King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

繰り返される情報の中で

2020年04月15日 11時18分18秒 | 珈琲

毎日息詰まるようなニュースばかりですが、随分新聞やテレビはこの緊急時だというのに

ウソニュースを流していたり、それを信じたどこぞの副知事がそれをネット拡散したとか

信憑性を受け取る側が判断しないといけないと感じることばかりです。

 

先日私も参加したネットのサークルはコーヒー好きな人の集まりというので、かつての

掲示板のような情報交換の場になるのかと思って参加しましたが、それに回ってくる投稿を

みると唖然としてしまうようなことばかりで戸惑うばかりです。

 

コーヒー好きという人だから味にもうるさいのかと思えば、スタバのハウスブレンドを

飲んでいるとかそれにコメントした人は自分はどこぞの量販店で一年分を買ってくると

なんとも大雑把な豆の買い方なのです。

 

中にはドリップコーヒーを始めましたと得意にその様子を動画でupしているひとなどもいて

それをみると沸かしたポットからその熱いままのお湯をドバドバと注ぐというものなのです。

しかもそのポットはドリップポットではなく注ぎ口は急須のような太いものというものでそれ

でも何かをなしたかのような達成感でそのプロジェクトを制覇したかのような動画にただ

あきれるばかりというそんなものが結構はびこっているのがネットでのグループのようで

かつての掲示板で文字だけで深い交流のあった頃が懐かしくなりました。

 

あれこれとコメントのやり取りも長くなると管理人からそれはチャットでやれとか会にそぐわない

と注意が入ったりしてとかく議論やお互いの研鑽の情報のやり取りの場ではなく、ただいいねを

付け合うそんな人たちの映像をスマホで撮ってやりとりするだけという薄い交流の場のような

感じです。

 

何かを語るということだとかつての掲示板の交流がなつかしいパソコン通信の時代の話ですから

現代のスマホ時代とは話が通じないのは当然かもしれません。

 

議論を戦わせるよりも画像を見てクスッとなるようなそんな交わり方を求められるというのも

反面怖いことなのかもと思ってしまいます。

 

そんなことを思ってもかつての掲示板のような交流がなくなっている事実に変わりはなく、

どうなるものでもありません。これと似たこととして最近感じることはNHKドラマの『レミゼラブル』

です。昔の教科書にはこの男が銀の燭台を盗むも神父のそれはあげたものだという寛大な処置に

心を砕き真の善人になるという道徳の授業の題材とか人のあるべき姿だとかを学ばされた

ものです。

 

自由、平等、博愛と世界の最先端を行き自らの手で戦い勝ち得た権利と自由の物語が根底で

描かれるドラマは最初からそれが当たり前で与えられたものの世代からみたらやはりなぜか

おかしく感じる物語であり、それと同時に子供だましのようになんでもかんたんにして

崇高な物語をおためごかしのような話にしてしまう幼児文学の愚かさも感じるのです。

 

ああ無常として知られるレミゼラブルも日本人は超訳でナポレオンから王政復古、さらに

真の市民革命へと続く大変革期に起きたことであり、それを抜きに語られたああ無常では

まるで世界観が異なり、最後の結末まで語られないという不完全なストーリーであり、それを

更に幼児向けに簡略化したものを読まされ学校の授業では燭台を盗んでも許されるという

キリスト教的な教義を押し付けられるというのはその前に貧しさゆえに一斤のパンを盗んで

19年投獄されるという過酷な運命が語られないと本当に押し付けの道徳授業で正しいことや

後に自身の判断で政治決着とか道を選ばなければならない場面に影響するのではないかと

さえ思えます。

 

というのはこの間安倍首相が動画を公開したら何様だという批判が上がり、それと同時に

ルイ16世という言葉が同列に上がっていたのです。レミゼラブルはそれより時代はずっと後

市民革命で混乱した世の中に自ら皇帝を名乗る強権政治を敷いたナポレオンが駆逐され

貧富の差と混乱が占めるパリであり、そういう中で人間愛とか女性への愛とか真の正義を

歌い上げたのがレミゼラブルなのですが、そういう意味で見れば今貧富の差が激しくなり

自国ファーストの風潮とか温暖化で災害が増え、さらに疫病が襲う現在に見るにはぴったり

な物語なのです。

 

