ここのところのゲリラ雷雨は被害を
出しています。
私個人的には、雷雨の中で転倒と言う屈辱的な
出来事が起きたり、それがあったから降りそうで
降らないで走りにいくタイミングを逸したりと
もろもろの事件を記録しました。
大工が来ているので朝から夜まで待機時間が増え
読書時間は久しぶりに増えています。
深夜の海外テレビも全滅しました。
この片よりは何なのでしょうか。
『西ひがし』を読了。
前作の『ねむれ巴里』よりどこか救われる感じがするのはやはり
ぐだぐだの旅もやっと終わりを告げるからでしょうか。
しかし、この本の中での最大インパクトであり、もっとも重要な
ファクターが東南アジアでの人種と歴史と暴力により西欧列強に
蹂躙されまたその主人が変わろうとしている歴史背景と文化、
人種的偏見を見ることです。
さらに、クライマックスはなんといってもマレーでのポン引きが
自分の妻を金子にあてがおうとする話です。
ここまでのグロテスクに現代のおきれいな文化と芸術になれた
文化人がこの衝撃に耐えられるでしょうか。
そして、その伏線にある不完全なものに対する金子の愛です。
私が子供の頃、うちには風呂がなく、銭湯に行きました。
そこには刺青を背中一杯にしょった人や指や手がない人は
沢山いました。
別に珍しくもないので慄いたりはしません。
そして、誰もそんな人たちの顔色を伺って行動をしてはいま
せんでした。
この本を読むとそんな昔の事を思い出さずにはいられません。
昔のテレビのヒーローも隻腕のヒーローとか片目の主人公
とからい病患者とか普通に出てきましたが、最近では少し
の事でも差別だと騒ぐようになってしまい、先日見た
セックスアンドザシティーでは女性のおっぱいにもモザイク
がかかっていました。
こんな何にでも蓋をするようになると逆にうそ臭さや
不自然さ偽善性がクローズアップされます。
世の中似非何とかが非常に増えているのです。
そうならないためにもこういう本は貴重で、しっかり
その伝えようとする本質まで読み取っておくべきだと
思いました。
最近の若い人が消費しないと言う行動性向に似通った
ものを感じます。
現在の若者は生まれながらにすでに豊だったから、
あえてさらに豊な生活を志向するために努力を
重ねる事を拒否しているばかりか、自分の力を試すとか
有名になったり責任のある立場には背を向けると言う
現状です。
これは正に教育の失敗であり、教育者もこの本を読んで
いれば表面だけ取り繕った文化論や現状に満足してしまう
ことはないでしょう。
世の中まだまだ変えて行こうという気になりますよ。
きっと。
出しています。
私個人的には、雷雨の中で転倒と言う屈辱的な
出来事が起きたり、それがあったから降りそうで
降らないで走りにいくタイミングを逸したりと
もろもろの事件を記録しました。
大工が来ているので朝から夜まで待機時間が増え
読書時間は久しぶりに増えています。
深夜の海外テレビも全滅しました。
この片よりは何なのでしょうか。
『西ひがし』を読了。
前作の『ねむれ巴里』よりどこか救われる感じがするのはやはり
ぐだぐだの旅もやっと終わりを告げるからでしょうか。
しかし、この本の中での最大インパクトであり、もっとも重要な
ファクターが東南アジアでの人種と歴史と暴力により西欧列強に
蹂躙されまたその主人が変わろうとしている歴史背景と文化、
人種的偏見を見ることです。
さらに、クライマックスはなんといってもマレーでのポン引きが
自分の妻を金子にあてがおうとする話です。
ここまでのグロテスクに現代のおきれいな文化と芸術になれた
文化人がこの衝撃に耐えられるでしょうか。
そして、その伏線にある不完全なものに対する金子の愛です。
私が子供の頃、うちには風呂がなく、銭湯に行きました。
そこには刺青を背中一杯にしょった人や指や手がない人は
沢山いました。
別に珍しくもないので慄いたりはしません。
そして、誰もそんな人たちの顔色を伺って行動をしてはいま
せんでした。
この本を読むとそんな昔の事を思い出さずにはいられません。
昔のテレビのヒーローも隻腕のヒーローとか片目の主人公
とからい病患者とか普通に出てきましたが、最近では少し
の事でも差別だと騒ぐようになってしまい、先日見た
セックスアンドザシティーでは女性のおっぱいにもモザイク
がかかっていました。
こんな何にでも蓋をするようになると逆にうそ臭さや
不自然さ偽善性がクローズアップされます。
世の中似非何とかが非常に増えているのです。
そうならないためにもこういう本は貴重で、しっかり
その伝えようとする本質まで読み取っておくべきだと
思いました。
最近の若い人が消費しないと言う行動性向に似通った
ものを感じます。
現在の若者は生まれながらにすでに豊だったから、
あえてさらに豊な生活を志向するために努力を
重ねる事を拒否しているばかりか、自分の力を試すとか
有名になったり責任のある立場には背を向けると言う
現状です。
これは正に教育の失敗であり、教育者もこの本を読んで
いれば表面だけ取り繕った文化論や現状に満足してしまう
ことはないでしょう。
世の中まだまだ変えて行こうという気になりますよ。
きっと。