今朝の長野は冷えました。佐久でマイナス2度。つい昨日の野辺山がマイナス7度だった、といいますからまだまだ序の口、とはいえこのレベルでは最終兵器、つまりもっとも防寒性能の高い衣類を引っ張り出して着ていないと、一発で風邪をひく羽目になります。
というわけで、秋口からお世話になりっぱなしだった一連のBarbour x TOKITOの活躍はここまで。さすがにどう頑張ってもBarbour レベルで対応できるのは、気温プラスの範囲まででございます。つまり秋物のカテゴリー。
そこで、今年のトップガン認定はこれ!くくく~、9月の上旬にオークションで落札しておいたTOKITO360というブランドのオイルドコットン製ジャケットでございます。
まだまだ暑さの残る、9月の上旬だったこともあって、全くの新品未使用の一着が1万円を切るお値段で放置プレーでしたので、思わず手を出してしまったというわけです。私も好きですね~(今更)。
ま~たオイルドコットンかよ、と思われた方、そうなのです。実は長野県中部での降雪、となった場合にはバレンタイン豪雪の時のような紙雪となる場合が多く、重く湿った雪となる場合が多いのです。ダウンで出撃してしまうと、30分後には濡れ鼠となって、高価なダウン全損。散々な目に遭う。
そんなケースで最強なのは、オイルドコットンの表皮にしっかりした裏地をかませた一着なのです。
雪かきなどでは、それこそ体温は上がってくるので、ゴアテックスのような通気と保温の相反する条件に強いハイテク素材が好適なのですが、良さげなのは10まんえんを軽く上回るプライスタッグ!
そんな観点からオークション巡りを繰り返すうちに、巡り合ったのがこのTOKITO360の一着でございました。
裏地にハイテクファブリックAGGREVEを使用。アグレブのコーティング被膜をもったポリエステル素材ですが、こいつは、衣服内のムレを外に通過させ、 雨や水滴をはじいて通さないという快適な機能を発揮するそうです。
TOKITOさんのデザインアイコンといってよいくらい定例化した感のある、背面に付けられたポケットには樹脂で覆われる止水ジッパーがつかわれていたり、袖口にはスノーガード、さらに夜間に気がついたのですが、ジッパーに着くストラップには反射材が忍ばせてあったり、とBarbour x TOKITOよりも一枚以上、上手のハイテク
+機能性が満載です。
一見非常にクラシカルな面持ちなのですが、それとは裏腹な最先端の機能をもたせてあるあたりが、TOKITOの面目躍如というところでしょうか。
また、こんなの当然なのですが、いちいちBarbour x TOKITOに落とし込まれていたディテールが、再現されていてしかもはるかにモダンな印象を持っているあたりがファンにはたまらない、というわけでんがな。
一見ブラックに見える、ダークオリーブの色合いも渋ければ、全体にスリムに絞ったシェイプもカッコ良い。おまけに新品なので、オイルも効きまくりでタマランチ会長なのですが、個人的にはアクセントのようなものが欲しいかも、と考え始めたらもういけない(爆)。
衿周りには、実はフードが内蔵されていて、さらにソリッドアルミの金具を使ってあったりして凝りまくりなのですが、ここへ細工を施して、Barbour 調を狙ってみようかな、と仕立て屋さんに相談してみました。詳細次号。