しかし、スマホ世代の現代人にその時代背景と今の現代の共通性など問うてもただコスプレ

のような当時の服装とかテーマがかみ合わず話をしてもなかなか自由、平等、博愛には

届かないのです。

 

それでも繰り返しドラマとして作られ、作られるたびにヒット作となる大ドラマなのに

日本だけ主題から置いてけぼりにされているように感じるのは私だけでしょうか。

 

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晴れると少しは

2020年04月14日 11時36分47秒 | 珈琲

今朝起きると武甲山や雲取山は雪景色となり昨日降った雨も山では雪だったかと

思うわけですが、これは珍しいわけではなく春の雪は里に降ると昔から言います。

 

昨日も焼いたモカマタリですがまた注文が入り今日また焼きました。

ハンドピックして虫食いや割れたのを取り除いていきますが、

この時に感じることはこの生のままでも香りが強い豆とかこの生の豆の

香りのよい豆とか、次に釜から出たときの香りとか色々と想像が働き

個の豆を一つ一つ見ていく作業でもただの作業でなく、豆が何か

つぶやいていたりするかのようなそんな時もあります。

 

しばらくなかった釜が歌うという現象も今日は確認でき、また今日の曲は

クラッシック調のオーケストラの調べでもあるかのようなやっと晴れた空に

吸い込まれるような曲でした。

 

前のジャズっぽいチャッチャッカした曲より一癖出ていてこうきたかという

そんな釜の状況でした。

 

緊急事態宣言を受け各知事が休業要請をし、その仕事ぶりを評価する声もネットで

聞かれますが、ニューヨークのクオモ知事などはNHKでその手腕を讃えていましたが、

毎日会見を開いてここぞと出てくる都知事など必ず映像出てきますが、毎度具体的なこと

や有用な情報もなく、この会見を聞く度豊洲の時と同じという思いをするだけです。

 

医療現場が破綻寸前とか報告する前にクオモ氏のように手を打ってはと思うのは私だけ

ではないはず。

 

 

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またも雨で

2020年04月13日 12時02分32秒 | 珈琲

外出自粛休業要請と先行きの見えない状況にさらにここのところの雨で

本当に家にいるしかない状況になるとネットで見る動画とか溜まったドラマや映画

などを見るしかないのですが、D-lifeがなくなりそのドラマもそもそもたまらなく

なっていることを思い知りやはりやりのこしたことをやるしかないのかという感じに

なってきます。

 

ネットの動画をみていたら世界はこれからロックダウンが続けば食糧難がおき世界の

食糧生産国は輸出を制限し始めるだろうというニュースが駆け巡っています。

日本では派遣とか外国人労働者が真っ先に職を切られ、農業では労働力が不足して

食糧不足が現実化するという人もいます。

 

しかし、今日スーパーに行ってみてまだそんな様子もなく、豊富な食料品がならんで

かつて大震災の時のような寂しいスーパーの棚とは違います。ネットでは都内のスーパーは

棚がガラガラという人もいて今後それが地方に及ぶことも十分予想されます。

 

毎日経済対策とか補償のをする話がでていますが、具体的にどんなことがされるのか

実際にはアベノマスクと揶揄された布マスクを各家庭に二枚郵送するということだけで

そもそもそのマスクの有効性はWHOではいかなる場合でも推奨しないという否定的な

見方をされたものに税金支出されてしまうという無能な人がやっていると悲惨な現実が

身に迫るというよい例なのではないでしょうか。

 

休業要請しても補償をしない政府も株価が下がった市場にはドバドバと公金投入や

日銀の介入がされています。これは今やるべき政策ではないと有名投資家が批判して

いました。それ投資家は今必要な政策をとれる政治家は選挙では当選しないとさえ

言って民主主義の限界を見るようですが、非常事態とか国として対処とかいうととかく

一つにまとまることを要請されたり極端な政策に走ることを今まで歴史で見てきた

のですからここはもっと賢く対処されたいものです。

 

