金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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65:笹生陽子 『バラ色の怪物』

2006-03-26 11:44:52 | 06 本の感想
笹生陽子『バラ色の怪物』(講談社)
★★★☆☆

貧血で倒れ、眼鏡を割ったことがきっかけで、中学生企業家・三上の
ボディガードを引き受けることになった中学二年生の遠藤。
未知の世界との遭遇によって自分の中の「怪物」に気づくという
いわゆる「14歳モノ」の話ではあるのだけど、
中学生向けにしては核となるテーマがやや観念的で抽象的?
話の展開はあっさりしていて、ちょっと拍子抜けしてしまった。
後味の悪い、すっきりしない感じが、リアルなのかもしれない。

コメント
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