さて、コートをしまったのわよいのですが、今日あたりはまだまだ寒い(爆)。どころか、これから梅雨にかけては屋内のほうが屋外よりも涼しく感じる、という珍現象すら見受けられる。そう、標高が700mもありますと、たとえ初夏でも薄ら寒いのです。
そんなときに登場するのがバラクータG9に代表される、いわゆるブルゾンというやつです。別名は数限りなくあるのですが、スイングトップなんてのもそのひとつ?腰丈の上着、というわけですが、ラグランスリーブと呼ぶ、トレンチコートと同様の肩周りに余裕のある裁断が効いて、動きやすいのが身上。
拘束道路のSAなどでひとやすみしておりますと、この季節、団体旅行のバスから降りてくるヲジサンたちの8割がたが着用なさっておられるアレです、はい。たしかに羽織る、という表現がぴったり来る軽めの生地にビミョーな色使いでそれなりに季節や着用者の好みを表現している。みんな着ているから、という選択もないではないですが、ここはやはり個性、というかウンチクを持って着たいものでございます(そうなのか)
で、バラクータG9!!これは長年アコガレて買った!というか当時は異様な高額で手が出なかった(涙)。バラクータもどきでよければ、なものいくらでもころがってたわけなんですが、そこは若気の至り(爆)。ホンモノでなけりゃあ意味がない、というわけで買えるまで何年も貯金などしたものです。
素材もウール、コットン、コーデュロイとあって、それぞれによい。ジェームズディーンが「エデンの東」で着て、一躍有名になったマクレガーのドリズラーという選択肢もないではなかったのですが、当時(ちょうど30年ほど前)は復刻の動きすらなく、大古品=ヴィンテージを10万円ほどお支払いして買う、というマニヤックな選択しか残っておりませんでした。VANと背中に大書されたアレ(一部意味明瞭)を買ってブイブイいわせる、というのもたしかにアリでしたが、第2次アイビーブーム全盛の当時、すでに時代錯誤のニホヒがしておりました。で、やはり当時は3万円近辺で推移していたこのバラクータにみんなムリしつつも辿り着いた、というわけです。 30年たった今でも当時とまったく同じものが手に入るほかに恐らくリペアのほうも抜かりないはず。いまだに雨に当たってもしっかり防水するのがサスガ~、となります。イギリス製ってのはやっぱりダテぢゃない!ムリして買っておいてよかった、と。
コットンポプリンと呼ばれるナイロン混紡のやつに始まり、画像の私が30年来着ておりますコーデュロイ版。これにはライニングと外皮のあいだに綿が入っていて(所謂綿入れ、ちゅうやつですね)保温性能が高いです。さらに高額なウールメルトン、なんてのもあったキヲクがありますが、さすがに30年も着ておりますとそろそろ袖口のニット部分のヤレが目についてきます・・・ううむ、そろそろ買い換えかなあ、と考え、e-Bayや国内オークションなどを眺める日々だったのですが、ある日Aさんからメールが・・・
なんという偶然!AさんはドットUKのHPに直接乗り込み、買い付けてしまったそうな(爆)。ううむ、いいなあ、と返信いたしましたら、 なんでも過去に着ていた私サイズのものが手元にあるのでお譲りくださるそうな(感涙にむせぶ)。
画像はアメリカ向けバラクータのラベル、4CLIMES。30年前にアメリカで買ったためにこうなりました。たしか250ドルくらいだったか?。アメリカではバラクータの商標は他のアパレルメーカーに押さえられていたためにこうなったのだそうな。
それにしても変わらないスタイルだ、と思ったらさいきんタイトフィットとかいって、全体にきつめのやつが出回ってるというでわあーりませんか!!って、そんな始末でスイングできるのかい、と、小一時間、問い詰めてみたいなり(爆)。
グローブが!!!欲しいです。