レッドマウンテンを焼くのをやめてこれからはガヨマウンテンにしようか焼くのが

おしいバカマラ温泉かというところですが、もうひとつ未だにゴールデンマンデリンは

焼いています。これは冬だから味を増す大粒豆というより、一年中味わえる高級豆でも

あるわけで季節に関係なく味香りをお楽しみいただきたいと思います。これは今回の

仕入でとても安く提供できていますのでお買い得だと思います。

 

同じくシャキッソのナチュラルもハニーも今あるだけこの値段で続けて出せるだけ

という値段になっていますので、この機会にお試しいただければと思います。

さらに春は酸味の特殊な豆を際立って並べて飲んでみるというのもやっていて

グアテマラも今までにない豆を入れてみました。ウエウエティナンゴがアンティグアより

価格も安く選びやすくなっていて、今までのイメージを変える豆もありアンティグアの

高い単一農園ものを買うよりおすすめとなっています。また順次おしらせいたしますが、

名前だけとかブランドでなくこの値段でこの味というところにこだわりまた紹介してまいります。

 

 

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またも降られて

2020年04月12日 20時04分48秒 | 珈琲

秩父の今は西武の温泉施設や各旅館の休業、飲食店はテイクアウトのみの営業と

苦労が伺える形態となっています。少ないとはいえそれでも普通に観光している人も

見受けられ他県ナンバーの車も行きかっています。

 

緊急事態宣言以降暇だといってましたが、土曜日曜でご来店や注文をいただき豆焼や

配送と務めました。皆さまあまり長居する人もなく、玄関先だけの人も多く、そして

皆おっしゃっていたのがどこも出かけられないし家で珈琲ばかり飲んじゃって消費が

進んだという話です。

 

家にこもるからといつもより多く買う方もいてみんな同じことを考えているんだと

さてこもる家でやることはSNSなのでしょうか、ネット配信の映像なのでしょうか。

 

緊急事態宣言でも散歩やジョギングはOKということなので私は当然毎日未だに走っている

わけですが、昨日は夜外に出るともうすでにぽつぽつ降っていて走り出すとそれはさらに強く

なり、やむなく影森まで行かずに図書館で引き返してきました。

 

今日も4時から雨の予報でこれはいかんと夕方から降る前に走ることを考えましたが、お客様も

あり結局閉店後の5時半から走り出し、それは昨日と同じぽつぽつ降る中走りだしたのですが、

それはもう昨日と同じだとコース短縮することなく影森まで行き、巴川橋を渡り桜橋から市内に戻り

自宅まで帰りました。

 

いまだと5時ではまだ明るいのでいつも走るコースでも目に入るものは目新しく、特に気が付いたのは

薪ストーブを設置している家の多さです。庭先に薪を積み上げている家も何軒か目につきました。

新しく建った家や建築中の家とか家に何やら張り紙のある家とかいつもは目に入らないものが今日は

はっきりと色々な情報として伝わりました。当店の下のしだれ桜の並木はまだ半分くらいですが、

秩父神社は満開でした。

この間見つけた白いタンポポは検索するとあちこちで見たというtweetがありそんな珍しく

ないのかという感じでした。私は久しぶりに見た感じでしたが。

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当たり前のこと

2020年04月10日 12時37分19秒 | 日々のこと

先月末に家人が臥せってしまいしばらく自炊生活になりました。

忙しい昼間はパンにしようと食パンの上に生ハムを乗せせっかくだから

チーズを乗せてピザ味にしようとサルサソースを探しました。

 

すると近くのスーパーに前は売っていたサルサソースはなく、そもそも

生ハムでなくベーコンを乗せるはずが前は売っていた保存料や発色剤不使用の

ものが全く売ってなかったため生ハムで代用したのです。サルサソースも

ないのでピザソースなるものを買いました。

 

トマトソースなどは色々と売っているのですが、どこでどう作っているのか不明なもの

でとても安全とはいいがたい感じです。

 

さて、上記のインスタントピザトーストですがなんとも味気ないものとなったのです。

 

