黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

青春の集中力。

2011-03-18 10:37:39 | Weblog
原子力発電所では、必死の作業が続いているけれども、まだまだ。東京では停電やら「コンビニに商品が無い」やら。放送局が東京にあるから、TVに登場してくるゲスト諸氏は「不便です。大変です」と言い立てるけれども、東北地方のことを考えれば「東京の人、停電で電車が混むぐらいのことはがまんしなさい」と言いたくなります。
東京電力や政府関係者の記者会見で、異常なぐらいの敬語表現、丁寧語、へりくだり話法が目立ち始めた。それと専門分野の学術用語と難解な漢語。「懸念されていた事象が一部で発生していることを否定できない状況であると認識しておりますので、関係各機関との緊密な連携をとりながら対応してまいりたい所存でございます」…これ、つまり何?
私自身の経験では、困ったときは「えー」とか「そのー」が長くなる。それと、遠回し、婉曲、あいまいな表現に置き換えて誤魔化そうとする。「後で何か言われたり、責任をとらされたりするのは…」という心配や計算が頭の中を駆け巡る。今は災害、緊急時なのだから、もっとシャキッと伝えていかないといけません。
おうみ進学プラザでは、真っ先に幼児教室からの募金を送って、続いて社員一同からの募金も送りました。現地に派遣する予定のチームは「ボランティアは待て」との報道で、ジリジリと。被災地域からおうみ進学プラザの営業エリアへの転入者があったばあいの支援策も申し合わせました。学習塾なので、応援できるノウハウや装備には特別な切り札は無い。それでも、できることは何かあるはずです。応援が一過性にならないように粘り強く支援していこうと相談しています。
おうみ進学プラザでは、新学年の授業がスタートして、生徒諸君はそろそろ慣れてきた時期ですよね。慣れて、ダランとならぬように。先週の会議では樋口先生から「宿題はきちんとやらせる姿勢と仕組みが大事です」との訓示。
今週は、地震発生時の対応を訓練。また、教室の懐中電灯などを点検。あらためてチェックしてみると、やっぱり不備な面もありますね。ただ、このタイミングで「予備も含めて大量に購入、備蓄」などということをすると、必要な品物が被災地に行かなくなる。
そこも考えて、必要最低限度に。
写真は田上教室の卒業記念&合格祝賀会。この積み木、崩れないようにそろりそろりと抜いていくゲームです。青春の集中力!

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