川上弘美『真鶴』 (文藝春秋)
★★★★☆
失踪した夫にとらわれながら、残された娘の百と
母と三人で暮らす京は、“ついてくるもの”にひかれて
真鶴へ行く。
夫の残した「21:00」と「真鶴」という言葉……
夫は果たして真鶴にいるのか?
思春期の娘の変化にとまどい、夫との記憶にとらわれ、
京は足繁く真鶴に通う。
**********************************************
昨晩、寝る前に読み始めてしまい、
頭の中がぐるぐる、ぐらんぐらん。
女の濃い情念を描いた物語なので
『センセイの鞄』ほど一般ウケはしないだろうし、
わたしも『ニシノユキヒコの恋と冒険』のほうが
好きだけれど、これも代表作になりそう。
悲しさと穏やかさがマーブル状に混ざり合ったような
不思議な読後感。インパクト大。
★★★★☆
失踪した夫にとらわれながら、残された娘の百と
母と三人で暮らす京は、“ついてくるもの”にひかれて
真鶴へ行く。
夫の残した「21:00」と「真鶴」という言葉……
夫は果たして真鶴にいるのか?
思春期の娘の変化にとまどい、夫との記憶にとらわれ、
京は足繁く真鶴に通う。
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昨晩、寝る前に読み始めてしまい、
頭の中がぐるぐる、ぐらんぐらん。
女の濃い情念を描いた物語なので
『センセイの鞄』ほど一般ウケはしないだろうし、
わたしも『ニシノユキヒコの恋と冒険』のほうが
好きだけれど、これも代表作になりそう。
悲しさと穏やかさがマーブル状に混ざり合ったような
不思議な読後感。インパクト大。