昨日これを改善すべく毎日食べても飽きないピザトーストにするにはと考えてみたら

意外な解決方法を見つけました。昨日は別のスーパーで無添加ベーコンを買い、さらに

とろけるチーズもモッツァレラチーズなどナチュラル系にしました。さて、これだけで

改善した気でいましたが、何か足りないと思いたしたものはピーマンと玉ねぎだけです。

 

たったそれだけでなんともまともな味に変わったのです。

 

その玉ねぎを薄く切るために鎌歯の薄刃包丁を取り出してピーマン玉ねぎを薄く切り

久しぶりにその包丁の刃の滑りを楽しみ、その切れ味の良さに気持ちをよくして

できたトーストもイメージ通りの味になっていました。

 

たった二つのあたりまえの野菜を加えただけでこうも変わるのかという変化です。

 

当たり前すぎてわざわざこうしなくてはと取り上げることもばからしい出来事です。

 

昔、ある会社で同僚の人が寿司屋のカウンターで刺身を食う意味が解らないと平然と

いった人がいてああそうなんだと思いましたが、世の中プロの包丁の生み出す味を知らない人も

いるのです。

 

プロの料理人が銅の鍋を使う意味や幾種類もの包丁をそろえるのも厚いやなぎのまな板を

注文するのもすべて意味があるのにそれすら知らず、寿司屋のカウンターに座るよりスーパーの

刺身に満足してしまう感性は今のコンビニ世代の人の味の感覚にも通じるものがあるのかも

しれません。

 

秩父ではすっかりなじみがなくなった仕出し料理なども今でも京都ではあたりまえで

人が来ればなじみの店の仕出し料理が供されます。

 

家庭料理には家庭料理の良さがあり、プロにはプロの技と仕入れの妙もありうまく両方

使い分けてこそです。

 

昨日民泊経営の方と話をして思ったのですが、民泊だから普通の旅館のような料金では

いけないということはないのではないかということです。

 

私の家に泊めるのだからこれだけほしいと要求したり、特異な体験を売りにしたり

特別な部屋や料理を出したりしていいはずです。

 

何も安いだけがよいことかということです。

 

もっと求められるものは多岐に分かれていいはずです。

 

でも当たり前のことは当たり前でちゃんとしたサービスは解っている人と

つながりたいという最近の欲求です。ピザはどこでも食べられますが、

昨日食べたピザトースト以下のものさらに言えば、冷凍チルドピザ以下の

店もすごくたくさんあるのです。

 

安全な食品を使い当たり前の道具で当たり前に調理するというこんな簡単なことさえ

できていない店もたくさんあります。味がいいとか悪いとかの前のことですが、実は

これが一番大事なのではないでしょうか。

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季節のブレンド『春光』に

2020年04月10日 11時39分37秒 | 珈琲

神社も閉鎖というのはこれは珍しいことかもしれません。

こんな時だからこそ神頼みと人は思うでしょうし、超自然なものはウィルスにも超然と

していそうですが、実は人間が運営している以上他所から来てほしくないということ

なんでしょうね。ご丁寧にNHKのテレビが知らずに訪れた人にインタビューなどして

いました。

 

緊急事態宣言がでてからまったく暇で昨日は雨まで降り出し、夜のランニングすら

出かける気になれませんでした。

 

まあひと月に一度位走らない日があってもいいかと。

 

さて、季節のブレンドはどんな感じですかという質問を受けますが、

このイメージを伝えても普段から季節を感じたり、その移り変わりに

心打たれたり、季節を思う心がないとなかなかイメージも伝わらない

ことがあります。

 

そもそも季節と珈琲というのも理解されにくい人もいて、昔の人は

月を見て恋心を現わしたりというのも国語の授業で教わっているはずです。

という話をこの間したところ、そんなこと話す先生はいませんよと現職の

先生がいっていました。

 

日本人の心とか語ることもなく、受験の問題を解くような授業ばかりなのだと

本当毎日の学校生活もさぞ面白くないことでしょう。

 

近所の公園でふと土手をみると白いタンポポが咲いていました。

 

