NHK大河「軍師官兵衛」レビュー〈５〉

清盛みたいに化けるかもしれないと思って見続けているわけだが……
いまいち入り込めないんだなあ。
秀吉が「みんな戦が悪いんじゃあ」とか
「この乱世を終わらせる！」とか言ったりして、
いかにもセリフを言わされてるという感じで白々しいんだよね。
信長＆秀吉パートの存在意義がいまいちわからないうえ、
わざわざ描いているのにキャラが立ってないのが厳しい。

主人公の周辺も、シナリオ通りにとりあえず話を進めているだけという印象。
今日も側近が死ぬというドラマチックな話だったはずなのに
ちーっとも心が動かなかった
今のところ、岡田くんのイケメンぶりだけが救い。
そろそろ脱落かもしれない……

NHK大河「軍師官兵衛」レビュー〈２〉

ストーリーにはまだちっとものめりこめないんだけど、
甘酸っぱい初恋と失恋の描写はよかったなあ。
互いに意識してる男女が雨に濡れて小屋で雨宿り→いいムードとか、
ベタだけどにやにやしちゃうね。
そして、「好きな女を離すな」と言われて、
彼女のところに行ったら、別の人との結婚が決まりましたとか……
お互いに何も言わずに並んで川面を見てる場面は切ない。
来週は鬱展開になりそう。

【その他】
・近習仲間「おぬしだけがよそ者だ」
　ストレートだな、お前……。
　イケメンで機転もきくうえ、主人公補正もかかっている官兵衛に
　からみ続ける、その根性は評価する。

・高岡早紀だというだけで、イケメンの官兵衛が目をつけられて
　誘惑されるんじゃないかとハラハラ。

・相変わらずステレオタイプな信長。
　あの回想をわざわざ入れてきた意味がようわからんな。

NHK大河「軍師官兵衛」レビュー〈１〉

黒田官兵衛にはあまり興味がなかったので食指が動かず、
ほとんど前情報なしで見始めたのだけど、
岡田くんのイケメンぶりにはそれだけで価値がある。
しばらくはイケメンを鑑賞することにしよう。

第１話は定番の時代背景＆登場人物紹介のためのストーリー展開で
可もなく不可もなくかな？
このまま盛り上がらず終わるんじゃないか……と危惧していたら、
45分経ったあたりでちゃんと一山設定されていたのはよし。
おもしろくなるといいなあ。

・しょぱなからおもらし属性を見せつける主人公。
　厠にいくのを忘れるほど夢中になるって、なにそれ……。
　しばらくおもらしキャラで通すんじゃないかと心配してたが、
　ちゃんと軍師の片鱗も見せていた。
　（最後の方で、いきなりできる子になってたのにはポカーン……）
　そして、石を投げて村を襲った野武士からおたつを救ったときの
　すごいコントロール能力。
　あの投げっぷり、おたつにあたるんじゃないかと思ったよ。

・ちくちくいじめられているパパと、
　いかにも無能そうな小寺政織（鶴ちゃんなのか！）。
　久しぶりに見た柴田恭平はずいぶん歳をとったなあ……。

・信長のキャラ設定はまあいつも通りで、新鮮味なし。
　同じような信長を何度も見てると
　なんか気恥ずかしくなっちゃうね。

・「わたしを万吉さまのおよめにしてください」
　「えっ」「わかった。おたつを嫁にする」
　子役二人が可愛い……

・「母はずーっとあなたを見守っていますから」
　ママが死亡フラグを立てたら、次の場面でもう死んでた。

ＤＶＤ：『境界線上のホライゾン １～６』

ＤＶＤ『境界線上のホライゾン (Horizon on the Middle of Nowhere) 1～6』
★★★★☆

天上に登った人類が再び地上に戻った時代。
荒廃した地球の中で唯一、人類が生活することができる「極東」は
分割統治され、人々は改めて天上へ戻ることを目的として、
「聖譜」にしたがって歴史を再現していた。
そんな中、三河の君主・松平元信は、三河消滅を図り地脈炉を爆発させる。
その責めを負い、元信の娘ホライゾンが自害させられることになり、
航空都市艦「武蔵」のアリアダスト教導院の総長・葵トーリは
仲間たちとともに、幼馴染の彼女を助けるために
ホライゾンが捕らえられている審問艦を目指す。

