King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

芝桜渋滞

2006年04月27日 00時05分15秒 | 日々のこと
毎年恒例この時期は、秩父の街中は大変に混みます。
そして、目に付くのが他県ナンバーの車です。普通の
桜は散り、昨日走ったミューズパークでは、山桜の花びらが
時折舞う中の走りでした。それでも園内にボケやら霧島つつじ
山つつじ、芝桜、ポピー、八重桜等が咲いていて楽しませます。
芝桜は、年々規模を広げていますが、最初の2.3年の頃の
びっしり咲き乱れる感じが最近はしません。
手軽なレジャーとして、花を見て秩父のそばを食べるというのが
今の時期の楽しみなのでしょう。まだ花はこれからという感じ
ですが、ゴールデンウィークはそうでなくても車が多いのに
芝桜とあいまってこれはとんでもない渋滞が予想されます。

今日の平日にすでに市内は渋滞で、私のうちの前の普段
他所の車が走らない道にも他県ナンバーの車が通ります。
ひどいのはその先の一方通行を逆送する車が後を絶たず
ついには、市の交通整理が出る始末です。
そして、市内のそばやはどこも行列ができていますが、3時
過ぎにもまだ並んでいました。特に線路そばの秩父神社
近くのMにも外まで待つ人がいました。しかし、ここはまずい
そばやが少ない秩父にあって、地元の人も行かない味の
良くない店です。それが、テレビや雑誌で散々取り上げられたり
他の秩父神社や祭り会館といった観光地に近いこともあり、
訪れる人が後を絶ちません。私は、はっきりとここでこの店が
秩父の標準と思われたくないので、ここははずした方がいいですよ
といいたいのです。最近は、あまりマスコミにも取り上げられなくなった
299号線沿いのYとかせめてその辺にしなさいと。

秩父のそばといいますが、秩父のそば粉を使っている店は
旧荒川村の蕎麦屋くらいでしょう。荒川村はそば畑も観光的に
宣伝していて、それを打つ蕎麦道場などというものもやっています。
店内もちろん禁煙、香水のきつい人お断り、限定50食とかかなり
こだわった蕎麦屋もあります。こだわったと言えば、
140号線カインズの近くにわざわざ銀行員から蕎麦屋になった
私の友人などもいますが、今の時期そんなにそばはおいしくありません。

やはりそばが一番おいしいのは秋の新そばの時期です。荒川は
そばを年二回採りますから、夏前の新そばも食べられます。
ですから、今の冬を越したそばでなおかつ秩父のそば粉じゃなくて
結構温度管理が難しい今の時期のわざわざ食べなくてもねと思い
ます。

大体、観光地の蕎麦屋でおいしいところなんて今まで私は
ありません。そば自体あまりうまいもんじゃないのです。それに
あんなわずかなものに1000円とか払うのもおかしいんじゃないかと
思います。東北や深大寺のそばのように大盛の所もありますが
最近は、どこも気取ってほんのひとすくいのそばをどうだと出しますが、
深大寺の大盛こそそばくらいたくさん食って行けの精神でよいと
思います。川向こうの蕎麦屋でもこの間大盛を頼んだらうれしい
位大盛でそうだよねこうじゃなくちゃと思いました。

そばは味というより口に含んだときの香りとのど越しです。
普段、自宅の水道の水の臭いも気にならない人がそばを
食べてもそのうまさに感動する事ができるか、荒川の蕎麦屋のように
そばやすしを食うのにきつい香水をかけてくるその神経を拒絶する
のと同様私も誰もが味わえるようでいて実際その味が解る人は
あまりいないと推測します。

それでも情報で、秩父にいったらそばを食え、カキ氷を食えという
ものだけは伝わり、あまり咲いてない芝桜を見て渋滞にはまり
のびたようなそばを食べ、それでも良かったと帰ってくれる人たちが
また来年も来て渋滞を更に増やしてくれるのです。
地元住民はうれしくありませんが、そういう人たちがいるというのは
ありがたいことなんだろうと思います。
コメント
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