在来種のタンポポは白くて花が一重です。これは純潔な日本タンポポ

ではないかもしれないですが、なぜか妙に久しぶりに見た感じにとらわれ

それなのに結構辺りに白い花が多く見えられおやという感じでした。

すると土筆などもたくさんあり摘み草の季節だなと思います。

 

今でも天然の草を摘んでお客様に提供するような店が秩父にあるのか不明

ですが、ヨモギや桜の葉などはどのように調達しているのでしょうか。

そんな季節に現れる草や花が一斉に芽吹くのも太陽のひかりであり、それに

思いをはせていただくためにイメージしてブレンドしたのが春光です。

 

酸味と香りに特徴を持たせ、特に鮮烈さと自然に受けた風にも思いが行く

そんな設計になっています。

 

京都の陶芸家には桜にこだわり桜の灰だけで作った釉薬を使い陶作する作家が

いるそうですが、何かの思いもこだわりも科学的には何の意味がないかもしれませんが

実際こだわってみないとわからないこともあるのは事実です。

 

その結果についてはそれぞれで責任を負うことそれが解っていてできることです。

最近のニュースを聞くと保証するとか補助金を用意するとか日銀の対応とか

今やるべきことかというの連続です。まあ言っているだけなのかもしれませんが、

全ての人を救うことも全ての人に援助することも不可能です。

 

あるタクシーが従業員を全員解雇したというニュースがありましたが、これは

わずかな手当てで飼い殺しにするより、失業手当をもらえるように解雇して

収まったら再雇用するという双方にとっていいことなのかもしれません。

潰れてしまうものに補助をするよりそこから這い上がる人に手を差し伸べる

方が正しい道という気もします。

 

 

 

 

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ダコタ・ファニングとなくした時間と

2020年04月09日 11時43分07秒 | 映画

空き時間に見る映画と海外ドラマも三月末の突然のD-lifeの終了でこれから

どうなるのかという感じでした。つまり、そもそももうBSは見なくていいのではという

感じすらしていたのです。というのは昨年のNBAが楽天によりNHKから放送がなくなり、

BSにもう見たいものはないのではと思えるのでした。でも、BS12とかスターチャンネルで

見る映画とかたまに印象に残るものもあり、さらに最近4Kテレビを入れたうちのようすを

みるとどんどんチャンネル数ばかり増えてしかし見たいものは有料コンテンツにあるかの

ようなそんな印象を与えます。

 

かつてのWOWOWより今の有料コンテンツもネット配信に移ってきていてその料金も月いくらと

実に安くなっています。つまりはNHKで受信料を払うよりネットだけという人も増えているのでは

ないかと感じます。

 

つまりそれだけ日本のテレビ放送は地上波も含め衛星放送もろくな番組はなく、スポーツ中継も

もはやわざわざ見たいものもないといった感じです。

 

それに世は新型コロナウィルスに侵されスポーツどころか外出もするなという息詰まる世界に

なったのですから、かつて茶の間というのがあり、家族が揃ってみるドラマとか毎週楽しみにする

番組があった頃がなつかしいとおもったりします。

 

そんな中みた映画の感想を書いておかないとついこのふさぎ込んだ世の中の中どうしていたか

あとで気になったときにあの時見た映画でどんなことを考えたというのが非常に重要な気がして

ここに書き残すことにしました。

 

昨日見た『500ページの夢の束』という映画にダコタ・ファニングが出ていました。天才子役と

して人気を得た彼女が演じた新境地というようなこの映画ですが、テーマになっている自閉症児の

行動を描くという最近の海外ドラマとか映画とかに多いものなのでつい色々な海外ドラマのテーマと

交錯してD-lifeのこととかグッドドクターのこととかついつながっていろいろな想念の渦となって

くのですが、これがひとつ『タリーと私の秘密の時間』ともつながっていくのでした。

 