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原作は電撃文庫。
原作は未読で
「文庫なのにすんごい分厚い」「登場人物が多い」「巨乳」
くらいのイメージしかなかったのだが、
あっというまに原作を消費してしまうアニメで、
13話かけてようやく原作２冊分って、相当なのでは……。
最初の方は情報量の多さについていけず、
ギャグもおもしろく感じられなくて、ついていけない気がしたのだが、
三河消失のあたりからおもしろくなってきた。
あれこれと設定を飲み込まなきゃいけないのだが、
枝葉を全部とっぱらってしまえば、
「好きな女の子に告白するために彼女を助けに行く」
というシンプルなストーリーなのであった。
本多忠勝と鹿角にしびれる。
そして女の子たちもだんだんみんな可愛く思えてくる。
立花夫妻と二代が特に可愛い。

ＤＶＤ：『ゼーガペイン〈１〉～〈９〉』

ＤＶＤ：『ゼーガペイン FILE.01～09』
★★★★★

ＳＦの名作として紹介されていたアニメ。
放送は2006年。

ロボットにもバトルにも興味がないし、
キャラクターデザインは好みじゃないし、
ヒロインのリョーコの声優さんは恐ろしく下手だなあ……
とあまり気乗りしない状態で見始めたのだけど、
第６話から俄然おもしろくなる。

主人公と２人のヒロイン以外の登場人物の掘り下げが足りないとか、
敵方の２人がしょぼいとか、
そもそもロボットバトルである必要はあるの？とか、
ケチをつけるところはいっぱいあるのだけど、
そんなあれこれを吹き飛ばすおもしろさであった。
終末感漂うＳＦの世界と青春ものの甘酸っぱさが両立しているし、
30分の枠の中でちゃんと次回への引きをつくって
続きが気になる展開にしている。
伏線の張り方とか、情報の出し方に注意してもう一度見たら
さらにおもしろいかも。

主人公のキョウはお約束の熱血キャラなんだけど、
インテリでもあるところがちょっと新鮮で、
高校生のかわいらしさとかっこよさを兼ね備えたキャラクター。
三角関係になっても、大事なのはリョーコ、というスタンスが
ぶれなかった点が良いね。
そしてキョウをめぐるヒロイン２人は、互いの存在を気にしながらも
ガチンコバトルにはならず、それぞれに事情を抱えているために
お互いに遠慮がちであるのがなんだか切ない。
リョーコを選んだのは順当な結果だと思うし、
キョウとリョーコの組み合わせは可愛くて好きなんだけど、
シズノ先輩の愛にも泣かされちゃうのであった。

しかし、高校生が「司令」「副司令」なのは茶番っぽくて
いただけなかったなあ。
他の艦には大人がちゃんといたと思うんだけど。
シマが出てくるたびに「子どもがなにかっこつけてんだ」と
苦笑してしまうのは、わたしが歳くったせいだろうか……。

ＮＨＫ大河「八重の桜」レビュー３

今回のメインは、江戸で学んだことを会津で活かそうとするも、
ままならない現実に苛立つ覚馬。
キャラクターが掘り下げられて、
ちょっとおもしろくなってきた？
……が、もう来週は見ないかもしれない。
与七郎、八重のこと気になってるんだろニヤニヤ、
みたいなロマンス成分もあり、
会津弁にはときめくし、幸薄そうな容保も良い。
欠点は見当たらないし、好きな要素もあるんだけど、
強く引きつけられるところもないのであった。

