きょうからいよいよ新年度。新しいスタートだ、というお方も多数いらっしゃることでしょう。
そんななか押入れの整理をしておりましたら(爆)、ジャーン、クルマザッシの山の中からCar and Driverの90年3月26日号発掘・・・もろにバブルの真最中の発刊!今となっては文化遺産か、という位にギャップを感じる内容となっておりますが、その中に「ポルシェ911オーナー白書」というスペシャルコーナーがあって、自動車評論家のみなさまでこの90年当時に911オーナーだった方々の原稿が掲載されておりました・・・
で、そのなかに発見!あの伝説の福野 礼(当時のペンネームはこれでしたね)サマのあの911タルガでございますよ。外装、内装ともにパールホワイトメタリック(!)に塗りたくったまさに「バブリー(完全死語)」な仕様は内装だけで当時のMR2の最高グレード一台分といわれていたものですが、お姿を拝んだのはこのザッシを手にとったのがはじめて(つまりさっきです・・・爆)。当時は911など眼中になかったし、きっとこの記事も読み飛ばしていたのでしょう。
いやあ、聞きしに勝る、とはまさにこのこと。ハデ~、の一言でございます。この964というのはそもそものデビュー時から、カタログ名、ルビーストーンレッド(微妙なピンク色)やらシグナルグリーン(ハデなグリーン)、さらにはヴァイオレットブルーなどなど、カタログには一目で忘れ難い印象に残る色がひしめいていたシリーズでしたが、このパールホワイトメタだなんてのはさすがに拝んだことがない。
この先代の930からははるかにモダナイズされた、とはいえ今みると非常にクラシックに映る他に最新の991がリリースされた今、改めて眺めてみますと感慨深いです、はい(なぜ)。福野礼サマは文中で、「常に進化する911の”最高”の期限は1年である」ときっぱり言い切っておられます。まさにそのとおり。
ちなみにこの個体、この直後に側突事故であえなく全損となった由ですが、どこかで「起こされて」走っているのではないか、とのもっぱらのウワサ。環8の中古屋あたりに並んでいそうでまことにコワイですが(爆)、さらにこいつのパクリで同仕様のカブリオレも輸入されているらしい。もしかしたら今頃は中華の大地あたりを走っているのでしょうか(爆謎)?
え、あ、なに?押入れの整理はどうしたい、って?そのう、あまりのお宝の山につい~(爆)