これはシャリーズ・セロンが体重を増やして挑んだ妊婦役で二人の子持ちでさらに三人を出産する

主婦の役で、しかもその子供の一人が自閉症というそんな行き詰まり的な状況でどんなことを描き

たいのかと思ったらこれは妄想なのです。こんな行き詰まりのところに現れた今どきの若いベビー

シッターがとてもできる子で容姿や振る舞いとは裏腹に仕事は完璧という仕事ぶりで朝になると

いなくなっていて、それでも光る仕事の後が残っているという状況にさて物語はどう進むのかと

引き込まれていくのですが、見終わって果てこれってこれでいいんだよなあとどうしても気になる

そんな内容で、ネットでネタバレの感想を見てもずばりとこうだというものがなく、私が見たように

見た人は少なく、旦那がくそだとか育児は大変だとか主婦を応援する声ばかりなのです。私がみる

ところこれはテーマとしては追い詰められた女の人の精神状況であり、精神の力とは想像を絶する

力や効果を出したりするというところだと思うのですが、つまりこれを見てもそのものずばりの映像

より自身の脳内変換が必要であり、それを楽しむのも計算されているところなどが評価されないと

すごくつまらない映画で済んでしまうのです。だから表面的なシャリーズ・セロンのおばさん体形とか

それをさらす意味とか映画を見て妄想する自分が現れないとつまらないことになってしまうと気が付く

ことがこの映画のテーマだと思うのです。

 

するとダコタ・ファニングの天才子役で今更自閉症児の演技などされてもというのも実はその見る側が

する妄想につながり、最近のD-lefiで流れたグッドドクターとかビッグバンセオリーとかを引き合いに

出して妄想することがないとただの時間消費になり、彼女たちが過去の栄光に生きることなくまた

新たな自分を演じ、それが過去のすばらしさを輝かせるのかもうこんな役しかできないとみるのか

見る人が創造するまた違う映像体験ということでみるとぞくぞくとした想像の連続になっていくのです。

 

その点日本のドラマとか映画はよくその規模とか予算の低さで太刀打ちできないと逃げを打って

いますが、そもそもの発想が違うのではないかと感じます。黒澤映画が世界を魅了したようになにも

ふんだんな予算がなくても生み出されていた時代はあったのです。そんなことをこの二本の映画から

思うのでした。

 

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なんとなくちぐはぐ

2020年04月08日 11時51分04秒 | 珈琲

昨日は久しぶりにナンプレをしたらとても頭がバカになったように

感じましたが、どうにか上級レベルをクリア。安直で習慣性のある

パーツゲームにはまり、なんか時間だけ無駄に消費する癖がついた

かのようで気を引き締めるのでした。

 

そんな中、復活したサントスNO2をがぶがぶと飲み豆焼やら配送やら

やるべきことを片付け、昨日の安倍首相の緊急事態宣言を聞きました。

地方に疎開するのは厳に謹んでほしいということでした。秩父では

三峰神社が境内内立ち入り禁止にするというし、昨日夜訪れた西武秩父駅

などは祭りの湯やお土産屋さんもフードコートも閉まっていました。

 

ところが今日学校は始業式で制服姿な中学生が行きかい、なんだ学校は

やるのかと思ったら13日から臨時休校の知らせを聞きました。

つまり9,10は午前中だけ学校があるようです。

先程近所のスーパーに行くと駐車場にはたくさんの車があり、中もにぎわって

いました。

 

そもそも学校を閉鎖した先月今が正念場でここ10日が頑張りどころといっていた

のがこの様であり完全に遅きに失した緊急事態宣言でもっと早く夜の街は危険だと

いうべきだったのは間違いありません。とはいえもう過ぎたことはどうにもできず、

外国に比べたらまだましな感染者数を如何に抑え医療危機を乗り越えるかに時は

移ったわけです。それなのに入学式などやって中途半端な学校が心配ですがどう

なのでしょう。

 

朝のニュースでは武漢の様子や新たな感染者数ゼロで完全収束したかのような報道が

中国はしているがネットでは懐疑的というものでした。

 

この収束模様が世界に広がることを願います。

 

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家で過ごそう

2020年04月07日 13時49分50秒 | 日々のこと

さすがに家で過ごすことばかりだと息詰まるような事態になるわけですが、

普段から家にいることが多い自営業の場合いつものことで、家にいても

やることや豆焼とか仕事はあるのです。

 

