King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

新豆の前に

2019年04月24日 09時48分40秒 | 珈琲

昨日の探し物の中で秩父事件のページから日本の先進技術とか

錬金術の話と自身の健康問題を語っているページに辿り着き、また読もうと

思っていたのですがそこにまた辿り着くのにいくら検索してもでてこなくて

結局ブラウザの履歴を辿って見つけたのでした。

 

そして見つけたページの最新記事が健康問題でブログは休止するというものでした。

 

より精度の高い検索としてコマンドとかタブルクォーテーションでくくるとかありますが、

どれも結局効果なく、最近では個人のページなど検索でヒットすることも少なく前見たからと

行ってみるとサービスを停止したとかページが見当たりませんという表示を見ることになります。

 

個人の思いだとか発言も知らず知らずに失われていくそんな様を見せつけられているような

気分になります。

 

昨日その人のページが気になったのはワンマン列車だとオーバーランした列車の補正に

運転手が列車の反対側まで走り操車するので大変だと解説していてその列車が西武線なの

です。そんな事が度々起こるのか。そもそもきっちり停止線で止まれば済む話で、どの程度

オーバーしたらバックしなくてはならないのか、乗客が少ないからワンマンで車両も少ない

のだろうから、ホームから列車が余程外れたのでなければそのまま載せればよさそうなもの

ですが、私が通勤で使っていた時にはそんな光景は見た事がなかっただけににわかに信じがたい

話でした。

 

そんな俄かに信じがたい話題が書かれていてそれも基調としては韓国や中国は嫌いという

私の世代より上の人の特長の現れたものとなっていました。そこに書かれていた水銀から金が

作られたとかさも現実の事のように書かれていたりしてうっかり真に受けてましいそうです。

 

大正時代に日本で水銀から金を作る論文が発表されその後ドイツで実験により証明というのは

事実としてどこまでが認められるのかは怪しいものです。ですが文章の流れで見ていくと

もうすでに実現した技術のように語られるとなるほど中世の時にはとんだ宝探し的な錬金術も

現代では科学として実現してしまったのかとなります。

 

ただ、大正の時にその原子の組成の違いが解り、それを実験で確認したくらいのことで実験室で

金が作られた事実はなく、太陽の核融合のエネルギーだと作られるのはせいぜい酸素までだと

されています。

 

それなのに地球上にはウランまであるという多様性が認められています。

 

つまり地球は太陽から生まれた物ではないという事になります。

 

となればそういうものが与えられたことやさらに人として意識を持ち生活している

今にもっと多くの発見と喜びを見出せばよいと思うのですが、その人のブログは

2015年くらいからは主に闘病と葬式とかについての記述が多くなり、攻撃目標は

もっぱら韓国の徴用工判決やら、慰安婦財団解散、レーダー照射、北朝鮮と米国の

首脳会談物別れなどになり、ついに今月休載となっています。

 

なにやら近い未来を見ているようでもあり後味が悪いもののインスタ映え全盛の

今のSNSよりは何か読んでいてなるほど私より上の世代はこういう思考なのかと

納得してしまうのでした。

 

矢鱈最近は平成最後のとかいうことで、万葉集の100分de名著もまとめて再放送

されました。私は今でも気になっていて有間皇子の歌を罪人として知らなかった

話をしますが、するとよく覚えていましたねというコメント以上のことは誰も

でてこないのですが、この再放送を見ていてそうじゃあないだろうという思いを

また改めてしました。

 

というのは『熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな』とか

田子の浦に うち出(い)でてみれば 白妙(しろたへ)の
    富士の高嶺(たかね)に雪は降りつつ
』などはみんな知っていることでしょう。

 

これは授業でやったからというだけでなく、日本人なら知っていることであり、

聞いている内容だし、どんな意味か情景が自然と浮かぶものでもあります。

 

今回の再放送でも有間皇子は登場しましたが、歌は『磐代の浜松が枝を引き結び      
  真幸くあらばまた還り見む』が取り上げられていました。

この事件は余程後世に与えたものは強く関連した歌が200首つくられています。

 

それなのに当時囚われて19歳の若さで処刑されてしまうという事に対してその

反響だとか万葉集に載せられた意味とかまるで考える機会を与えられずに来たことに

ショックを受けたわけでこれはいかに教育が大事であるか三つ子の魂100まで

を正に感じることなのです。再放送の中では白村江の戦にも触れていましたが、

それさえ当時は知らず何のための万葉集だったのかと思います。

 

それと同じことで最近つとに感じるのがニカラグアの味です。

 

かつては安いニカラグアは普通にあり、スペシャルティの豆は珍しく粒も

大きいものが多かったのです。今では硬くて小さい豆が多く、それでも高地産の

ものは香りが強く、フルーティーな高い豆が多くなりました。

 

ひところはスペシャルティで滅多に入らないコンテスト入賞豆ばかりになったことも

ありました。

 

そんなのを飲むとニカラグアらしくないと思っていました。

その最たるものはカサブランカ農園で当店でも在庫があります。

これはとても甘い豆で梅雨の肌寒い日などにはよく焼きます。

ペルーなど甘みの強いオーガニックの豆がありますが、この甘さの質にも

ただ甘みを重ねてくるものから果物由来の甘さを感じさせるものと色々とあり、

今良く焼いているサンタアナ農園はベリー、アプリコット系であり、それでいて

レモンを感じるという見事な流れがあります。それが何だかいま気に入っていて

こればかり焼いて勧めています。

 

マンデリンの上級種として焼いているクィーンスマトラと合わせて今のお勧めで

しばらくは続けて焼きたいという感じです。試飲は三時まで受け付けています。

コメント
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