金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「西郷どん」#11

2018-03-18 20:45:09 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#11

わたしの見落としなら大変申し訳ないのだが……

どうして西郷は、数ある食事の献立の中で
毒が入ってるのが魚の切り身ってわかったの??


毒殺のスタンダードは知らんが、
毒を混ぜやすいのは汁物じゃないかね?
それなのに、なぜ切り身だけをピンポイントで
左内のところに持っていったの??
「左内や慶喜と話を共有するためには、
持ち運びできるメニューじゃないとダメ」
という展開上の必要性を主人公は悟ったの??

またもやロシアンルーレット的展開が来るとは。
由羅の食べた菓子は彼女が選んだものなんだから、
由羅が菓子を食べたからといって、
菓子に毒が入ってないということには
ならないと思うんだけど。
毒入り菓子を避けられるわけだし。

証拠もないのに前藩主のところへ
「お前らが毒盛ったんだろ!」
と言いに行く主人公の無謀さ、
お由羅のチープな高笑い、
最後の足蹴からの肩抱きというBLっぽい絵面……
つっこみどころ満載の45分だった。

【その他】

・正助、久光との間にフラグを立てる
・人質に取られた左内弱い(笑)
・「ひー様」という呼び方、いまだに笑える
・斉彬毒殺に尺を使いすぎなんじゃないだろうか
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大河ドラマ「西郷どん」#10

2018-03-11 20:29:54 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#10

相変わらず入り込めないままに見ている……。
感想は書くことがあるときだけ書こう。

前回、井伊直弼の登場に直虎クラスタが盛り上がっていたが、
このドラマでは、直弼は通り一遍の悪役として
書かれるんじゃないかな~。
「とにかくわかりやすく、ライトに!」を
目指した脚本という印象なので、
複雑な人物像の描写は期待できなさそう。

登場人物がやたらと西郷を「おもしろい」とヨイショするが、
おもしろいか~??
いまだに疑問だよ。

今回は、

・斉彬からの指令で、ひー様こと一橋慶喜の追っかけになる
・ひー様追っかけの途中、橋本左内と接触
・篤姫失踪
・篤姫、将軍に輿入れが決定
・幾島のスパルタ指導、春画も見せちゃうよ!
・家定のヤバさ

と盛りだくさんな回。
今日の感想は
「橋本左内はただのアホなのでは??」
しかないよ。
幾島は結構好きになれそう。
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大河ドラマ「西郷どん」#8

2018-02-25 20:37:08 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#8

斉彬にしたがって江戸へ行けることになったものの、
江戸行きの費用を用立てることができない吉之助。
妻のすがに反対されたのもあって辞退も考慮しはじめる。

「いつ帰って来るかわからない夫を貧乏所帯で待つのはイヤ!」
「夫婦の問題に口出すな!」
「あなたと夫婦にはなったが子守りになったつもりはない」

すがさん、きっぱりさっぱり嫁の本音炸裂で爽快(笑)


すがは離縁を願い出て、手切れ金を渡して実家へ帰ることに。
まあ、実は本音ではなく、こうして困窮する西郷家から出ていくという形で
負担を減らそうとしているのだ……という美談。
いい話風にしようとしないで、とことん「空気読まない嫁」にして
ほしかったわ。
このドラマで唯一好きになれそうなキャラクターだったので
今回で退場は残念。

相変わらずの主人公ヨイショとホームドラマ感にうんざりして、
途中で流し見になってしまったが、
ちゃんと見なくても話が理解できるのはライトに見たい人には
いいかもね。
わたしは脱落しそうだけども。
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大河ドラマ「西郷どん」#7

2018-02-18 20:44:34 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#7

最後の5分は泣いてしまったんだけども、
何というか、この最後の5分だけを切り取って見せられても
泣いたと思うんだよね。
「母子」と「死」の組み合わせだもん。
それだけで涙は約束されたようなものでしょう。

今日のトピックスは、

・吉之助、結婚
・不愛想で無口な嫁、不器用なだけでなく空気読めないタイプ
・祖父の死の後、母に死亡フラグ……と見せかけて、それより先に父が突然死ぬサプライズ

といったところ。
斉彬が於一を養女に迎えて江戸に嫁入りさせようとしたり、
メリケンの軍艦が日本へ向かっていたりと
大河ドラマ要素もほんのちょっぴりあったけど、
基本的にはホームドラマ。

すでに7話めなのに、これまでの積み重ねに
意味はあったのだろうか……と首をかしげるほど
初見さんに優しいつくり。
見ていてイライラするほどひどいドラマではなく、
ただ陳腐なだけ(初夜のくだりとか)で
一回一回はそれなりにまとまっているので評価に困る。
正助が「吉之助さぁ!」と呼ぶのだけが可愛い。

