3月半ばですが、寒気が入って、朝晩は真冬なみに冷えております。
が、日差しだけはそれこそ春。そろそろタートルネックやダウンを脱いで、とおもい、いろいろと服を整理し始めたのですが、去年燃え上がった(爆)Barbour があふれているぜ!ううむ、振り返りますに、なんというイキオイだったのでしょう。今更ながらにオドロキでございます。
X Tokitoシリーズが持つ、独特の機能美というのでしょうか、今風なシェイプに、機能性が盛り込んであるのですが、そいつがまたいちいち使いやすく、着やすいうえにカッコ良い、というわけでシビレまくった挙句に手当たり次第に買い漁った、という印象ですが、アブラにまみれたコットンのジャンパー(完全意味明瞭)に一体いくらつぎ込んだのやら、と考えるとクラクラきます(いわゆるばかやろうですな)。
ところで、Barbourは英国のブランドですからして、ロンドンでも当然のように旗艦店といわれているお店に詣でたのですが、感触イマイチ。画像は、ロンドンでも非常にホットだと言われているCarnaby St.にあるお店。
なんといってもこちとらニッポン人ですから、バリバリにロンドンぽい店員相手にx Tokitoのハナシで盛り上がろうと思ったのですが、すでに伝説、というよりも過去のお話、という印象ですた。相手が悪かったのかな?
店内には定番のBeaufortや Bedaleと呼ばれる、ここ100年間でとっくに完成された名品が並んでいるだけなので、すげーわ、よくできてるわ、としかいえない空気。ちょいと外したクリエイティブなライン、のようなことが私の関心でしたから、そちら方面へもハナシを振るのですが、盛り上がらねえ(涙)。Barbour着ていなかったからかな(爆)。
ロンドンの繁華街ですれ違う確率は、はっきりいって1%未満。真冬だったせいもありますが、キホン地味なので、じつは着ていてもわからない、というのもあるか。
さて、今日は個人的に話題の(汗)、x TokitoのSports Jac.とDriving Jac.の比較を行ってみましょう。
いまや超レアどころではない、好事家のあいだではタイヘンなさわぎになっているという2着ですが、関係者でもない限り、この2着を同時所有している、というのは結構レアかも、と思いましてねえ~。
いかがです?両方とも雨に濡れているあたりもキモ(ばか)!
ちなみに画像左がdriving、右がsportsでして、発売年度には4年ほどの開きがあります。driving jacが先行で、x Tokitoがはじまった、初年度の作品。sports jacは、007が最新作で着ちゃった関係で、世界的にブレーク。それまでは一部マニヤのあいだでだけ、騒がれていたこのシリーズをイッキに有名にしてしまいました。
それぞれビミョーなディテールの違いが散見されて、非常に興味深いわけですが、作り込みの点では甲乙つけられないレベル。全体のフンイキも全く違うので、比較する意味もこれといってないのですが、やはりこの2着には血縁を感じる昨今。テイラードジャケット好きな私には、特に響いたか(爆)。
どうです、いちいち似ているでしょう?で、どこか一貫している。おなじデザイナーの仕事なんですから、当たり前なんですけど、ボタンのサイズや表皮の仕上げ方で、ここまで印象が変わる。いやあ、ステキ。個人的にはdriving jacketが持つ、ワイルドな雰囲気がより好みなのですが、あとは、着込むにしたがって、身体に寄り添ってくる、というBarbourがもっているポテンシャルに期待するといたしましょう!
え?あ、なにアンタが着ても、上野駅のホームレス風だ、って?その通りっす(爆死)。カネ貸してけろ~!
ドライビングJKのほうはそろそろリプルーフをぶちかましてやるか、と言って張り切っております。これを着てまたドライブに行きましょう!