それなのについ普段から世間並みに同調しようという日本人意識が働き、

ついついさぼってはスマホなどを眺めてしまうのです。とりわけずっとナンプレと

かパズルゲームに勤しんでいますが、さすがにポケモンgoはウロウロとするゲーム

なので最近は自粛気味です。

 

それでも近所のジムの様子とかみているのですが、以前よりその争奪戦は激しくなった

ように感じます。レイド戦は鬼印5つで三回連続勝ったものの最後の捕獲で逃げられるという

経験の後、鬼印2つ以下のものしかやれず、近所のジムではそれ以上では人がいたことがない

ので参戦もしません。お香を焚いて居ながらにしてモンスターも捕獲し放題ですが、これが

また味気ないことこのうえなく、目新しいことも楽しいこともありません。ネットで他の

プレーヤーの様子をみると結構レイドやら色違いをゲットしたりと満喫したポケモンライフを

過ごす様子が伺えますが、最近この色違いというのに出会ったことがありません。

 

別に出会ってもそれほどうれしくないような気すらします。

 

それなのについついスマホを眺めてさぼりまくるのですが、最近は木製ピースを置いて縦横が

一杯になるとその列とか行が消えるというものをやりだし、これが癖のようについやり続けて

しまうものとなっています。これをやり続けてふとナンプレを思い出したようにやってみたら

なんと全然すすまないのです。頭がばかになったのかと思うほどの後退ぶりでこうして人は

愚かになって行くのかと思ってしまいました。

 

庭の草取りとか掃除とかやることはいくらでもあるのですが。ついついスマホをみては

過ごし、頭が後退していくというこれが現実かと不思議な心地にとらわれるのでした。

 

 

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この味この味と感じる不思議な現象

2020年04月07日 12時55分13秒 | 珈琲

緊急事態宣言をだすという今日の日本は世界から比べたらそんな

凄まじい事態なのかという感じですが、先月からの学校閉鎖がいまだ

解除できずという現状と、昨日ついに秩父市でも感染者ふたりの発表が

あり段々身近なものとなってきました。

 

それでも毎夜のランニングは出かけていて、昨日も犬の散歩の人やランナーとは

すれ違いました。車も少ないですが、焼き鳥屋や居酒屋で営業している店はあり

そこそこにぎやかです。一体いつになればという最近の会話ですが、温かくなっても

インフルエンザのように収束する様子もなく息詰まるような毎日です。

 

さて、先月から使用していたブラジルサントスが従来のいつものサントスに戻りました。

 

それを飲んでみるとああそうそうこの味と懐かしい感じがするのでした。

 

いままでのモジアナのサントスに一味足したような味です。

 

モジアナはモジアナでフルーティーでじんわりとうまみがありおいしい珈琲でしたが

今までのサントスはいつもの仕事の時に飲む律儀なあの味が戻ってきました。

モジアナの豆はモジアナ産で違う豆を入れることにしました。値段は上がってしまいますが

味もその分期待できるものと思います。

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今月の季節のブレンドは

2020年04月01日 12時58分52秒 | 珈琲

イタリアでは世界一の死者数を記録したり、感染者では米が世界一となるなど

いつやら中国由来のコロナウィルスは世界を舞台に猛威を振るうという形になって

います。そんな中日本はそんな爆発的な流行もなく小康状態といえる感染数ですが、

東京では突如感染者の数が増え連日60,70と増えています。現金給付とか中小企業に

資金提供とかそんなニュースを毎日聞きますが、まったく先を見通すこともいつ

収まるとも見当もつかない闇の中に世の中突っ込んでしまったようでどうすることも

できません。せめて空気の良い山にスキーに行こうかと思っていましたが、家族が

寝込んだりしてそれどころでない月末となり、聞こえてくるどこどこの祭りが中止に

なったというような知らせばかりを聞いています。

 

イギリスの首相が感染したり、志村けんが感染して死亡したり、クドカンが感染と

有名人が感染するに至り、よいよ世間もこの疫病に真剣にむき合いだしたかのようです。

 

米大統領に至っては感染で死ぬより、引きこもった世界に失望したり、職を失い自殺する人が

増えるだろうといいそんな経済に巨額な経済対策をすると発表しました。自分こそは救いの神で

あるかのような尊大な自信と人の命も金次第と自分なら解決できるという態度になるほど

資本主義の総本山とはそういうものかという感じです。

 