松坂慶子は好きなんだけど、正直なところ、
ミスキャストだったと思う。
ふくよかなうえに色白できれいすぎて
「貧乏」という設定にあってない。
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大河ドラマ「西郷どん」#6

2018-02-11 20:48:08 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#6

会食のため15分遅れで視聴したので、
西郷がどうして牢から出てきたのかはわからず。
(そもそもなんで牢に入れられたのか、説明はされたのかな?)
ジョン万次郎と意志の疎通を図るため、
正助が駆り出されたあたりから見た。
途中から見ても、物語の理解にほとんど支障ないのが
いいのか悪いのか……という感じだけど。

斉彬が「西郷、不思議な男だ」(セリフはうろ覚え)と
つぶやくシーンでは、
「出たよ、ダメ大河の定番、主人公ヨイショ……」
とうんざりしたのだが、
褒美に望むものを訊かれて、
正助の謹慎とその父の流罪の赦免を願い出たのには
ちょっと心動かされちゃった。

そして序盤を見ていないので事情はよくわからんのだが、
外出を禁じられている糸。
そこへやってきた西郷の妹と使用人、そして正助に
発破をかけられ、西郷に想いを告げようと走る。
しかし、間の悪いことに
西郷父から西郷の縁談の話を聞かされてしまうのだった。
「海老原様へ嫁ぎます。あなたが好きでした」
と西郷にはっきり告げて、その上でよそへ嫁にいくのは
潔くてよかったね。
男の趣味は理解できないが、好感度アップしましたよ糸ちゃん。

相変わらず惹きつけられるフックが見つからないまま
第6話まで見ているのだが、
見なくなった大河はたいていいつも3話くらいで
脱落しているので、ここまで見続けてるってことは
多少なりとも面白いってことなのかなあ……??
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大河ドラマ「西郷どん」#5

2018-02-04 20:45:51 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#5

「俺とも相撲しようぜ!」
と言い出した殿様とマジで相撲取って
勝ったら牢に入れられる、お約束の理不尽。

********

西郷が待ちに待ったスーパーヒーロー斉彬様の藩主就任。
しかし、3年は父の政策を変えないとする斉彬の方針に、
父の赦免を期待していた正助はしょぼーん。
しかも、糸に縁談が持ち上がったうえ、
脈があるかと思いきや、糸の想い人は西郷という
踏んだり蹴ったりな正助が憐れ。

西郷の何がいいのかさっぱりわからないので
勝手なことを言うが、糸ちゃんよー、
海老原、イケメンじゃん!
しかも、自分が怪我してるのに、
対戦相手の西郷に「情けは無用!」と言い切る矜持、
いいやつじゃん!

周囲の恋愛感情にさっぱり気付かない西郷が、
糸の縁談を知って、本気で
「めでたい!」
「何で祝ってやらん!!」
とか言ってるのは面白かった。

斉彬の方針に、目をきらきらさせている久光も可愛い。
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大河ドラマ「西郷どん」#4

2018-01-28 20:46:29 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#4

ロシアンルーレット(笑)(笑)(笑)

将軍から茶器が下される=隠居勧告、というのは
知らなかったのでへえ~って感じ。
鹿賀丈史と渡辺謙の対決は緊迫感もあり
おもしろかったけど、何というか、
斉興=息子を嫌い藩主の座にしがみつく自己中心的な悪、
斉彬=賢く民を思う希望の星、
みたいなわかりやすい図式に落とし込もうとしているために、
なんだかいろいろと薄っぺらくなってしまっているなあ。
紀行では少し触れられていたけど、
傾いた財政を立て直した調所の活躍とか、
久光派が斉彬を藩主にしたがらない理由とか、
大幅に割愛されてる。
前回の終わりがけに畳みかけるように説明されたお由羅騒動も、
結局好き嫌いとか私欲だけの出来事になっちゃってるんだよね。


主人公が師事してきた赤山先生が切腹を命じられて、
父が介錯を務める羽目になったり、
一連の騒動のあおりを食って大久保父(平田満さん)が
島流しにあったり、ドラマチックなイベントが発生しているはずなのに、
あまり心が動かなかった。
これ、完全にエピソード不足だと思う。
お由羅騒動の描き方は簡略化されすぎだし、
赤山先生と弟子たちの絆とか、
西郷父と大久保父の幼馴染感とか、
もう少しエピソードを重ねていたら感慨深くなっただろうに。
(でも「喜界島にハブはおらん!!」は面白かった)

