King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

豆の焼ける臭いに誘われて

2019年04月17日 10時21分26秒 | 珈琲

昨日の夜は久しぶりたっぷり13K程走りました。

最近は丁度10K程度でお茶を濁しており、ミューズパーク二往復分の13Kと

いうのはたまにしか走りません。ペースもゆっくりなため昨日は前は70分程度で

走れたのに90分近くかかってしまいました。

 

ただ、それだけ走ると今までの走りでは到達しえない領域にアクセスできたようで

それなりの効果を感じます。

 

昨日、お気に入りの『The expanse』を見ていたらなんと主役のトーマス・ジェーン

金星に衝突して死んでしまうという展開でそれからなんかグダグダになり明らかに

次の展開を模索するかの展開で一二回はつなぎの小話を挟んで必死に緊迫感を紡ぎ

だそうとしている感じです。

 

そのグダグダの中で出てきた核融合炉の飛行システムで人類は太陽系内を自由に移動

できる技術を得たとなっています。よくあるワープ航法はここでは出てこなくて、エンジンが

かかっているときにはステーションや小惑星の基地など重力があるという設定や小惑星帯と

地球とが同時会話出来たり核ミサイルが数分でエロスに飛んで行ったりと光の速さ以上のことが

画面上起こっており明らかに物理法則を無視した造りが目立ってきています。

 

前はそういう設定は気にせずストーリーを追えたのに肝心のテーマが喪失してしまい、今までの

ドラマと違い登場人物が安易にくっつかないところもSF的テーマと人類の可能性とか次のドラマに

思いを馳せやすいものとなっていたのに段々裏切られてきた感じなってしまいました。

 

さて、そんな環境ながら秩父は春本番となり芝桜やハイキング等に出かけられる人が多くなり、

人通りも多くなっています。とはいえ当店の通りは銘仙館の近くながら全くの裏道で住民以外

は滅多に通りません。私が夜走っていると色々とその地域ごとに臭いがするのですが、結構

ごみを焼却するような臭いがすることも多々あります。さらに、風呂の釜をまだ木材で沸かしている

お宅もあり、昔ながらの煙たい家もあります。

 

そういう木で燃やす釜で沸かす湯は石油やガスで沸かすより柔らかいということで未だに

そんな釜で沸かすらしいのですが、明らかに手間がかかり、風呂や釜のメンテナンスや

交換の時期など考えると決して安価なシステムでもないように感じます。それに一時期は

大気汚染や環境汚染物質がでるのでごみの焼却なども禁止されたはずですが、結構いまだに

それらは感じられます。

 

当店のような自家焙煎の店は市内にはいくらもあり、そうすると豆を焼く臭いに満ちた町かと

いうとそうでもなく、大きな釜の排気は決していい匂いの物ばかりでもありません。

さらに小さな釜の店でも豆によっては湿った雨の日の生乾きの傘のような臭いの時もあります。

ただ、珈琲通というのはこの匂いを辿って珈琲店にやってくるという事が現実にあり、当店にも

珈琲通だけでなく、興味からやってくる人もいます。それも近所の珈琲を飲まない人も匂いの

正体を知るために来たりします。

 

そして、自称珈琲通の人はありったけの知識を繰り出していかに自身が珈琲を好きでいかに満足できない

かという自慢を聞かされることもあります。私がするのは万葉集の話や秩父のさくらがいかに虐げられているか

などというものやわびとかさびを愛する日本人とはいうものなので珈琲通ぶりをほめてもらえないと思う人は

再訪する気もなくなるようです。

 

でもときに『The expanse』の中で使われた茶碗に美を見たという話に同意される方もいて、珈琲も器でも

味が変わると解っている方もいると安心するのでした。これから市内は混雑しますが、当店は駐車場もあり

普通に車も入ってこれますのでご来店ください。

コメント
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