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★★★☆☆
父から算法を教えられている町娘の千葉あきは、
潅仏会の日、奉納された算額に誤りを見つけ
指摘してしまったことで、武家の少年に絡まれる。
その事件を耳にした久留米藩主は、あきに興味を持ち、
姫君の算法指南役にしようとするが……。
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江戸時代に記された和算書「算法少女」を父とともに書いた
少女あきを主人公にした物語。
そんな書物の存在も、少女の存在も
まったく知らなかったのだけど、
しゃちほこ村の中・高入試で使われていたのを
何度か目にして、読んでみたいなあと思ってたのです。
江戸時代を舞台にした話ながら、
やさしい言葉でわかりやすく書かれているので
普段時代小説を読まない子どもたちにも
抵抗が少ないのではないかと。
小中学生におすすめ!