となり、売り場を徘徊老人のように行ったり来たり、というのが日常茶飯事でございます。
年に4度しかメニューを変えないお宿もあるらしいですが、まさにアコガレ!仕入れも一発で、安価に済むし、これですと当然割安となって利益率アッ~プ!などといってみたいものですのう。
というのはウソで、そんな始末では、工場と一緒!あくまでにお客様それぞれにあわせつつ、苦労してくみ上げた献立で愉しんでいただく、と。この秋もそんなポリシーで参りますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。