やれやれ、生涯最高の買い物になったのではないか、というくらいに満足して、John Lobb Paris St.Germainをあとにいたしまして、メトロのRue de Bac から向かったのは、パリ有数のお買い物ゾーンでございます。
ユーロスター発車まであと2時間半。
オペラ座の北側、ギャラリーラファイエットとつい最近、唯一の銀座店が撤退してしまった、ポントン(爆)が並んでいるエリア。
ところで、パリのメトロの入り口は本当にさりげない。そのぶん街の景観にこだわっているわけで、なんというかオトナ。それと知らないと、通り過ぎるなんてのはフツー。遠くから見てそれとわかる看板などはほとんどありません。
僕の場合は、迷っている時間がないな、と考えたので、ストリートヴューであらかじめチェックの上突入しておりましたので、今回はロストタイムゼロ。ですが、じつにこのあたりが旅の楽しみというやつでして、ストリートビューで見ちゃった時点で、楽しみ半減。つーか、80パーセント減。個人的にはパリのような美しい街で
迷子になる、ってのは忘れられない思い出となって残る、に一票!
スマホ握りしめて、パリの街を歩いたところで、ワクワクするのか、という点では、ご近所と変わらないわけで、そんなことをして楽しいかい、というわけです。
土曜日の夕方、ということで、ものすごい混雑を覚悟していたのですが、案に違わずすごかった。
ギャラリーラファイエットは、東京でいう伊勢丹か高島屋っす。ただ、センスが非常に大人で華やか。セール期間に当たっていることもあって、入場口ではボディチェックまでやってるし(驚)。
パリの街のそこらじゅうに散らばっている、マカホンやショコラの名店がぜんぶまとめて入っているのにはたまげます。ここでしか買えない、のようなスイーツなどなど、売れセンこれでもか。
あと、これがでかいのですが、なんでも高いロンドンから出向きますと、かなりな割安感を感じることができるのもメリット、っちゃメリット?
その屋上に画像のようなオサレなバーがある、というので行ってみたのですが、ものすげー行列!
当然ですが、ギョー列なんかしているヒマはございません。ううむ、まあいいや、来年来るんだし。
というわけで、店内をブラブラするのですが、晩ごはんを早めに食べておくかな、と考えてそちら方面へと出向いても、こちらもまたひどい混雑。しゃーない、なにかパリらしいものを、というのでお惣菜を物色しておりましたら、
ありましたよ!これこれ。
黒トリュフのタルティーヌ(狂喜乱舞)。ここで齧っても良いのですが、ワインと一緒に食べたいなあ、と申しましたら、それにわ1時間ほどお待ちいただきます、とのことでしたので、a enporter(テイクアウト)ということにしてユーロスター車内で、駅の待合室で買った赤ワインと一緒にいただきますた。
映画 Les Saveurs du Palais のベストシーンに登場したアレっす!!
もうね、最高!土の香りに支配されたえも言われぬ芳香。ワインも、待合室の売店のくせにブルゴーニュの村名ワインまでがきっちり並べられていて、免税価格で売られています。
あっ、ちなみにこれ、東京でいくとなると60000円ですよっ!!
ロンドンのホテルで飲む用に、ブルゴーニュの特級畑のやつと南岸のCahorを買ってきたのですが、秀逸。このほかにもコンクールで世界一になった、というピエールエルメの「コワッソン(爆)」も2つだけお買い上げ。
ユーロスター車内では、泥のように眠ってしまい、気がつけばLondon St.Panclasですよ。
ううむ、なんかホッとするぜ、って。そこはまだまだ楽しい旅先。しかも、大好きなロンドン!じつにこの気分を味わいたくて、国際列車に乗ったんですよね!
ロンドンとパリの時差は1時間。散々楽しんで、戻ってもまだ21時前です。
その晩は、じつはユーロスターの車内でリカバリーできてしまったので、ホテルでシャワーを浴びてから街に繰り出して、パブでソーセージマッシュのマッシュをチップスに替えてもらったやつと、ビターで祝杯をあげましたとさ。
とうとう、カフェでシャンパンというのもなかったし、ルーブルやショーンゼリぜも拝まず。ニク食べて、クツ買っただけ(爆)。でもいいんです、これが私のパリ(そうか)。
ううむ、パリはオトナの街ダニ〜、来年も来るダニね〜。