金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「真田丸」#39

2017-10-27 20:20:12 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#39

馨ママ、ナレ死。
借金に困窮する信繁たちは、
信之の送ってきた蕎麦を使ってそばがきを作って売り、
生活を立て直そうとする。

きりと信繁の関係を気にする春は、
またもや障子に穴をあけまくってて怖い。
10年以上同じメンバーで生活してれば
関係も膠着するよね。
そこへ突然、エキゾチックな商人となった
秀次の娘・たかが登場。
共通の敵が現れたせいか、春ときりは和解し、
たかの持ち込んだ異国の紐にヒントを得て、
信繁は百姓たちを使い、「真田紐」を売り込もうとする。

なぜか直接子育てをすることを避けている様子の信繁は、
自信を持てない息子・大助とちょっとだけ打ち解ける
……とホームドラマっぽい回であった。

佐助が信之の悪口を言いまくっているのだが、
「信繁ってそんなに面白い男か?」
という疑問がわたしにはずっとつきまとっているので、
その気持ちがよくわからんな……。

ラスト、宇喜多家の元・家臣が信繁を迎えに来て
不穏な展開がほのめかされたところで終了。

個人的には、小野於通が出てきたのがうれしい。


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大河ドラマ「真田丸」#38-2

2017-10-27 19:38:41 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#38-2

感想を見てすぐに書いていないうえ、続けて数話見ていたため、
第37-39話あたりは、どのエピソードが
どの回に収録されていたのかあやふや……。
第39話のつもりで書いてたこの感想は
どうやら第38話っぽい。

信繁の妻である春に向かって、
「大丈夫よ~。あなたもお梅ちゃんも
 私みたいに垢抜けてないでしょ?
 源次郎さまはそういうタイプが好きだから!」
みたいなことを平気で言うきりの、ずうずうしさに笑った。
ぶれないね……。
そして、
「あの人(きり)はどうでもいいんです。
 私、負ける気がしないから!」
と言って、障子に穴をあけまくる春の異常行動と
娘に前妻の名前をつけようとするヤンデレぶりにも参った。
まあ、ここは動きのない蟄居期間の小イベントという感じ。
佐助はきりのことがすきなの??

信之が正信経由で何度嘆願書を送っても、
決して昌幸を赦免しない家康。
立派に成長した秀頼の姿を見せれば
家康も豊臣に重きを置くと考えた加藤清正は
秀頼と家康の対面の場を設けるが、
結果は逆効果で、立派になった秀頼に危機感を抱いた家康は、
豊臣をつぶすことを決意する。
なぜ清正が秀頼の側近になってるの?? と思ったら、
三成から頼まれていたとのこと。
清正はあっさりと暗殺でナレ死した……。

昌幸パパ、書き記した合戦の奥義書と
考え続けていたという打倒家康の策を信繁に託し、
ついに死す。
この無念を信繁が晴らすという展開になるのだろうけども、
物語序盤の生き生きとしたパパの印象が強いだけに
やるせないね。
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大河ドラマ「真田丸」#41

2017-10-27 08:46:33 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#41

家康が信繁の名前を忘れているのは、
関ケ原から14年も経っているせいもあるけど、
家康自身が老いているということも
表しているんだろうな。
本人に力がなくても「安房守の息子」というだけで
豊臣方に力を与えてしまうと、
家康は幸村の大阪方への合流を警戒する。

信之は手のしびれに悩まされ、体調も思わしくない様子。
一か月ちがいで生まれた男の子ふたりのうち、
どちらを嫡男にしようかと迷っている。
稲の息子・信政は剣術に優れ、
おこうの息子・信吉は剣術が苦手で書が好き。
意外なことに正妻たる稲は、兄に無礼な態度をとるわが子を叱り、
嫡男には信吉を推す。
おこうも信吉にけがをさせた信政の方を気遣い、
妻二人は互いに支え合っている様子。
結果として信吉を嫡男に定めるのだけれども、
「信吉が後を継げば信政はそれを支えられるが、
 逆はできない」
という理由がね……
本人が知ったらますます自信をなくすんじゃないだろうか……。

見張り役の増えた浅野家の目を欺くため、
幸村は村人たちとの宴を催し、そのにぎわいにまぎれて
家族で村を脱出する。
途中でばれるきっかけになったのに、なぜ酒ではなく
米のとぎ汁をまぜていたのか謎……。
そして佐助が応戦した伊賀者の、まったく強くなさそうな感じは
いったいなんだろう……。
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大河ドラマ「真田丸」#38

2017-10-26 09:04:10 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#38

戦後処理の回(その2)。

トピックとしては以下の通り。

・関ケ原で裏切った小早川秀秋はノイローゼ、
 二年後に謎の死
・大谷と三成の死に際レポート
・昌幸・信繁と馨の別離
・昌幸・信繁は高野山へ

関ケ原のあらすじみたいな説明があると思ったのだが、
再現ドラマすらなくてちょっと驚き。
まあ、真田家関わってないから、不満はないんだけどね。
大谷の「治部、楽しかったぞ」で
ちょっとうるっときちゃった。
本当にこの人だけが三成の友だったんだね……
いや、清正もたぶん三成に友情は感じてたと思うけど、
衝突は多かったし、家の命運をかけてまで
助けるような関係ではなかったんでしょう。

身内にカウントしていないあたり、
寧はやっぱり、秀頼を秀吉の子だとは思っていないんだな。
予告でちらっとでてきたけど、
落首の回で不自然にスルーされていた
「本当に秀吉の子なのか」問題は
次回から噴出してくるのかな?

