King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

北温泉とマウントジーンズ

2007年01月17日 23時24分28秒 | スキー
那須は長野の北部黒姫スキー場より遠かったのです。
東北道という普段使わない高速のインターもうちから遠く、
朝早くから出かけます。といっても6時出発ですから、
ちょっと加須インターまでの渋滞に遭います。
高速に乗れば、峠もなく雪もなく福島の県境近くまで
すぐです。インターから更に有料道路を登っていくと思って
いましたが、那須高原のスマートインターから県道が
新しくできたらしく、15分ほどで到着。今回はもんきちさんの
運転なので、片道220Kの距離も隣でおしゃべりしていて
すぐについてしまいました。

それに初めてのスキー場なので、アクセスや周りの景色を
楽しんでいる内についてしまったのです。朝はいつものように
高速のサービスエリアかパーキングでうどんをすするのを
きめとしています。今回も羽生パーキングでてんぷらうどんを
すすります。私の法則として、パーキングの食事はサービスエリア
より安いという定理がありますが、今年になってそれがやぶられ
つつあります。今回もうどん460円とこの手の食事としては
高い部類で、出てきたてんぷらを見て更に暴利をむさぼる
不届きなものだと感じましたが、食してみて一転感想は他の
うどんよりうまいというものでした。

駒寄の370円ねぎ載せ放題に匹敵する味です。ここもねぎ載せ放題
で、ただ値段はサービスエリア並です。佐野パーキングのうどんは
高くて麺が冷凍という最悪のもので、もはやパーキングがどこも
安くてサービスエリアに勝るという法則が成り立たなくなりました。
味だけならここが一番かも知れません。などといいつつスキー場
到着。ネット情報で見て知ってはいたものの、実際に彼の地に立つと
そのしょんぼりぶりは際立っていました。駐車場は未舗装の泥
だらけでセンターまでかなり歩かされ、滑れるコースは何本もなし、
雪は堅く積雪もたいしたことないといいこと無しです。

それでもしばらく見ていない、修学旅行生の団体があちこちに
見られます。そして今年から目に付く年寄りのスキーヤーが
ここにもそこここに。そんな情景の中、ずっと続いた教室や
検定から離れて、まったく自由にただやりたい様にすいている斜面を
飛ばしたいだけ飛ばしました。何も考えずに、何をしようという
こともなくそのときの気分にまかせて滑りました。最初は数本滑って
もう帰ろうかとか、こんなもんかとか言う感想から、広くてすいていて
堅い斜面はやりたい放題。修学旅行のボーゲン編隊を狭い斜面で
かわしながら、広いサンダウンでは、エッジを試すかのような大回り、
小回りのあとをつけているのを見つけてはそれをなぞったりと
別にテーマもなく、今まで規制の多かった練習滑りからひととき
解放された滑りを楽しみました。

満足したところで、3時には上がり、その日のもうひとつの目的地
北温泉に行きます。だめもとで大丸温泉を訪ね、その後北温泉に
行くという体当たり戦法です。しかし、雪の残る有料道路に守られた
彼の地は、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい、佇まいでした。
大丸温泉でパスポートでの入湯を直談判のうえはいるという計画
もガスと雪で視界のない駐車場には、宿に貼られた春から営業
しますというそっけない張り紙のみ。こんな感じだと北温泉も
同様の対応かという感じで、電話で確認。すると一時間くらいなら
いいという返事。ここまで、930円360円という有料道路を経て
いるだけにまずは安心して温泉まで向かいます。そこから5,6分
で駐車場につくのですが、そこから5分ほど歩いて写真の建物まで
たどり着きます。

江戸時代の建物もあるという建物は、まさに湯治場の宿。その日
入れるという混浴の天狗の湯と、露天の河の湯と温泉プールの
隣接と三箇所の湯につかりました。ただ、それは湯船と脱衣所が
あるだけのもので湯も無色透明の至って普通の湯でした。宿の
そこここに社やら神様が祭ってあったりで水上の宝川温泉を
思わせるものがあります。ここは700円ですが本日自湯人のパス
ポートで無料入浴。ただし、有料1290円の道路を通っているので
あまりお得感もありません。とは言うものの圧倒的満足感も
ないが、那須でステーキの食事を食した頃には、はるか遠くまで
スキーと温泉を果たした充足感に包まれていました。
こういうスキーもいいもんです。
コメント
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