なぜあのようになったのかは前回の小渕人気にあやからりたいという
かつての成功の踏襲というあの元号を額を掲げて紹介するという古い
スタイルでした。
大方の方はこれについて何も語っていませんが、これは明らかに今の古いスタイルの
自民党の表れであり、世界ではアルゴリズムで隠れた有権者を発掘して投票させ勝利すると
いう戦略的で先進の手法が生まれ実践されているのに、未だに土建社会で土建屋に金を
撒けば地域が潤い社会が回って行くという古いスタイルにしがみついていることを表しています。
そもそも元号なんて使っているのは日本だけであり何をありがたがって喜んでそれを
受け入れているのか騒いでいる人のインタビューを聞いても意味不明です。自身の人権とか
尊厳とか自ら自覚して主張し、何物にも囚われない自由な意志と責任を感じていれば
直ぐに何でも依頼してしまうようなことはなく、ましてや超自然なものに委ねるという
事もなくなるはずです。
なにかと神が存在しどこにも神域があり、いろんな神がいる日本ですが、それがロマンの
うちはいいですが、それが何をするにつけ神由来にしたり、持ち出していては何の発展も
望めません。そうでなくても雨が降っただけでも死者が何百人も出る世の中なのです。
そのうえ火山や地震と災害は今後も襲ってくるのです。
いちいち神だ何だなどと言って対処している暇はないのです。
東日本大震災の時にもお決まりの土建屋に大量の工事や建造物の発注という対処しか
出来なかった現況をみればその衰退はあきらかで、その反省とやるべきことの検証を
国民一人一人が思い結集し本当の連帯と被災地の事を考れば違う対処へ向かえる
はずです。
なにかと自身の考えを忘れて他人との表面上のつながりばかりに気にしてスマホばかり
眺めている現代人に万葉の人々は同じ月を見て心を通わせたそんなことを思い起こして
ほしいものです。
それが季節を感じ自然の中にいる自分を感じることから始められるといつも思います。
そんな意味で当店ではいつも季節のブレンドを提供しており、毎月のブレンドで季節を
感じ、そこに何を思うかという時間を持っていただきたいのです。
今月は『春光』です。
このブレンドを作るのは最初つぶされた思いからはじまりました。
それはああなっているなっているそこら一面になっている太陽マジックの歌を
お聞きなさい。というまさにこれが春であり、以前春のイメージとしてこの
イーハトーボ農学校の春と言う詩から太陽マジックとしたこともありました。
しかし、今年NHKにより春の修羅も宮沢賢治も汚されてしまったかのように
感じられ本当に作品を今まで読んできた人にそれはこうだよとあからさまなネタばらし
に行きあたり、今まで通り春の光の中で自然が豊かに輝き出すというブレンドなど
とても作れない心持から始まったのです。
三月の早春賦はいつもどおり、春なのに雪は降るし、寒さはまた突然舞い戻るしという
裏腹な感じから、もう四月になれば光一杯の春を表していいはずが、もっととがったものを
含んでしまったので、いままで通りのほほんとしたものは出せずといろんな豆を引きずり出して
合わせてはこの今の空気に合うものを出すことに三嘆し、『春光』は生まれました。
四月になり麓では桜が咲いているのに頭に雪を抱いた武甲山を見た時、ああこの味で間違っていないと
感じました。試飲もできますのでお出かけください。ただ本日は午後から葬儀に出かけなくてはならず
夕方もしくは明日以降になります。