金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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92:遠藤寛子 『算法少女』

2008-09-22 21:32:16 | 08 本の感想
遠藤寛子『算法少女 』(ちくま学芸文庫)
★★★☆☆

父から算法を教えられている町娘の千葉あきは、
潅仏会の日、奉納された算額に誤りを見つけ
指摘してしまったことで、武家の少年に絡まれる。
その事件を耳にした久留米藩主は、あきに興味を持ち、
姫君の算法指南役にしようとするが……。

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江戸時代に記された和算書「算法少女」を父とともに書いた
少女あきを主人公にした物語。
そんな書物の存在も、少女の存在も
まったく知らなかったのだけど、
しゃちほこ村の中・高入試で使われていたのを
何度か目にして、読んでみたいなあと思ってたのです。
江戸時代を舞台にした話ながら、
やさしい言葉でわかりやすく書かれているので
普段時代小説を読まない子どもたちにも
抵抗が少ないのではないかと。
小中学生におすすめ!
コメント
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