わたしが複雑な人物描写とか、エピソードの積み重ねによる
伏線回収が好きなせいか、どうも入り込めない脚本だ。
昨年の直虎も、面白くなるまでが長かったけど、
わりと序盤から登場人物やその関係性がフックとして機能していた。
今のところ、西郷どんにはそれもないんだよなー。
「斉彬さまが藩主になればなんとかなる!」
と盲信している主人公に、
「現実はそんなに甘くないんだよ!!」
と失望してほしい……とゆがんだ願望を抱いてしまうのだが、
この脚本だとそんなことにはならなさそう。
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大河ドラマ「西郷どん」#3

2018-01-21 20:00:01 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#3

父親の悪政をただすべく、斉彬は老中に
薩摩の密貿易をチクったが、
結果として申し開きにやってきた調所を
自害に追い込んでしまう。
怒った父は斉彬派を一掃、
赤山も自害を申し付けられる。

……ということで、主人公が関わっていないパートは
面白かったよ。
悪役として登場しながらも、主君に累が及ばぬよう
一切の責めを負って死んでいった調所の貫禄は
さすがといったところ。
お由羅騒動に発展し、大河ドラマっぽい緊迫感も出てきた。


登場人物が「善」と「悪」にはっきり分かれていて、
主人公が「正しいこと」しか言わないの、
陳腐だなあ……と思っちゃうんだけど、
そう思うのはある程度ストーリーの消費に慣れてる人間だけなのかな。
一般的には、これくらい単純でわかりやすいほうが
受けがいいのかもね。

正義感に駆られて、できもしない約束を繰り返す主人公には
相変わらずイラッとさせられる。
しかし、これはもう家庭環境の問題だな。
百両借りて気が大きくなって大盤振る舞いしちゃう西郷家の行動が、
借金を重ねていく人の行動パターンそのもの。
借金体質と、「できもしないことを安請け合いする」のって、
見積の甘さという点で根が同じだと思う。

そして、前回から思っていたが、主人公も赤山も
斉彬を神格化しすぎだよね。
あっという間にすべてを解決してくれる
スーパーヒーローか何かだと思ってる。
予告見て、
「ほんとやめて、過剰な期待は……」
と胸が痛い。
その神格化の危うさをきちんとドラマとして描いてくれるのか、
ちょっと心配してる。
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大河ドラマ「西郷どん」#2

2018-01-14 21:06:20 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#2

直虎ファンのみなさん、
もちろん「隠し田」に反応しましたね?

今年の主人公は百姓の不正にショックを受けていたが、
昨年の主人公サイドは不正する側。
隠蔽工作を試みたあげく、バレそうになると
事務担当に罪をおっかぶせようとしていた(笑)。

主人公が世間知らずで青臭く、
そのうえ力もないとなると、
見ていて本当にストレスたまるわ……。
「家族の生活を背負う身で、
 他人になけなしの金をくれてやるな」
とか
「ここで身銭を切って一次的に娘ひとり守ったところで、
 いったい何になるんだ」
とか思ってしまうのは自分が歳だからだろうか……。
主人公に感情移入できず参った。
しかし、こういう「正しい」主人公のほうが
全体としての受けはいいんだろうな~。
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大河ドラマ「西郷どん」#1

2018-01-07 21:09:42 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
大河ドラマ「西郷どん」#1

原作、林真理子なのかー。

大河ドラマの1話めとしては、可もなく不可もなく、といったところ。
主人公も、ヒロインも、
今のところは大河のテンプレート内に収まってる感じ。
子役パートは、登場人物紹介と状況説明に終始することが多いからなー。
1話めから面白かった真田丸は、青年期から始まってたし、
ドハマりした清盛も直虎も、序盤は結構退屈だったので
楽しめるかどうかは、まだ判断できないな。

1話めは、ひたすらに「斉彬さま格好いい!!」を演出する回だった。
マントにゴーグル、爆発、と何やら特撮めいた雰囲気で登場し、
度量の大きさを見せつける。
しかし、こっそり江戸から薩摩に帰って来ても父親にまるで歓迎されず、
どうやら家庭内不和が起こっているらしい……ということも匂わされ、
そのキャラ立ちと物語性で完全に主人公を食ってしまっていた。

藩士内にある階級差のために主人公が一生残る障碍を負わされ、
武士なのに刀を扱えなくなり、
そのうえ犯人はおとがめなしで終わる……という重い展開が、
「これからの時代に求められるのは刀ではない」
という思考の転換で救われるのは良かったけど。

とりあえず5話くらいまでは見てみよう。




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