結局、きりは高野山までついてきた模様。
個人的に、信繁にそこまで魅力を感じていないので
「なぜそこまで??」という疑問が先に立つ。
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大河ドラマ「真田丸」#37

2017-10-26 08:18:36 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#37

戦後処理の回(その1)。

上田を守ったのに、関ケ原で三成が惨敗したことにより、
昌幸・信繁は徳川に降伏しなければならないことに。
各地で大名や国衆たちが小競り合いを繰り返し、
しのぎを削っていた時代はもはや終わり、
大きな勢力のどちらにつくかで
勝敗が決まってしまう時代へ変わってしまったのだった。

以前だったら自らの力で窮地を脱することもできたのに、
状況を変える場に自分はもう参加できないのだと
息子に諭されるパパがつらい……。
同じように声もまともに出せないのに
夢と可能性を捨てきれない出浦さまもせつない。

家康のもとに父と弟の命乞いに向かった信幸は、
舅の後押しで助命は約束されるが、
領地は没収の上、昌幸と信繁は高野山に流罪に。
信之は、父との縁を切り、名前の「幸」の字を捨てることを
家康から命じられる。
まあ、確かに信幸は目の覚めるような活躍はしてないし、
助命嘆願も忠勝の力って感じだが、
「この役立たずが!!」
ってパパに罵られるのは、
さすがにかわいそうすぎやしませんかね?
信幸の策のおかげで真田家と領地は残ったんだから。
信幸は「信之」と名乗ることに。

戦に出る一切の機会を奪うという家康の対応は
確かに最も効果的な復讐ね。
パパとしては、どうせなら、自らの活躍できる時代の最後に
華々しく戦って死にたかっただろうし。
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大河ドラマ「真田丸」#36

2017-10-25 22:46:14 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#36

三成たちの挙兵を知った家康は、
上杉攻めを中断し、大阪へ取って返すことに。

上田攻めの先鋒を申し付けられた信幸は、
信繁からの提案で、一芝居打ち、
真田の戦力の消耗を避けることに成功する。

前回、家康から本多正信をつけられて
「やる気になってたのに、萎えた!」
とむくれていた秀忠だが、
あなた、正信いなかったらホントに何もできないじゃん……。
昌幸パパからの
「これを守ってくれるなら降伏してもいいよ」
というずうずうしい要求に、
怒ってよいのかどうかも判断がつかない。
正信も、秀忠を貶めることがない代わりに
ヨイショもしない。
昌幸vs正信の知略バトルは楽しかった。

秀忠は急遽、上田攻めをやめて関ヶ原の合戦のために
呼び戻されるが、合戦シーンがほとんどなく、

・合戦が終わったこと
・大谷討ち死に
・三成行方不明

の3点が佐助からもたらされたニュースという形だけで
終わったことにびっくりだよ。
次回、回想として合戦シーンが出て来るのだろうか。
個人的には、お金もかかるし、
合戦シーン自体にそれほど価値を見出せないので、
あらすじ説明だけでもいいんだけどね。
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大河ドラマ「真田丸」#35

2017-10-25 21:45:03 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#35

病状の悪化する大谷のもとへ
力を貸してほしいと頼みに来た三成が、
大谷の友情に涙してるのにキューン
このドラマの三成はアスペルガーの気があると思うのだが、
唯一の友人である大谷の意図はちゃんとくみ取ってるのよね。
そして、大谷に対しては素直。
息も絶え絶えといった様子で、大谷が
「わしがおぬしを勝たせてみせる」
と言ったの、結果がわかってても胸が震えますな。

三成たちの挙兵を知った昌幸パパは、
最初はどちらにもつかずして
武田の旧領を奪い返すことに執着するのだが、
信繁には「夢物語」だと一蹴され、
信幸にも「こういうこと(くじ引きで決める)はもうよしましょう」と
たしなめられる始末。
結果として、信幸の
「自分は徳川に、父と弟は豊臣について、どちらに転んでも真田家を守る」
という策が採用される。
お兄ちゃん、よかったね……。
やたらとヨイショされる信繁にコンプレックスを感じていた信幸、
同じ長子としては肩入れしてしまうのよ。

きりは相変わらずであった……。
春との「真田家の嫁ポジション」争いがずうずうしい……。
きりをキリシタンたちや細川玉にからませたのは、
時代背景の説明以外、特に意義がなかったような気がする。
夫から
「人質になるくらいなら屋敷に火をかけて自害せよ」
と言われていた玉は、その通り、家臣の手にかかって絶命。
これ、見てたときは何とも思わなかったんだけど、
次の第36回を見たときに、「夫」が、
あの腹立たしい顔つきの細川忠興だということを思い出し、
猛然と怒りがわいてきた。

