King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

グレステンスキー

2005年09月28日 23時23分20秒 | スキー
今日は久々の朝早起きをして八ヶ岳にグレステンスキーを
しに行きました。
自分の健康面や家族の問題で休みのスケジュールが不安定でしたが、
昨日熊谷に行ってブーツをつくり、その時にもんきちさんより電話で
時間が決まりました。仕事は全て片付いてなくて、電話だけは受けられる
ようにしていました。山梨県の携帯の受信状態が心配でしたが、移動中も
目的地も全て受信できました。いつも休みの時には、仕事を忘れていますが
久々いつも仕事の事を考えている感じでした。
八ヶ岳の森は赤松や唐松の林が美しく、高原気分がいっぱいです。
あまり観光地化されているところもなく、きのこ売りの小屋もひっそり
としていて、いい感じでした。

肝心のグレステンスキーは、結局2時間しかやりませんでしたが、あのコース
では、せいぜい集中してやれるのはそんなもんです。一応リフトは2本に分かれて
いて、コースも上部と下部となっています。現地に着いたときには、ひとりすでに
滑っていてみるとワンターンごとにターンを区切っています。それが何を
意味するのかその人のレベルがどんなものなのか、全然わかりません。
そしてコースの一番下部では先生一人にふたりの老人が靴を履いた状態の
歩きの仕方から教わっています。
我々は、ひとつのバーンだから2時間もやれば飽きると判断し2時間コースに
しました。ブーツと手袋持参で700円引きの1500円がレンタルを
含めた料金でした。安い。これでリフト乗り放題で初心者講習までついて
います。しかし、初心者講習はあくまでもけが防止のための注意という趣旨
で技術的な説明やその人の技術や癖や欠点などは指摘されません。ある程度
安全にできるかみきわめと、スピードを出して突っ込むなという注意です。

特にスキーヤーはこんな斜度で転ぶはずがないと思っていますし、高速に
なればそれだけ板が操作しやすいと思っています。しかし、それがグレステンと
スキーは違うよというのが注意で、けがをされると我々が迷惑なんだよという
牽制です。昨年のグラススキーでは、技術的な指導や理論的な説明を織り交ぜ
スキーに活かせそうだと言うものも感じましたが、グラスはバーンが荒れす
ぎていて、スキーのイメージに昇華させるのはちょっと不可能でした。グレステン
は、傾け方により、ずれが使えるのでよりスキーに近いかもしれません。
バーンが皆ネットを貼ったコンクリートの上なので、下を見ているとかなり
早く感じます。実際は、ターンを入れれば減速もするし、ずれも入れればさらに
速度変化します。講習では、同時に足を倒して同じ角度に同調して膝を倒す
と教えてくれますが、実際はハの字だろうが片足だけでも、簡単に曲ります。

転ぶ人は多分、山側に体を倒して腰から句の字になり、斜面と体が平行になる
感じになって転ぶのです。つまり谷足はのびたままで、左ひざが制御できなくて
速度感覚と平衡感覚をとれずに倒れるのです。インラインをやっていると
初期の時にこういう転び方をしたので、倒れることはありません。上体を回しても
何も変化しないので、これをやれば如何に自分が無駄なターン動作をしているか
気がつきます。グレステンの場合、膝を同時に倒して起こしてまた倒してで連続
ターンができてしまいます。それもずれのないカービングターンです。何の
きっかけも膝を絞ったり、速度が出すぎて足をひねったり、なれないうちは色々
体がやろうとしますが、何をやってもカーブしません。あせって転ぶだけに
なるのでしょうが、スキーは横にしても止まらないのですが、下に曲らないで
上に曲り続ければ、一応止まります。つまり山周りというやつです。あの、最初の
一人の人がやっていたように、ワンターンづつ山回りすれば転ぶことはありません。

それで山ばかり体を倒し続ける癖がついてしまうのが、こういった機器の欠点に
なります。私も最初減速動作を入れようとしたり、谷側にスキーを向ける勇気が
ありませんでしたが、特に右ターンの時に曲れなくてそのままリフトに突っ込ん
でしまうのではないかとかターンのきっかけがつかみづらかったのですが、何度
かやるうちにボーゲンの要領でも曲れる事がわかり、ということは普通の
パラレルでもなんら問題ないと納得して、そのうち片足だけでも曲がれる事を知り
あえてここまでトンネルと高速とガソリンを使ってきて練習する価値があるか
という経済的なことまで考えました。まあここに通うのであれば、インラインを
いつもの公園の坂道でやってもまったく同じであり、きょうは観光と言うことで
八ヶ岳の秋を楽しみました。折りしも皇太子も単独で八ヶ岳に登山しており、
帰りの道は物々しい警戒態勢がとられていました。ニュースによると13年ぶりの
山のぼりだったとか。

彼の趣味の山登りをするだけで、これだけ多くの公務員が動く事を考えると
不便な身の上です。あえて彼の家族問題には詮索せずに同じ趣味を家族を
おいて行う男としてまあ同じ年頃で色々ありますなあとだけ申し上げます。
帰りは鹿の湯という宿泊施設もある日帰り温泉に入ります。源泉温度32度
加水、加温、循環、塩素殺菌のお湯でした。500円で露天風呂、サウナ泡風呂が
楽しめるのでそんな高い気もしませんが、お湯がとてもぬるいです。そこに
お年寄がかなりいて、杖を突いたような方が多くて、近所の別荘にいると
言う話が漏れ聞こえてきて、こんな山奥にいて寂しくないんかとか、余計
ボケそうだとか色々考えてしまいました。

お風呂を出てもまだ2時くらいで、せっかくだから久々に馬にでも乗ろうかという
ことになり、いくつか牧場をみて回りました。実は清里の牧場ほどなら乗ろうかと
思ったのですが、どこの馬場も狭くてあまり気持ちよくなさそうでやめました。
きのこ売りの小屋で売っていたとうもろこしがとても甘くて美味でした。
コメント
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