嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

 履き道楽 2015 引き続きoxford captoeの検証をつづける

2015-02-01 20:31:37 | 履き道楽

ジョンロブの現行ラインナップのなかから、oxford captoeをさがす、となれば、まず一番にカウントされるべきは画像のcity2という気がいたします。

さらにロングセラーであっても、そこにあぐらをかいたりせずに、ごく最近、全体のシェイプをさらにミガキ上げた結果、非常にモダンな印象をもつに至っている名作といってよいでしょう。モダナイズの見本。

前記事の最後にあるphillipよりもさらにシンプルで、革質はクラシックラインなだけにphillipに一歩譲りますが、シェイプは同じ木型=#7000を使うこともあって、シンブルなぶん、さらにヨイ。クロート好み、ということもできますね。

たしかに7000に載せられてからのcityは、格が上がった印象で、靴のロングセラーのモデルチェンジとしては例外中の例外。英国靴ならではといいたいところですが、JLとしてもこいつぁ~めずらしい。クルマのモデルチェンジもこんな風に行われれば、と思うことしきりでございます。ゆいいつ頷けるのはやはり911でしょうか。

他のモデルが、登場してきたとおもったら、ほんの数年で次々に廃盤にされちゃうのをよそ目に、こういう手法でもってブラッシュアップされる、というのはJLのラインナップはもちろん、靴の世界では非常に珍しいサンプルです。

どうりでカッコ良いわけです。ミリ単位のバランスが各所に効いていて、なんともいえまへんわ(爆)。

そのcityも、個人的に話題のドラマ「俺のダンディズム」に登場して、主人公がみごとお買い上げ、となったわけですが、あの当時からはさらに値上がりしてしまい、現在では正規店舗では20万円をうかがう勢いなのではないでしょうか(驚愕)。つい20年ほど前までは7万円弱で売られていた靴が、ですよ!

不滅のスタイルに、モダンなテイストも加味されているので、さらに完成度が上がっているあたり、今後も人気を維持し続けるのが見えているわけで、このまさかと思うくらいな強気の値付けは、こんごも変わらない、どころかますます強くなると思われます。労組が強いのかな(爆)

早く買っときゃよかった、の代名詞、といいたいところですが、どっこい、散財しまくってきたあげくのいまだからこそ、Dワイズの良さもわかるし、ミュージアムカーフのあじわいも把握できる。

ジョンロブの靴の良さも、身銭切って理解できてきた気がする(汗)。そもそものクヲリティやステイタスだって、70年代から(ジョンロブパリとなって以来、という意味です)連綿とやってきた中で、少しづつ上がってきたわけですから、詰まるところ、モノ選びに「たら、れば」はないのです(きつぱり)。懐古などしてみてもしゃーない、と。

というわけで、最新のoxford。chigwellさまでございます。去年買った、westbourneによく似た一足。2511という最新の木型に載せられており、ポストphillipともいわれる上品さですが、実物を拝んだ経験がないので、イメージだけっすね。

素材の違いで、ずいぶんと印象が変わるのですが、じつは店頭では、ふらりと寄って、画像のようないろとりどりの靴を拝めるか、というとはっきりいって無理。並べられているのはキホン黒か茶色、あっても茶色系のスウェード程度まで。かように定番の色展開はそれこそ英国靴らしいジミーなもので、私好みのちょいといじった色や細身の木型に関してはすべて注文生産、ということになっております。

さらにいざ注文、となった場合には正規店店頭にそなえつけの分厚い色見本帳があって、そいつと首っ引きで思い切り悩んでちょうだいよ(=至福のひととき)、というわけですが、それには通常ですと定価の30%といわれるサーチャージがかかってくるわけで、現行の定価でそれができるのは、富裕層のみ(爆)。かといって、By Requestとよぶ、毎年一回こっきりの受注会は例年押すな押すなの盛況ぶりで、予約が必要なほどである、というから思いやられるでわありませんか!

さよう、JLの日本向け定価はじつにこのバイリクエストサーチャージ込みである、と理解するのがただしい(きつぱり)。どうりで、普段の正規店店頭は、おヒマなわけです(爆)。

画像は、ゆいいつ自分所有のoxford cap toe=westbourneさま。これもまた、ここに至るまでのステップだったのです、はい。Eワイズのみの展開だったので、とっくに売却してしまいましたけどね(容赦ない)。

 

 

 

 

 


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