アニメ『ビックリマン』♯1~12
いとこにもらったDVDを処分するため、
20年ぶり?くらいに再視聴。
小学生のとき、シールも集めていたし、アニメも毎週見ていた。
そういえば、初期のころは1回15分で
「メイプルタウン物語」との二本立てだったんだよな~と懐かしい。
DVD1枚目は、魯神フッド・ピーター神子登場回まで。
最初は1エピソード使って1人の仲間を獲得していたのに、
単調になるのを防ぐためか、第11・12話で一気に3人登場して
緩急つけている。
大人になった今見てみると、
子ども向けのわりに、結構難しい言葉を使ってる。
でも小学生だった私もビックリマンでかなり漢字を覚えたから、
子どもの興味を強烈に惹くコンテンツって、
学習意欲を高めることにもつながってるんだろうな。
『鬼滅の刃』で漢字覚えた子多いっていうし。
キャラクターの元ネタとか「対立する概念」なんかも
これで知識としてインプットされた気がする
(小学生に、「ロビン・フッド」との抱き合わせで
「魯迅」を受け入れる下地をうっすらすり込んでるの、すごいと思う)
今見ると、
「次界に行ったらどうなるのか、問題がどう解決するかもわかってないのに、
えらく素直にみんな『次界に行く』って目標を受けて入れてるな」
とか、
「弱くてまったく役に立ってない聖フェニックスが
『高貴なお方』として、ナチュラルに『様』付けされてる……
そういやこの世界、階級社会だったな」
とか、
「敵方の攻撃に対して第8話まで『様子を見よう』を継続してるの、
ダメな指導者じゃん!!」
とか、当時はまったく気にならなかったことが気になる。
女の子の描き方には時代を感じるところがあって、
ヴィーナス白雪ちゃんはマジで「王をダメにする若い愛人」ポジションで、
十字架天使は可愛い(し、セクシーだ)けど、
基本的に足手まといのぶりっこである。
子ども心にも、この2人に反発を覚えていたのだけども、
今見ると、ナチュラルにこういう振る舞いができるのが、
「可愛い女の子」なんだよ……!