ぬぼーっとした顔の秀忠、
星野源だということに今頃気づいた……。

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大河ドラマ「真田丸」#34

2017-10-24 12:30:51 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#34

緊迫した展開の後に、突然差しはさまれる
春の痛いエピソード。
信繁の後妻になる前、三成から筆を贈られただけで
「私たちは想い合っています! 別れてください!」
と三成の妻に迫っていたとのこと。
勘違いだと三成に諭されて
「嫌~! うわーん!!」
って泣き叫ぶ。
いくつの設定なのかわからないけど、
「思い込みが激しい」で済まないのでは……。
このキャラ設定、いつか活かされるのかしら。

前田利家のとりなしにより、三成は謹慎で済んだが、
加藤清正・福島正則らアンチ三成派は
利家の死によって留める者を失い、
三成襲撃を企てる。
信幸は、本当に堂々とふるまえるようになったね。

三成がいる限り騒動は収まらないということなのか、
三成は家康によって蟄居を命じられ、
清正を呼んで何事かを伝える。
その後、上杉に謀反の疑いが生じ、
直江の書状に挑発された家康は
大軍を率いて会津へ向かう。
家康のいなくなったすきに、
三成が再び姿を見せるのだった。

景勝がちゃんと言ったことを実践している……!
という驚きの展開であった。
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大河ドラマ「真田丸」#33

2017-10-23 21:50:40 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#33

三成は家康襲撃を企てる。
大谷から「徳川とおぬしの戦に持ち込むな」、
あくまでも豊臣vs徳川にしなければならない、
と言われていた三成だったが、
スパイから情報を入手した家康が大名たちに
自らの屋敷の警護をさせてしまったために、
個人的な対立の図式が明白になってしまう。

上杉に助力を頼みに行った信繁は
直江から
「できぬ約束をさせて、主君の苦しむ姿を見たくない」
と取次を断られ、
どちらにつくか迷っていた加藤清正と福島正則は
寧に言われて徳川につく。
毛利の懐柔を三成から任されてたのに
何もしない小早川秀秋を、寧が
「この子はあまり難しいことを考えるのは得意じゃない」
と三成に言ってかばうのだが、
「この子は頭が悪い」
と言っているのも同じで、いたたまれない。

親友の大谷まで徳川についてしまった三成の孤独に
涙が出そう
やり方もまずいんだけど、
「何をするかより、誰がするか」
が問題だということがわかっていないのよね……。
いくら忠義から出たことでも、人望がないと
人は同調してくれないよ……。
こんなに慰めたくなる三成がかつていただろうか……

信繁は三成を思いとどまらせるために
父昌幸に徳川の警護に行ってほしいと頼む。
自ら刺客を放って家康を殺そうとしたのに
知らんぷりして警護の陣頭指揮をとるパパの
堂々たる様子。
発言のたびに伊達政宗たちが名乗りを上げ続ける
ギャグ要素も挟みつつ。

結果としては、後へ引けなくなった三成を
信繁が止めているところへ、
景勝が直江を伴って登場、
「徳川内府はわしが倒す」
「大戦をしかけるのだ」
と言って三成を説き伏せるんだけども、
ああ、このセリフの空虚さよ……!
直江は景勝が本気になったと言ったが、
「また空手形を出して……」
と見ながら悲しくなっちゃった……。

細川忠興がめちゃくちゃムカつく男だった。
三成より、こいつの方が嫌われると思うんだけど??
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大河ドラマ「真田丸」#32

2017-10-23 15:09:28 | 大河ドラマ「真田丸」
大河ドラマ「真田丸」#32

秀吉死す。
家康は嫡男秀忠を江戸にもどらせ、
本多正信は連日宴を開いて、縁組みを進め、
大名たちを味方に引き込もうとする。

それなら我らも! と三成が開いた飲み会に
人が全然来なくて、胸が痛い……
人望のなさが目に見える形ではっきりと……

朝鮮から引き揚げてきた加藤清正とも、
おたがいに文句はあるが殿下のために頑張ろう!と
言いあったのに、
「お前と飲みたいんだよー!!」
「私は飲みたくないのだ!」
と取っ組み合いに。
三成のこのコミュ力のなさ、
身につまされてつらい。
少なくとも清正は、それなりに友情を感じている様子なのに。
清正もまた徳川と縁組みをすることで取り込まれ、
三成側はあっという間に足場を崩されていく。

遺言を守らない家康を糾弾する場を設定したのに、
家康のほうが一枚も二枚も上手で、
いつの間にか三成が悪者になって孤立してしまう。
「我らにまかせておけ!」
と大見得きった景勝がやっぱり弱くて、
家康に対して
「ごにょごにょ……何でもない!」
になっちゃうの、情けなさを通し越して
だんだんいとおしくなってきてしまった……。
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