これ、昨日の朝刊です。「やっぱり」と、県民全員が感じたことでしょう。
この疑惑がまだ報道されていない松本の南部、岐阜県境までの南信と呼ばれるエリアはさらに高額なガソリンが売られているので有名です。ここにも、おそらくカルテルが存在している
はずですが、県への正式な報告がいまだなされていないこともあって、まーだくすぶってる印象。
知事によれば、県庁にもお叱りの電話がかかり始めているというし、ニュースと新聞誌面での報道も徐々に増やされています。
このままだとスタンドの営業にも影響が出て、ただでさえ減少傾向にあるガソリンスタンドですが、なくてはならない地域インフラとしての土台が揺らいでしまいます。
組合からの報告→県からの是正勧告→おざなりの記者会見→組合長が責任をとって辞任ののち緊急入院→店頭価格が1円下がる のような「ぬるい」対応は困るので、ここは公正取引委員会に即刻出動していただき、徹底調査のうえ、積年の上乗せを全て吐き出していただく、に一票。
どうみても立派なヤミカルテルなんですから、そこはちゃんとあからさまにして、世界的なガソリン高に少しでも影響を与えて好転を促す、というのがスジでわないでしょうか?
さて、県内にはもうひとつ懸念されることがありますw。
私が懸念などしてみたところでどうしようもないのですが(爆)、ウチから50kmほど北。県庁所在地、長野市のおとなり、須坂という街にイオン爆弾が投下されるのです。
上信越自動車道長野インターを通り過ぎて5分。
須坂長野東インターというのが出てくるんですが、そこを降りてすぐ。長野市の中心市街地からはクルマで10分ほどのエリアに県内最大級のイオンがこの秋開業、というものです。
この「イオン爆弾」はみなさまご承知のとおり、すべて同様の破壊力をもっており、大箱に全国展開のお店を詰め込んで、ローカルカラーをことごとく奪って地域文化をローラーのようにならしてしまう恐ろしい効果を持っています。
我が街、佐久市にも1999年4月に投下されました。長野オリンピックに合わせて、新幹線開業、さらにその駅前に華々しく家電量販店とホームセンターを引き連れてモールを形成しながら、という文法通りの展開です。
大まかに言って5、6年で周辺の旧市街を焼き尽くすのがこの爆弾の特徴ですが、佐久市の場合には旧市街どころか周囲20kmほどの街がすべて飲み込まれて壊滅に追いやられた、というものでした。影響はいまだに続いており、壊滅なんてえもんぢゃないっすw。
県内ではすでに松本にも2017年に投下されており、7年経過した今になって中心市街地が「商業地としては」ほぼ壊滅いたしました。PARCOを含む複数の有名デパートやスーパーなどの「全店」撤退がニュースになっていますね。
20km程北にある上田にも投下済み。例外なく、やられてしまいますた。街並みは小綺麗な再開発後のアレ。ですが駅一帯を中心に存在していた商店街は見る影もございません。西武デパートもなくなってるし。
近隣では山梨の県庁所在地、甲府にも投下済み。駅前にあった複数の百貨店を含む商店街一帯が軒並み焼き尽くされております。目を疑う惨状です。
長野の中心市街地には県庁あるし、大きなデパートだってあるし、新幹線きてるし、といって安心している場合ではありません。タイムリミットは5年とみました。
補助金を含む250億円をかけた駅前再開発計画も存在するようですが、はっきりいって東京のコンサルタントに持っていかれるだけw。
ちなみに、長野市はイオンからの出店を地元商店街の意向で断った結果、お隣の須坂への出店になった経緯がありますが、別にどこに出店されてもお客さんはクルマでやってくるのです。エリア内だったらどこだろうが一緒。長野市に納税されないのが痛いところかw。