【その他いろいろ】

・今日のサービスショット→隠れマッチョな覚馬の筋肉！！
「脱いだらすごい」男だった。

・頭上からヒロインが登場するお約束な出会い

・やはり照姫の容保ラブは確定なのか

ＮＨＫ大河「八重の桜」レビュー２

いまいち入り込めず、前半は完全に流し見だったのだが……

稲森いずみ＠照姫の美しさにテンションあがった！

『義経』での常盤役、『瑤泉院の陰謀』での瑤泉院役でも
思っていたのだが、時代物がとっても似合うと思うの。
儚げでしっとりしたムードが漂ってるわ～。
容保との間に恋を感じ取ったのはわたしの気のせいか？
あんな美しい血のつながらない姉がいたら
落ちつかないよね！
正直、かなり脱落に傾いていたのだが、
照姫さまのためにもう少し頑張る。

【その他いろいろ】

・未来の夫登場のためのシーンとはいえ、
　あれほど豚騒動に尺を取った理由がわからない
・糸車……教科書に載ってた「たぬきの糸車」を思い出して
　もんのすごくなつかしくなった。

ＮＨＫ大河「八重の桜」レビュー１

初回放送をすっかり忘れていて、本日再放送を視聴。
初回は会津藩と世相の説明といった感じ。
前半では脱落しそうな気がしたのだけど、
後半、幕末の、世の中が動き出しそうな雰囲気はよかった。
「清盛」の反省から映像美を目指した、みたいなニュースを
目にしたけど……それほど身分の高くない武士の生活のはずなのに
住んでいる場所（周辺も含めて）も身なりも
きれいすぎるのが気になった。

【感想あれこれ】
・冒頭のスナイパーはるか。
・ハチマキしてるちび八重ちゃん、泣きべそのちび八重ちゃん。
　可愛い。見目のよい子どもが出てくるとそれだけで評価が甘くなるね。
・せっせと銃の絵を描くちび八重……ガンマニアになりそうだ。
・時尾って斎藤一の奥さん……だよね？
・西島秀俊には色気がある。年の離れた兄妹という設定にときめく。
・あ、吉田松陰だったのか。

ドラマ：『陽はまた昇る』

ドラマ『陽はまた昇る』
★★★☆☆

DVDにて。
ドラマの存在自体を知らなかったのだけど、
これ、結構最近やってたやつなのね……

全９話なので、仕方ないと言えば仕方ないのだけど、
あれこれ詰め込みすぎて中途半端になっちゃったという印象。
（いちばんの疑問は、「YOUは登場する必要があったのか？」）
遠野と奈津美と安西の関係というのも新鮮でおもしろかったし、
ドラマ性があって盛り上がるところなんだけど、
警察学校のエピソードとうまくリンクしていない気がした。
生徒数人にスポットライトをあてていくのかと思いきや、
微妙にほかの生徒も描きながら、でも結局、
三浦春馬が出ずっぱり、という感じ。
初期の段階で宮田の人物像に関する情報が全部出つくしたせいか、
続けて見ているともういいよという気分になる。

池松壮亮演じる、ノリの悪い生真面目な優等生が可愛い。
そして凶悪犯とはほど遠い外見の安西（井浦新）がいい。
奈津美を大事に思っていて、繊細なところもあり、
でも警官や遠野に対する憎悪を抑えきれずに爆発してしまう
複雑なキャラクター。

ＤＶＤ：『DARKER THAN BLACK-流星の双子-〈１〉～〈8〉』

DVD：『DARKER THAN BLACK-流星の双子- 1～8』
★★★★☆

「２期はよくない」と聞いてたので、期待せずに見る。
魔法少女の変身シーンみたいな演出とか、
いきなり壮大すぎる唐突な最終回にはポカーン……だったけど、
「黒の契約者」の続きと思わなければ十分おもしろい。

１期のイケメンぶりはあとかたもなく、
ロン毛のアル中ヒゲ親父として登場した黒〈ヘイ〉。
新ヒロインの蘇芳は、まだ中学生だというのに
将来ＤＶ男にひっかかる要素満点。
蘇芳＆ジュライのちびっこ２人組が手をつないでるのが可愛い。

偶数巻には外伝４話を収録。
ちょっとロリータな銀〈イン〉と、
１期後半の銀と黒の間の雰囲気が好きだったので、
外伝にはあんまりときめかなかったけど、
チャイナ服とショートパンツは可愛い。