せめてそんな世の中でも、いつも飲む珈琲に癒されるのは毎度のことでそれだけは変わりません。

野球選手が感染したらコーヒーが味がしないといっていましたが、そんな時が来たらと想像する

だけでぞっとします。

 

昨日は携帯電話のショップに出かけアカウントとサービスについて確認したところ、二回線あって

それぞれアカウントを設けていてもポイントは共通ということでなんか騙されたような気になって

しまいました。それでもこの行動のおかげで、初回限定のサービスでポイントのバックが使った

分の三分の一戻るというエントリーをしてもらい、なおかつその期限が昨日までということで、その

ショップを出て直ぐに買い物マラソンをすることになりました。

 

というのはその対象になるのが二店舗以上で買い物してなおかつ3000円以上使った場合1000円を

上限にポイントバックするというのです。これがスマホアプリのポイントバックでカードにも同様の

ものがあり、その合計で6000円分のポイントが付くというのでそれではと買い物に向かったのです。

買い物をしてスマホを見せてさらにまたその店でポイントが付くからポイントカードを出せと言われ

そのポイントとはどこから湧いてくるのかとおかしく思うのでした。スマホに届くメールに返信する

だけでポイントが付き、さらにアンケートに答えるとポイントが加算されといわれるままに操作して

何か重要な情報が抜き取られているような錯覚に陥ります。

 

そもそもポイントが付くというのは1000分の一くらいのわずかなものです。それを最初に何万ものポイントを

付けてスマホに買い替えさせてそれを使う便利さになれさせてその何倍もの消費を引き出すという巧妙な

罠であることに気が付くのは後になります。消費税増税とセットでキャッシュレス還元というキャンペーンも

行われてもともとの原資は税金です。世の中をキャッシュレス社会にするその恩恵は消費者にも果たして

あるのか、そんなことを考えながら買い物を続け確かに消費の喚起にはなっていると実感するものの、怪しい

ものに加担した気分にもなったのでした。それでもこの外出自粛のではせっかく税金でやった焚き付けも

なんにもならず、毎日に聞こえる経済対策もそんな掛け声だけでこの闇を抜けられるのという疑問がさらに

増すだけでした。

 

さて、今月の季節のブレンドは最初に宮沢賢治の太陽マジックとかから語らないといけないのですが、

昨年はNHKでみた宮沢賢治の特集で夢を壊され、作品の味わいも汚されたかのような気分になり、もう

太陽マジックという名をつける気になれずに春光という名でした。今月もその『春光』ですが、また最初から

宮沢賢治の話とその壊された思いとを書くこともばからしいのでやめますが、それは昨年何度か書いています

のでブログ内を宮沢賢治で検索してみて気になる人は読んでもらい、今の『春光』がどんな味をするか

を書いておきます。

 

まずは香りです。お湯を注ぐときに上る香りが香味高く実に雄大に語り掛けてきます。

最初にそれを聞き、味わうと次の香りはカップに顔を近づけ時に香る香りに重ねてコーヒーの木が経てきた広大な自然の

恵を思い、その吹かれてきた風や太陽の光を思い、その豊かな恵みをこれからのどに通すのだという興奮が

湧き上がります。そしてその一口目ののどの通りのスムースで滋味な液体の通過に体が自然に反応するうれしい

という感情が沸き上がり、ハーブティーを飲んでいるかのようなのどから鼻に抜ける香りも心地よく、フレッシュ

な刺激に満ちています。そんな目くるめく刺激が続く一杯でそれが今の一斉に春になり芽吹く木々や咲き誇る

花々を表した宮沢賢治の作品群に通じる思いがあったわけです。

 

宮沢賢治の作品をしらなくても春の心地よさと春の喜びは誰でも共通にあるものです。それをテーマにした協奏曲

や楽曲は多くあり、絵画でも同様です。

 

それは春の光として誰もが感じ目に見えない光を感じているのです。

 

それをこの珈琲で感じていただけたら幸いです。

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